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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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from: ぐら姐さん

2019年11月27日 17時50分30秒

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ルッカに寄り道

ボローニャでカルチョ観戦した翌日は、marassiさんは、ジェノヴァへ移動。私とnasakuraさんは、ルッカに寄り道してからジェノヴァに行きます。旅

ボローニャでカルチョ観戦した翌日は、
marassiさんは、ジェノヴァへ移動。
私とnasakuraさんは、ルッカに寄り道してからジェノヴァに行きます。

旅先からもご報告したように、
ボローニャ駅で8:08発に乗り、プラートで乗り継いでルッカに行くのですが、
乗り継ぎ時間は10分ほど。

私たちの乗る、ボローニャで折り返すその列車が到着したのはなんと8:15。
すぐに発車したって7分遅れなわけですが、それはもちろん無理。
もう間に合わないなあと思いつつ乗車。

それがいくら待っても発車せず
痺れを切らした男性がホームに降りて、すぐ戻ってくると、
ホームの反対側にいる列車が先に出発するとみんなに教えてくれて。
みんなぞろぞろと隣の列車に移動すると、まもなく発車したのでした。

それが8:43のこと。(35分遅れの発車!)
その間アナウンスはゼロ。
今回は遅れより何より、この、Trenitaliaの不親切さに呆れました。
これが初めてではありませんけどね。

乗り継ぎは完全に不可能なので、気を揉むこともなく、
プラートに到着して乗り継ぎの列車の時刻を見ました。
次まではだいぶ時間があるので、お宿に到着時間の変更をお知らせすべく
Wi-fiのあるバールを探しましたが駅の周りには無し。

nasakuraさんが、まちの人を呼び止めては、
wi-fiの使えるバールが無いか何度か聞いてくれて。
だいぶチェントロに近づいた辺りで、若い人が知っていて教えてくれました。
それがなかなか素敵なジェラテリアだったのです。
外観を撮って来ませんでしたが、中の明るい感じはこちら。

美味しいジェラート屋の印、蓋付きです。


ピスタッキオ・サラート(塩味)なんてのもあって。
私は、それとノッチョーラをいただきました。

この後、トリノで食べたものもそうでしたが、
ピスタッキオやノッチョーラなどのナッツ類は、滑らかな中に、
別に粗めにすりつぶしたものを混ぜてつぶつぶ感を残してありました。
トリノのジェラテリアも、今一番評判の店というところのを食べたので、
恐らくそういう感じのが今流行しているのかも。

nasakuraさんは、ブリオッシュに挟んで。

お宿に連絡し(実はこれがちゃんとお宿の人に読まれていなかったのですけど)
ゆっくり休んで駅に戻り、11:28に乗って、14:23に到着しました。

ルッカは、駅から城壁までが近く、お宿は城壁を入ってすぐのところでした。
ところが呼び鈴を鳴らしても、応答がありません。
あらー、せっかくちゃんと連絡したのに。
と、よく見ると小さな紙切れが。
お店の名前が書いてあります。
すぐ近くのジュエリーショップでした。
行ってみると、お昼の休みで16時まで開きません。

nasakuraさんがお宿の人の携帯に電話してみました。
応答なし。
今度は、私がジュエリーショップの携帯に電話てみました。
こちらは応答があって、すぐに来てくれました。
ほんとにそこらで休憩していたみたい。
で、お宿の人に連絡してくれて、しばし待つと主のオジイチャンが来てくれたのでした。
やっとチェックイン。
2階だったのですが、オジイチャン、
「私は足が悪いから、荷物は自分で持って上がってね」とのこと。

nasakuraさんがこのB&Bを探しくてくれたのですが、
予約サイトの写真と実際の部屋の印象が違う!とちょっぴり嘆いていました。
ツインのはずだったのに、ダブルベッドだし。
ベッドの話をしたら、「ツインのリクエストがなかったでしょ」と。
シーツなどのある場所は教えてもらったので自力でツインにしちゃいましたけど。

このオジイチャン、結構商売熱心というか、
お金のことを気にしたり、レンタサイクル(おそらく有料)を勧めてきたり
自分のことだけをこちらに話してきて、
こちらが連絡したことは読みもしないし、訊いたことにも答えてくれないし。
でもあれだけがっちり商売のことを考えていたら、呆けないのでしょうね…。

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from: ぐら姐さん

2019年11月29日 17時58分04秒

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ルッカのドゥオーモは、まちの守護聖人サン・マルティーノに捧げられた聖堂で
6世紀にルッカの司教フレディアーノにより創建され
11世紀再建時に、聖遺物ヴォルト・サントが収められたのだそうです。

ファサードは13世紀初頭、
ピサの洗礼堂の洗礼盤を作ったグイデット・ダ・コモの手によるもので
ピサの大聖堂の影響を受けつつ、ルッカ独特のロマネスク様式の要素が加わったそう。
内部は14世紀にゴシック様式に改装されたとのこと。
中に入りました。

サン・マルティーノ騎馬像は、外と中にありますが、外のはレプリカで
中にあるのが本物なのだそうです。

サン・マルティーノが貧者(=キリスト)にマントを切り与えているシーンなのだそうです。

中は、外のロマネスク彫刻の賑やかさとは違ってひっそり清澄な印象がします。
簡素と言うわけでもないのに、というより天井の装飾や象嵌細工の床など
豪華ではあるのですが、派手派手しくなくて。





Tempietto del Volto Santo 「聖顔」の小さな聖堂
中には「聖顔」と呼ばれる木造のキリスト磔刑像が納められています。
ニコデモ(イエスの十字架降下を手伝い埋葬)がこの像を制作したと言い伝えられているそうです。
聖堂はルッカ出身の彫刻家マッテオ・チヴィターリの手になるもの。


ティントレットの最後の晩餐

右側廊の右側に聖具室があり、
そこにイラリア・デル・カッレットの墓がありました。
15世紀のルッカの領主、パオロ・グイニージの妻だそうです。
ヤコポ・デッラ・クエルチャの作品で、
大理石とは思えない柔らかで滑らかな美しい彫刻でした。



いくつ出なくなった方なのでしょうね。
本当に美しい方だったのでしょう。
足元の犬。

ドゥオーモの内部は、心がとても落ち着く感じで、
ずうっとこの中にいたいと思いました。

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from: ぐら姐さん

2019年11月30日 10時34分14秒

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今日明日は忙しいので、月曜まで多分書き込みができません。
今のうちにルッカの続きを。

ドゥオーモ付属のムゼオにも入りました。

ドゥオーモの中に置かれている聖遺物ヴォルト・サントの
王冠と首飾りが展示されていました。

ドゥオーモの模型。
全体の様子が分かるので、こういうの結構好きです。

あとは、他と同じように司教の衣装や儀式に使う豪華な道具類などがありました。
窓からドゥオーモ周辺を眺めるのもなかなかいい感じ。

教会になくて、ムゼオにあるもの=お手洗い
ここを出てまち散歩をする前に使用して出ました。

ドゥオーモ広場には、土産物の屋台。
オジサン暇そうです。

サン・ジョヴァンニ教会

ずいぶん汚れてはいますが、傷みはなく保存されているようです。


ここでは、午後7時から、毎日コンサートをやっているようで。

一瞬、今夜これを聴きましょうか、という話をしたのですが、
いやいや30€は高い、それにきっと観光客相手のプログラムでしょう、
ということで止めました。

SS.ジョヴァンニ・エ・レパラータ教会にも入ってみました。

フレスコ画が少し残っています。

もう教会の機能を停止して、地下の遺跡を見せているようです。


外に出てまたぶらぶらと散歩。

このお店のルネッタに描かれたシンプルな絵、
城壁に囲まれたまちを端的に表していていいですね。

街角で会って、
(あら~お久しぶり。元気だった?
いやー、このところ仕事が忙しくて…とかなんとか話している感じ)

で、そこらの石段に座り込んで話をするシニョーラ達。

だんだん日が傾いてきました。


そして人出も増えてきました。


甘いものが好きなnasakuraさんが惹かれて覘いたパスティッチェリアにあった
可愛らしいハリネズミ。

床屋さんのクラシックな感じにも惹かれます。


こんなレトロなおもちゃが並ぶウィンドウも素敵。

可愛いワンちゃんを連れた老シニョーレ。

とても人懐こいワンちゃんで、写真を撮るお許しはいただいたのだけど、
なかなかじっとしてくれなくて。

お散歩はまだ続くのですが、長くなったので続きは、また次回。

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