IANUAさん、

＞アバッテリス宮殿美術館にある「死の勝利」がさりげなく背景にされていてぴったりでした。

ああ、気づきませんでした。
私、あの美術館に入ったことが無いのです。

＞主人公がサイテーなカツオ野郎（イタリア語の卑語をご存じの方は分かりますよね？下品ですみません！！）で、全然共感できませんでした・・。

それは同感。
ただ、イタリア男性の浮気（不倫と言うより浮気の方がきっと当たっていると思うレベル）の頻度が実際にどういう程度なのか、その辺りがよく分からず。
もちろん個人差がとても大きいし、イタリア男だけではなく日本の男はどうかということも私はよく分かりません。
でも、あの映画の主人公はほんとにカツオ野郎。
それでも、最後にあの映画のいいたかったことは分かるし、自分の人生のMomenti di trascurabile felicitàについて考えさせられました。

でも、何といっても久々のパレルモとイタリア語にワクワクしたのでした。

ぐら姐さま、みなさま、またもやこんばんは～

カ・フォスカリといえば、ヴェネツィア大学もそうですね。日本にいるイタリア人の多くがここかナポリ東洋大の日本語専攻出身者だと思います。
イタリアの大学や学校はこのように貴族のもと館を使っているところが多くてうらやましいです。さりげなくフレスコ画があったり回廊があったりして、勉強する環境としては最高です。
全然関係ないですが、オペラ「二人のフォスカリ」も大好きで、パルマのヴェルディ祭までわざわざ見に出かけました。

そうそう、映画「ワン・モア・ライフ」見ましたよ～。確かにタイトルに難ありですよね。やり直しじゃないもの。
パレルモの町並みがいいし、光加減が明るくてシチリアです。アバッテリス宮殿美術館にある「死の勝利」がさりげなく背景にされていてぴったりでした。しかし主人公がサイテーなカツオ野郎（イタリア語の卑語をご存じの方は分かりますよね？下品ですみません！！）で、全然共感できませんでした・・。それより、死んでも番号を取って並ぶという設定がイタリアあるあるで、役場や銀行や郵便局の窓口をご存じの方なら受けるのではないでしょうか。

’02年に本島とメストレの小学校を見学させてもらった時の写真を載せます。
本島で訪問したのはその名もCa'Fostari小学校。
貴族の名前を冠してあります。
さすがヴェネツィア本島の小学校。
古い館を学校にしているので、素敵です。



教室はこんな感じ。

この写真の黒板は今どき日本でも見られないものですが、この写真が19年前のものなので、きっと今はきれいなものに変わっていることでしょう。（電子黒板だったりして）

カルネヴァーレの直後だったので、それっぽい仮装をした人の飾りが付けられていました。
こちらのドアにも。

先生のところに並んで書いたものや描いたものを見てもらうのはいずこも同じ。

校庭というものは無く、さらに教科に体育もなく、ちょっとした運動場に先生の付き添い付きで自由に遊べる時間を取っていました。

日本の学校と違って、飲み物を飲んだりおやつを食べたりすることもできます。
この当時で、1学級のマックスが25人だと話していました。
今の日本は、’21年度からやっと35人学級になるのですがら、この辺りは大違い。
それでも先生たちは、25人もいるのよ、とんでもないわ、と話していました。
アメリカは20人だそうですからね。

階段の壁に長～い龍（？）が貼ってありました。

Yukoさん、

＞「イタリアの人が好きだから♪」と答えました。

それは私も同じです。
イタリアの人が好き（ここにヴェネツィア人は今のところ入っていませんが）、イタリアのまちが好き、イタリアの景色が好き、イタリアの食べ物が好き、イタリア語の響きが好き…
嫌な目には遭っていますけどね（ドアが開かない、列車の遅延やキャンセル…）。

ぐら姐さん、人徳なんてとんでもない！
人懐こいだけです(^^ゞ

以前息子に「何故同じイタリアばかり行くの？」って言われて答えは「イタリアの人が好きだから♪」と答えました。
悪い人に出会っていないのが幸運です。

Yukoさん、

＞ローマに住む友人も「ヴェネチアは嫌い！」と言います。

やはり。
私の最初のイタリア語の先生のモニカもそう言っていました。
イタリア人も他の土地の人はそう思っているのかもしれません。

Yukoさんは、お友達を作るのがお上手で、あちこちにご挨拶に行くところがあって楽しそうです。
人徳のなせる業ですね。

ぐら姐さん、おっしゃることよくわかります。
ローマに住む友人も「ヴェネチアは嫌い！」と言います。
街ではなくお客相手の仕事をしている人たちがです。
あまりにも観光化されて仕事がおざなりなんでしょうね。
私の場合は顔なじみになっている人たちは皆親切なのでイヤな思いをしていません。
なのでますます好きになってしまうのです(^_^;)

今日は早めにアップしておきます。
これは、夏の早朝散歩のときのサン・マルコ広場。
鳩と清掃員ぐらいしかいませんでした。

猫はこんなところで立ち止まって何を考えているのでしょう。

ぶらぶら歩きの途中の広場

八百屋も船で移動販売。

仮面屋さんにて


本当に唯一無二のまちですね。
でも、ヴェネツィアが一番好きなまちというわけではありません。

仕事で行った時に通訳をお願いしたYさんは、ヴェネツィアの人たちに日本語を教えていたのですが、彼女によれば、商売をしているヴェネツィア人は、日本人と中国人と韓国人の見分けがほぼ確実にできるとのこと。
確かに、私はヴェネツィアでニイハオと声をかけられたことは一度もありません。
いつもこんにちはと言われました。
お店の人も、ホテルの人も、お仕事はきっちりだけど、面白い人には私は出会っていないのです。
このまちの人たちはビジネスライクだなあと感じて。
でも、このまちで楽しい思い出があったり、人との出会いがあったりと言う人たちもいることを思うと、また行くとよいことがありそうな気がします。

ザヴィエルさん、

ザッテレ、いいですよね。
あの辺の店に腰掛けてビールを飲んでぼうっとしていました。

グラ姉さん

おー写ってませんが三枚目の写真の一区画右に泊まったホテルが有ります、、、下らないことをすいませんザッテレが懐かしくてつい😂。

ちょっと忙しくて、暫くさぼってしまいました。
ヴェネツィアには何度も行っているのですが、（’02年の2月の6泊は仕事を兼ねての滞在で、そのほかは１～２泊でした）ゆっくりのんびりぶらぶら歩きをしたり、逆に見どころを網羅して見て回るということをしたことがありません。

'02年夏はポー川クルーズ、’04年夏は東地中海クルーズのスタートがヴェネツィアでした。
前泊して、観光したときのものと、クルーズ船から見たヴェネツィアの風景を載せます。
目の高さが違うと見え方も変わりますね。



これは鐘楼の上から。



やはり、この辺りは絵になりますね。

今日からちょっと出かけるので数日間更新ができません。

今日はちょこっとだけサン・マルコ寺院の中や近くの写真を載せるだけにします。
14年に行った時には、ファサードを修復中でした。
そのためでしょうか、全体を撮った写真がこのときはありません。

と言うか、全部近くから部分を撮ったものだけでした。
あら？サン・マルコ寺院にこんなのあった？と思うかも。




こういう彫刻も大好きで。






ここまでは外部。
そして内部へ。









この辺まで見ていて疲れてしまい、外に出たのでした。

IANUAさん、

＞リドから延々とバスと船を使ってキオッジャまで往復しました。夕日の沈む前後の潟はそれはそれは美しかったです。

いいですねえ。
見てみたいです。
キオッジャには、ヴェネツィアからクレモナまでの川クルーズの時に立ち寄ったことがあります。（’02年）
ほんの少しの停車で、長い橋を渡ってあるいた記憶はありますが、それだけです。
そのうちモエケを食べに行きたいと思っているのですけれど。

リドには、2月にヴェネツィアを訪れた時に行きましたが、昼食の店でぼられたので良い印象がなくて。
季節の良いときに改めて行くと印象が変わるのかもしれませんね。
リドを目当て行くというのではなく、バスと船を使ってあの辺りを巡るというのは楽しいだろうなあと思います。

いつだったか、NHKの番組で陣内さんが現地の方のボートに乗って潟を調査するところを取材していました。
いいなあ...と思って、チャンスがあったら私のお願いしてみたいなあと思っています。
（そのボートの持ち主であり操縦していたのが、知人のパートナーだったのです）

ぐら姐さま、みなさま、こんばんは。

ヴェネツィアの潟、いいですねー。私も大好きです。トルチェッロも。
潟の他の小さな島にも行きたいのですが、観光客は行けるのでしょうか。アルメニア教会の島とかサンテラズモとか。
以前にリドから延々とバスと船を使ってキオッジャまで往復しました。夕日の沈む前後の潟はそれはそれは美しかったです。次はリドの東側の潟の方面に行こうかなあ。
数年前にメストレからトラムが走るようになったので、さっそくトラムでリベルタ橋を渡りました。車体の前輪が一つなので安定が悪そうです。

今日は、’07年に行った時に訪れたトルチェッロ島のことを書きます。
ブラーノ島で乗り換えて、ヴェネツィア本島から１時間ほどで着きました。
ガイドブックにあるように、何もない島で、降り立てばどの方向へ行くとよいのかすぐに分かりました。

行ったのはこの時一度だけです。
須賀敦子さんの作品に書かれているサンタ･マリア･アッスンタ教会を見てみたかったのです。

ヴェネツィアが今のような形になっていない、まだ小さな島だった７世紀に、経済の中心として辺り一帯に威力をふるっていたトルチェッロ島。
本土から司教座が移されるほどに重要な島だったどそうです。

その後ヴェネツィアは上昇を続け、逆にトルチェッロは、マラリアの流行で急激な下降線をたどりました。
現在は、７世紀に着工され、１２－１３世紀のモザイクが残っているサンタ・、アリア・アッスンタ教会とサンタ・フォスカ教会があるだけです。

柱廊を通って、いよいよサンタ･マリア･アッスンタ教会に入ります。

須賀さんが
「それまでに自分が美しいとした多くの聖母像が、しずかな行列をつくって、すっと消えていって、あとに、この金色にかこまれた聖母がひとり、残った。」
と感じた聖母と幼子のモザイクを、ひたすら目に焼き付けるように、じいっと見つめてきました。

背後のモザイク「最後の審判」もすっごく面白かったです。
４段に分けて描かれ、顔の表情が人間的だったり、地獄の表現がどこかユーモラスだったり。
双眼鏡を持参して、隅々までじっくり見ると、面白さがますますよく分かります。

その後、鐘楼に上りました。途中、小窓から風が吹き抜けていい気持ち！
そして上りきると、教会の屋根などが見えました。逆側には、ブラーノ島が。見下ろす景色ものどかな感じで、ヴェネツィア本島とは、全く違った雰囲気です。

ザヴィエルさん、

南だけでなく、ヴェネツィアもお好きなのですね。
サンタ・マルゲリータ広場、ゆったりしていていいですよね。

＞主要なところは結構歩けるのですが迷った時に見つけた小さな骨董屋とか店は気に入ってもその後２度と行き着けないのです、まぼろしー。

あはは！まさに。
地図を持っていると、適当に歩いても広場を見つければ現在位置が分かるので気ままに散歩を楽しめますよね。
私にもまた行ってみたいお店が2軒ほどあるのですが、どこだか分かりません。

グラ姉さん、みなさま

私はサンタ・マルゲリータ広場が一番好きなので次の機会には広場に面したホテルでゆっくりしたいですねぇ、、、ヴェネチア主要なところは結構歩けるのですが迷った時に見つけた小さな骨董屋とか店は気に入ってもその後２度と行き着けないのです、まぼろしー。

Yukoさん、

そうでしたね、Yukoさんの体調最悪の時だったのでした。
美味しいものを目の前にして全然食べられないというのは本当に辛かっただろうと思います。

＞ぐら姐さんがパドヴァからなのにイタリア式時間設定をしてしまいゆっくりしてもらえなかったですね。

あの時は、ヴァポレットに乗っても22時過ぎの列車には間に合わず、0時過ぎの列車を待ったのでしたが、今思えばイタリアで21時半に食べ終わろうと思う方が間違っていたのですよね。
宿に帰るのが午前様になろうと、そんなものは当たり前、ぐらいに思えばいいのに。

次はもっとゆっくりと食べたいと思います。
あの店でリベンジしましょうね。
駅に向かうときにヴァポレットからの景色がきれいでした。

ぐら姐さんヴェネチアを取り上げて下さってありがとう♪
イタリアで一番好きな場所です。
あの浮世離れした路地を彷徨うのが楽しくて^^

ぐら姐さんと落ち合った２０１４年は申し訳ない気持ちが未だにあるんです。
出発前日に見つかった帯状疱疹の薬で胃をやられ体調絶不調！
楽しく飲み食べる事も出来ず盛り下げてしまいました。
ぐら姐さんがパドヴァからなのにイタリア式時間設定をしてしまいゆっくりしてもらえなかったですね。

次回はまたあのクラシックなお店に行きたいと思っています。





ひと切れも食べられなかったアンティパスト



シーフード盛り合わせ



イヴァンさんオーダーのお肉


ご一緒にリベンジしに行きましょうね！