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from: ぐら姐さん
2020年09月15日 14時05分27秒
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忘れえぬ一皿( 私のイタリア、キラ星の思い出たち)
シチリア編(パート1、2)、美術の愉しみ編、極楽トンボ編、といろんな角度からトピックを立てて書いてきましたが、今日から忘れえぬ一皿編を始めます。最初に
シチリア編(パート1、2)、美術の愉しみ編、極楽トンボ編、といろんな角度からトピックを立てて書いてきましたが、今日から忘れえぬ一皿編を始めます。
最初に書くのは、残念ながら写真がありません。
初めてイタリアの土を踏んだ時に食べたリゾットです。
’89年夏、その年は先発の2人が北欧を旅して、イプさんと私が後発でミュンヘン待ち合わせをしていました。
当時、歩き方ガイドブックを出しているダイヤモンドビッグ社が、学生を対象にしたエアと到着日の宿泊とか、エアと3泊とか、エアとバスツアーのセットとか、いろんなパターンで、世界のいろいろな地域への格安の海外旅行を企画した冊子を配布していて、その中から選んでいました。
この時は、ドイツ・ベルギー・イギリス3週間、3泊付きの格安航空券で行きました。
後発組のエアが、南回りでローマを経由してミュンヘンへいくものでしたので、ローマで1日ストップオーバーすることにして、本当に1泊だけの初イタリア(ローマだけですけど)でした。
早朝に着いて、ホテルに向かうにしても早過ぎる時間に、荷物を背負って(今のような手ごろな転がせるケースはなくて、バックパックで行っていました)サン・ピエトロ寺院に行きました。
大きな荷物を背負っては入れなくて、入り口近くに預けて入りました。
私たちがサン・ピエトロを出るころに、ツアーの一番客が入ってきました。
荷物を持っての観光は嫌だったので、ホテルに行き、荷物だけ預かってもらって、観光に出ました。
お腹が空いていて、食事のできる店を探しましたが、多分12時頃だったのでしょう、空いているお店がなくて。
通りがかったホテルのレストランがちょうど開けたところで、そこの外のテーブルに座り、リゾット・アッラ・ミラネーゼをいただきました。
ほかに何かオーダーしたのか、何も覚えていませんが、そのリゾットの味だけは今でも鮮明に覚えています。
何が入っているわけでもないのに、奥深い、味わいのあるリゾット。
何年も経ってローマを訪れた時にイプさんと二人で同時に、あのリゾットをもう一度食べたいと、緩やかな坂道の途中にあるホテルだったよね、多分この辺りのエリアだよねなどと記憶を頼りにそのホテルを探したのですが、見つかりませんでした。
もしかしたら、今食べたら普通に美味しいリゾットなのかもしれません。
あれが、私とイタリア料理の初めての本当の出会いだったのだと思います。
写真がないのもつまらないので、大好きなプローチダで食べたウニのスパゲッティを載せます。
何度か書いていますが、ウニスパは、この島のゴルゴーニアという店のものとソレント半島のマリーナ・デル・カントーネにあるロ・スコーリオのウニスパがイタリアのあちこちで食べた中での双璧でした。
過去形で書いたのは、その後プーリアのポルト・チェザーレオのララゴスタのものも加わって、トップ3になったからです。
’01年に訪れた時のゴルゴーニアのウニスパ。
フィルムで撮ったものをデータ化したので、写りがイマイチですが。
’02年の時のロ・スコーリオのウニスパ
この店は、店の前の海にボートを出して、美味しいウニが獲れるエリアに行って自分で獲ってきたウニを出してくれるのです。
海が荒れた時のためにウニを塩辛にしているものを用意していて、これで作ったものが出てくるときもあって、やはり生のものを使用した方が断然美味しいわけで。
ポルトチェザーレオのララゴスタのウニスパ
上のは’17年に行った時にリトルさんが単独でオーダーしたもので、’18年に行った時は3人でこれをオーダーしたら、次のように出てきたのでした。
つまり、美味しい店といえども、当たりのときとまあまあの時があるのだと思ってチャレンジしてみることをお薦めします。
from: ぐら姐さん
2020年09月26日 21時12分14秒
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marassiさん、
私のふりに応えていただきありがとうございます。
>正式な(伝統的な?)ブロデッド・カッチュッコを食べた事が無いので実際どう違うのか分かりません😁
なるほど。
3つを食べてみないと違うかどうかは判別できないわけですね。
こうなるとやはり何としてでもリグーリアでチュッピンを食べないと!!です。
>zuppetta → suppin → ciuppin だそうで、いわゆる雑魚と残り物のパンを使った cucina povera だった
きっと、三大スープ、どれも初めはそうだったのでしょうね。
それがちゃんとしたレストランメニューになり、内容が豪華になっていったのでしょう。
私がciuppinで画像検索したら、カニが入っているものが結構あってびっくりしました。
大衆的なものと、豪華なものと、両方食べてみたくなりました。
そういえばその昔、ニースに行ったことがありまして、せっかくだからブイヤベースを食べなくちゃ、ということになり、まちを歩いてお店のメニューを見ると、結構高いお店が多くて、けちけち旅行をしていた私たちは安い店のものを食べたのでした。
味は、ふうんこんなものね、というレベルでした。
後から日本で本格レシピを見て自分で作ったブイヤベースは感動する美味しさで、現地で名物料理を食べるときにけちってはいけないのだと反省したものです。
私がリヴォルノで食べたカッチュッコはレストランの豪華版でした。
今思い出しても顔がほころぶ、本当に美味しいものでした。
>だからレストランではチュッピンと書かないのかな🤔
ケチなgenovesi は注文しないでしょうからネ😂
ジェノヴァではズッパ・ディ・ペッシェを選ぶとチュッピンが食べられるような感じでしょうか。
from: marassiさん
2020年09月26日 12時07分33秒
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ぐら姐さん、皆様こんにちは
>さて、イタリア三大魚介スープ、カッチュッコとブロデットの2つを食べたわけですが、リグーリアのチュッピンをまだ食べたことがありません。
marassiさんはジェノヴァに何度も行かれているのでもちろん食べているのでしょうねえ。
せっかく話を振って頂いたので😊
チュッピン、食べた事はありますが、その回数はかなり少ないです。残念ながら写真もありませんでした。
メニュー表記を思い出そうと頑張ってみましたが Ciuppinと書いてあった店は少数派だったような気もします。多くは普通に zuppa di pesce もしくは zuppetta だったような…
で、“三大魚介スープ”の違いですが、『ciuppin は乾燥キノコを使う』と教えてもらった記憶があります(違ってたらスミマセン)
ただし正式な(伝統的な?)ブロデッド・カッチュッコを食べた事が無いので実際どう違うのか分かりません😁
ちなみに
Ciuppin という名前の由来は zuppetta → suppin → ciuppin だそうで、いわゆる雑魚と残り物のパンを使った cucina povera だったそうです。
だからレストランではチュッピンと書かないのかな🤔
ケチなgenovesi は注文しないでしょうからネ😂
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