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from: ぐら姐さん
2024年08月09日 13時29分15秒
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ノルチャ
ローマの2泊目が明けて7時頃に朝食、そしてお弁当を作りました。
お弁当は、ピアディーナにスペック、モルタデッラ、サラダ用の葉っぱミックス、そしてミニトマトを適当に巻き、それをラップできちっと包みました。
10:32発ICは定刻に出発しスポレートに12:20頃到着(14分ほどの遅れ)。
駅前のモニュメント
バスは14:08のはずですが本当にそのバスがあるのか、乗り場まで行って確認し、切符を買いました。
スポレートの駅は、待合室が明るくて、開放感があり、この日は空いていたのでゆったりとくつろいでお弁当を食べることができました。
お手洗いもきれいにしてあったし、無料だし、駅でバスを待つのも安心感がありました。
そんなだと、バールでカッフェの一杯もいただこうかという気になって。
駅バールなのですが、落ち着く雰囲気で、お店の人が自分の好みで飾っている一角がありました。
お仕事用(?)のPCも置いてあって、暇な時間にテーブルについて操作していました。
無事バスに乗車しました。
なんとバスの座席にもUSBポートがある!
日本の電車だと新幹線ぐらいでしか見たことがありませんが、イタリアではレジョナーレの電車でもけっこう見かけます。
でもバスで見たのは初めてです。
こういう点では日本は遅れていますねえ…
1時間ほどでノルチャに着きました。
城壁のすぐ外がバスの終点でした。
2016年8月にイタリア中部地震が発生しました。
ノルチャ付近を震源としたマグニチュード6.2の地震です。
この辺りでは過去にも大きな地震が何度もあったため、ノルチャは官民共同で対策を行っていたとのことで人的被害はなかったそうです。
(他のまちでは人的被害もあって、298人の方が亡くなりました)
それでも大聖堂のファサードが崩れ落ちるなどノルチャの重要な歴史的建造物のほとんどが倒壊したのだそうです。
宿に向かう途中も修復中、建設中のところがたくさん見かけられました。
私がノルチャのことを知ったのは、生ハムの名産地ということからでした。
私がときどき購入していたイタリア食材のウェブショップで買ってみて、とても美味しかったので、いつか機会があったら訪れてみたいと思っていましたが、その直後に地震があり、浮かれた気持ちで訪れていいところではないと思っていました。
その後で、カステッルッチョのことを知りました。
標高1450mほどの高原に、6月下旬から7月にかけて、それはそれは色とりどりの花が咲くと聞いて、写真を見て、行きたくて行きたくてたまらなくなったのです。
でも、現役で働いていた頃はその時期に行くのは絶対に無理でしたので、リタイアしたらいつか...と思っていたのに、コロナ禍で行くこと叶わず。
特典航空券をもらえるマイル数は貯まっていて、いや実際に特典航空券をもらっていたのにフライトキャンセルされて予約を取り直すこと3回(いや4回?)、そしてやっと大丈夫になって予約が採れたのが今回のチケットでした。
6月下旬から7月中旬...そうだ!カステッルッチョに行こう!とまずここに行くことを決めて旅仲間の友人たちに知らせました。
そこで私も行きたい!と手を挙げてくれたのがイプさんです。
イプさんは7月1日からなら出発できるとのことでしたから、合流したらすぐに行こうと計画を進めたのでした。
さて、バスを下りて宿の住所を見ながら行きました。
地図アプリが示すその場所に宿などありません...
???と辺りを見回していたら、B&B Benitoを探しているの?と若くて元気でしっかり者そうなシニョーラが声を掛けてきました。
そうだと言うと、こっちよ、ついてきて、と言われそのままついて行きました。
20m程離れた建物の中にそのB&Bはありました。
下の写真には写っていませんが、これがメインストリートで、この近くに私たちのB&Bがありました。
日本式で言う2階にある部屋まで、私とイプさんのスーツケースを両手に持ち、すたすたと階段を上って行くシニョーラ、きれいで力持ちでかっこいい!
チェックアウトの時も荷物を下におろすから遠慮しないで必ず連絡帳だね、と。
部屋に入り、朝食はさっきの場所、Bar Benitoで朝6時半から食べられるわよ、何かあったらWhatsAppに連絡してね、と言って去って行きました。
お部屋写真。
寝室
リビング・ダイニング
奥のソファーはベッドにもなるので、4人まで泊まれます。
キッチン。
キッチン付きなのに、調理器具や食器類は一切なし。
予約するときからB&Bということでしたから文句はありません。
明日は、カステッルッチョに行く予定なので、事前に調べたバスが本当にあるかどうか調べに行くことに。
(次回に続きます)
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