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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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from: ぐら姐さん

2020年01月17日 23時33分36秒

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トリノへ

パレルモからトリノへの移動のドタバタは旅先から詳しく書きましたが、これから旅行を去れる皆様の参考になればと、反省事項をまとめておきます。1.イタリアの

パレルモからトリノへの移動のドタバタは旅先から詳しく書きましたが、
これから旅行を去れる皆様の参考になればと、反省事項をまとめておきます。

1.イタリアの地方都市から地方都市への移動は、ローマ乗り継ぎ便を利用してはNG。
私の今回の失敗に対して、トリノ在住の友人曰く、ローマ~トリノの便は、
必ずと言っていいほど搭乗ゲートが変わる、とのこと。
しかもアナウンスは一切なし。
彼女はいつもトリノ便を利用していたからでしょうが、
他の都市へ行く便は変更が無くて、トリノ便だけが変更されるわけではないでしょう。
最初の便が遅れて、乗継便は遅れず、乗り継げないなんてことはざらにあるそう。

2.夜到着する便で行くときは、アッパルタメントを予約しない。(B&Bも要注意)
家主やチェックイン担当者が宿泊する場所に住んでいないので、
フライトが遅れて深夜に着くとレイトチェックアウト料金が付いたり、
対応してもらえないことがある。

私の場合、安さにつられてキャンセル不可の予約をした後で
エアが遅れた場合の質問をオーナーにして、
その返信でレイトチェックアウト料金がそれなりに高いことを知りました。
これも大失敗でした。

反省はこのぐらいにして、写真がないのも寂しいので少し。
パレルモ空港のこの景色、大好きです。
いかにもシチリアらしい岩山。

結局トリノに着いたのは、21:40。
予定より3時間以上も遅くなりました。

荷物はすぐに出てきて22:00発のバスに乗れました。
アッパルタメントはポルタ・ヌオーヴァ駅の近くで、23時を過ぎることはなかったので
レイトチェックイン料金は25€でした。

一人にはもったいない広い部屋。

テレビはキャスター付きの台に乗っていたので、好きな向きに動かせて便利でした。
バスルームには、洗濯機も。

メインルームとキッチンの間は、開いています。

キッチンから見たメインルーム。

ところがねえ。
このIHコンロが4口もあるのに、全然使えないと言うか、
火力がトータルの上限が決まっていて、
1つを強火にしてもう1つをやや強めの中火にすると、3つ目は弱火でしか使えず、
4つあっても4つなんて使えないというものでした。

後でブレーカーが落ちたのも、
結局このアッパルタメントの契約電力容量が小さいのでしょう。

後で撮った写真も載せますが、このアッパルタメント、
廊下も広くて、長くて。

エレベーターは、クラシックなものでしたが、
ちゃんと動く素敵なものでした。

外から見るとこんな建物です。

トリノに5泊することにしたのは、
トリノで暮らす感覚を味わってみたかったからで、
私にとって、暮らす=食べるという感じで過ごしていました。

ひとまず、初日は、チェックインして寝るだけ、となったのでした。

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from: ぐら姐さん

2020年01月31日 06時33分45秒

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ポルタ・パラッツォの市場近くにある魚屋の食事処まで、
ぶらぶら歩きを楽しみました。



こんな何気ない店にも入ってみたい気が。




お店に到着。
前に載せた写真を2度乗せることになりますが、
ここに食べに行きたい人の為に書くと、
昼食の料金は全部同じで、キャッシャーがある訳ではなく、
え?と思うようなところで人数を言ってお金を払うのでした。
ここで、ここにいる人に。魚売り場の左端です。魚の上を通過して。
(昼は、魚はだいぶ減っていましたけれど)

そしてカウンター横にいる受付係のしっかり者(きっとそう)のシニョーラに
何を食べるか、何を飲むかを告げてナプキンにくるんだナイフフォークとパンの入った袋を人数分もらい、テーブル席かカウンターに座ります。
私は一人だったのでカウンターへ。

開店したばかりでしたが、すでに数人が入っていて、その後もどんどんと人が入ってきて、大盛況でした。
お料理は順に載せていきますが、
一皿料理+パン、飲み物はヴィーノかコーラを選んで、全部込みで15€です。

私はフリット・ミストを選びました。
目の前で揚げたてのすっごい量が出てきました。


しっかり者のシニョーラは、飲み物を注ぐ係でもありました。
トレイに乗せたヴィッキエーリにドボドボとヴィーノを注ぐ手つきも貫録。
かなりパパっと仕事をしているのに、ほぼ同じ量なのは流石です。

フリット・ミストのお味は申し分なし。
鮮度の良い海老やイカや小魚がサクッ、からりと揚がっていて、
塩加減も申し分ありません。

食べ進むと、あら!
魚介の下には茹でキャベツが。

さっと茹でるか湯通ししたかのキャベツにはうっすら酢の味が付いています。
フリットを食べてキャベツを食べると、口の中がリセットされて
またいくらでもフリット食べられる感じ。
なんて素敵な組み合わせ!!

カウンター席は、食べながらお料理をしている様子や出来上がった料理を見ることができてとても楽しい席なのでした。

お皿に注いだズッパの上にオーブンで焼いたサーモンを乗せて、

これが一人前!(初めに渡されるセットにはスプーンは無いので、これにはスプーンを突っ込んで供するようです)

次回はこれを食べようかと思うほど魅力的。

こちらはフリットに粉をまぶしているところ。

これは、スズキのソテー。これもキャベツ添え。

二人で全部を作っているので、お話をする時間はまったくありませんが、
こちらがカメラを構えているのを見ると、手でgood!のサインを出してくれたり
近くで見られるように皿を置いてくれたり、サービス精神たっぷりで
見ているだけでもその見事な仕事捌きや活気は気持ちの良いものでした。
大満足して店を出ました。
トリノに来たら一度はここで、の店がまた増えました。

部屋に戻り、ドルチェタイム。
GHIGOで買ったヌヴォレッタです。

特別なものは何も使っていないけれど、
粉も、卵も、バターも、良質のものを使って丁寧に作りました、という味。

ぎっしり、という感じでこれ一つで十分なボリュームがありました。
その後は、部屋でちょっと休憩。

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from: ぐら姐さん

2020年02月01日 08時49分13秒

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トリノ5日目の夕方、
気になっていたオープン・バラデンに1杯だけ飲みに行くことに。
歩いても行かれる距離なのですが、せっかく1日券を持っているのでトラムで。
旧型がやってきて、なんだか嬉しい。
一人ずつの、背もたれと座面が木製の椅子なのです。

店に着きました。
今夜はもう営業を開始していました。

カウンター席に座りました。
目の前に並ぶビールのボトルを眺めるだけでビール好きには幸せな気分。


バックの壁の色、流石イタリア人のセンス。

バラデンの本社と工場はピオッツォと言う小さな村にあり、
そこの宿泊施設カーザ・バラデンに泊まったことがあるので
オーナーのテオとはとりあえず知り合いで、
そのテオがときどきトリノやミラノのオープン・バラデンに顔を出しているそう。
残念ながら、この日は知っている顔は全く見かけませんでした。

メニューやタップ
を見て、1杯目はセゾンというのをオーダー。


つまみには、ポテチ。
ポテトチップスではなく、違う名前が付けられていましたが忘れました。
いろんなフレーバーがあり、私はブラックペッパーを効かせたものを。

出てきてびっくり。ものすごい量。

日本の某社の堅あげのようにやや厚切りの自家製揚げたてポテチ。
うんまい!
底までぎっしり入っていました。

1杯では済まず、お代わりを。
ビアンカ・ダウトゥンノという白の濁りです。

隣のポテチは頑張ってここまで減らしました。

美味しくいただいて、結局ポテチは食べきれず、残りは持ちかえり。
今度はバスに乗って帰りました。
なんと最新型のバスでした。
どこが最新かと言うと、切符や定期券などを機会に入れると
下の写真の黄色いバーが開く仕組みになっていて不正乗車できないようになっているのです。

それだけ不正乗車が多いということなのでしょうか…

部屋に帰って、残り物食材で適当に晩ご飯を食べて最後の夜は更けていきました。

翌朝は、5時半に起きて使いかけの野菜などでスープを作り
残り物のパン、ヨーグルト、フルーツなどの朝食。
それから市場に行ってチーズを買い、美味しいパン屋でパンも買いました。

ウーディネまでの長距離移動なので、パニーニ弁当を作り、
部屋の最終片付けと荷物のパッキングをしました。

私の部屋の担当のアレッサンドロ君は、
(そう、デル・ピエロと同じ名前なのです。それなのに…)
前夜、明日は何時に出るの?とメッセージをくれたので、
10:33に乗るから10時には部屋を出るよ、荷物が多いからそれ以上遅くは出たくないと返信していました。

それなのに、10時になっても来ないし、連絡もなし。
全くねえ…
鍵を部屋に置いていいとも言われていないので、困って
とりあえず下に降りて建物の入り口で会えるかと待ってみたけど来ない…
ちょうど門番(玄関番)のおじさんがいたので
(この方、感じがよくて、いるときはいつもドアを開けてくれました)
彼に訳を話して鍵を預けて駅に向かいました。

アレッサンドロ君からは、電車に乗った頃にメッセージ。
少し遅れるから、鍵は部屋に置いて出て行っていいよ、ですって。
ほんとにもう…

列車は定刻に発車し、5泊したトリノを後にしました。
観光らしい観光はアルバへの日帰りだけでしたが、
目的だったトリノ暮らしを楽しむことはまあまあできました。

でも、現地食材をもっともっと楽しむには、
そして外食も楽しむには、複数で行った方が楽しめるなあ、と思ったのでした。

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