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イタリア!小さなまちと田舎の旅

イタリア!小さなまちと田舎の旅>掲示板

公開 メンバー数:399人

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  • from: ぐら姐さん

    2024年08月19日 22時28分24秒

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    ランダッツォ

    ジャルディーニ・ナクソスからランダッツォへのバスは順調に走り、



    この教会の近くで下車しました。

    宿の人とはWhatAppで連絡を取っていたので、宿の前で落ち合うことができました。
    宿はここではなく、このちょっと先なのですがチンクエチェントが停まっていてつい撮りました。

    待っていてくれたのは40代半ばぐらいのパパと中学生ぐらいの息子君。
    部屋は、あまり大きくない建物の2階全部でした。
    パパと息子君が1個ずつスーツケースを持って上がってくれました。
    不覚にも宿写真を撮り忘れましたが、寝室が2つ(ダブルとツイン)、ダイニングキッチンは広々としていて、ソファーも置いてありました。
    そして、なんと3階に洗濯部屋があるのです。
    洗濯機があり、物干し台が2台、さらにロープまで張ってありました。

    言うこと無し!と思ったらパパと息子が帰った後に、あら?wi-fiのパスワードは?と思ったのでメッセージを送ったら、
    「ごめんよ。故障していて、ボーダフォンの人に修理を頼んでいるんだけど...との返信。
    これだけが残念でした。
    海外SIMを入れているスマホは使えるけど、PCが使えない...。

    でもそのほかは言うこと無しのいい宿でした。

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コメント: 全10件

from: ぐら姐さん

2024年08月24日 23時14分27秒

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コウチャンさん、

美味しかったですよー。
部屋ご飯は作るの楽しいし、経済的でいいです。
自分の食べたいものを好きな量食べられるし。
ドンナフガータのエトナのシリーズの絵とてもいいですよね。

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from: ぐら姐さん

2024年08月24日 20時09分31秒

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ランダッツォには4泊。
中3日の3日目はのんびりランダッツォぶらぶら歩き、そしてこのまちでも1回ぐらいはちゃんとしたお店で食事をしようと言うことに。

散歩の前に、タクシードライバー氏が教えてくれた美味しいパン屋は、なぜか昨日休みだったので(何曜日が休み、とも書いてなくて平日なのにドアが閉まっていて中が全く見えない状態だった)、今日こそはと買いに行きました。
開いてました。コルネットを2個とお弁当用のパンを買いました。写真は撮り忘れました。素朴ないい感じのパン屋だったのですが。
コルネットがまだ温かかったので、我慢できずに1個を切って、半分ずつ食べました。

クリーム少なめですが、とても美味しいカスタードクリームでした。

それから、明日の移動のバスの時刻を確認しに行きました。
次の滞在先は、カラーブリアのシッラです。
ランダッツォはエトナ山の北に位置しているので、直接メッシ-ナまで行く方が近そうなのですが、ルート検索をするとカターニアまで行ってからメッシーナまで行く方がいいみたいなので、カターニア行きのバスに乗るのです。

駅に行って訊いてみると、駅からではなく、別な場所から発車するとのことで、そちらへ行ってみました。
教えられた場所のすぐそばにバールがあったので、そこでバスはどこから出るのか、切符はどこで買えるのか訊いてみました。
バスはバールのすぐ裏から出るそうで、「でも朝だけよ」とのこと。
切符はバスで買えるということでした。
念のため、裏のバス停を確認しに行きました。

ここには時刻表も張ってあり、7:25発があるのが分かりました。

その後で、まち歩き。

イプさんが今ならジェラートでもグラニータでもトルタでも食べられそうだというので、コズメーチに行ってみました。
ざ、残念… 休みでした。がっかり。
やはり、開いているときに入れ、見つけた時に買え、が旅の鉄則ですね。
(私は’19年に行った時に入って、食べているのでひとまずいいのですけど)

店の前のサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂がこの日は開いていたので、中に入ってみました。





特に興味を惹かれるものはありませんでしたが、涼しいのが嬉しくてしばし休みました。

それから、ヴィーア・デッリ・アルキ(アーチの通り)に行きました。
アーチがずずっと続いています。

通り抜けて逆方向を見ると

お店のジェラート型の飾りが見えました。
この通りを抜けたところにはドゥオーモがありました。

正面に回ってみると、広場がないので、うまく撮れません。



スマホ用の簡易広角レンズを付けて撮ってみました。

それから、宿のご主人のお薦めの店に昼食に。

クラシックというかレトロ感のある店です。
階段を上って2階が店になっていました。

壁のランプが素敵。

私たちがメニューを見ていると、かなりご高齢のシニョーレが一人で入ってきました。
店の人とのやりとりを見ていると毎日ここにお昼を食べに通っている雰囲気です。

静かに、1皿とグラス1杯のヴィーノ、そして水を召し上がって帰って行きました。

私たちは、やはりこの地のハム・サラミ、チーズを食べたいので2人で1皿の盛り合わせ。

ハム・サラミ、チーズもさることながら、真ん中のピクルスとオリーブもとても美味しかったです。
そしてネブローディの黒豚のラグーのマッケローニ。(2人とも同じものを1皿ずつ)

写真では分からないでしょうが、手打ちのマッケローニがしこしこで、ラグーはしっかりと肉の味と濃厚なトマトの味がして、とても味わい深い1皿でした。

デッラ・カーサの赤を1/2L、ドルチェは無しでカッフェをいただきました。
30年ぐらい時代を遡ったような雰囲気の店での、心地よい昼食でした。

また散歩をしながら部屋に戻ります。



その後は部屋に戻り、明日から2泊の宿はB&Bでキッチンもなければ洗濯機もないので、洗濯できるものをして、部屋でのんびり。

実は午前中の散歩のときに小さなハム・サラミ屋で5L缶のエクストラ・バージン・オイルを見つけました。

こんな旅の途中で5L缶を買うなんて、バカみたいかも...とそのときはスルーしたのですが(最終のローマで買うつもりでいたのです)、ローマでは絶対この値段では買えないだろうし、シチリアのオイル好きだし、後悔はしたくない!と思い、夕食前に買いに行きました。
(ローマで比較してのことはローマ編で書きますね)

夕食はさっぱりとそうめん。あとは残り物。

久々の日本の味で、何だかほっとする食卓でした。

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from: コウチャンさん

2024年08月24日 15時44分03秒

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美味しそう~🎵
ビーノも 素敵なラペルでエトナ火山らしいな~🎵

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from: ぐら姐さん

2024年08月23日 13時08分00秒

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翌日は、昨日行ったのに午後休みだったスーパーマーケットに行きました。
大きな店舗で品揃え充実でした。
けっこう暑い日々が続いていたので食品のほかに水をたっぷり買いました。
でも昼は暑くても朝晩は爽やかで、夜はエアコンなしで毎日気持ちよく眠れました。

ひとやすみしてから、ブロンテに行きました。
エトナ周辺は初めてのイプさんにエトナ周遊鉄道に乗ってほしかったので(そして私もまた乗りたかったので)ブロンテかリングアグロッサのどちらかに行こうと言ったら、イプさんはブロンテを選んだのです。

電車の本数が多くないのでちゃんと調べて駅に行きました。

切符売り場が閉まっていました。
駅の木陰でおしゃべりしているブルーシャツの人を見かけたので(交通関係の仕事の人の印)

「切符はどこで買えますか?」
と訊いたら、
青シャツA「切符売り場だよ」
私「閉まっているのです」
青シャツA「もうすぐ開くよ」
と言うので待合室に行ったら、おしゃべりグループの1人が窓口を開けたのでした。
(お前だったのかい、全く。サボらないでちゃんと仕事しなさいな)と心の中で言う私。

ひとまず切符を買って、やって来た電車に乗りました。
発車時刻になってもなかなか発車しません。
運転手がやってきたと思ったら、その人は整備の人だったらしく、しばらく何やら運転席で調整して出て行き、今度は別の人が来て、でもその人も運転手ではなく。
全く...電車の整備ぐらい、事前にちゃんとやってよね...と思っているうちに20分遅れぐらいで発車しました。

イタリアにいると、ひとまず動いたからいいか、と言う気持ちになってしまうのが困ったものです。
車窓の景色。

火山の土壌だということがよく見えます。

そう言えば、固まった溶岩が黒っぽいのは新しく(と言ったって1年2年前とかいうレベルではないでしょうが)、白っぽいのは古い溶岩なのだそうです。

とろとろゆっくり走って、ブロンテに着きました。

初ブロンテの時は、カターニアからバスで行ったので、駅が高いところにあって、まちまではひたすら下って行くのだということをこの時初めて知りました。
(おまけにその時は、ブロンテからエンナまで大奮発してタクシーで行ったので、バス停の場所すら定かではなく)

歩きながら、帰りはずうっと上りになるのだなあ、と覚悟を決めまたのでした。

何故この↑写真を撮ったのか分かりません、ただでさえ坂道がきついのに、こんなに階段を上らないといけないビルを建てたのか?と思ったのでしょうか。

イプさんがブロンテを選んだのは、ピスタチオを買いたかったからのようでした。
お店を見つけるとのぞきながらぶらぶら散歩しました。





あ、ここは。

前に来た時に見た壁画と言うかレリーフと言うか、ピスタチオのまちらしい壁です。

確か教会もあったはずと思ったらありました。

お腹が空いてきたので、適当な店に入りました。
この店、メニューは無くて、店のご主人がテーブルに来て、
「えーと、今日できるのは...」と説明するタイプの店でした。(時々こういう店に当たります。ローカル感があって結構好き)
「デッラ・カーサのヴィーノはありますか?」と訊いたら、
「デッラ・カーサしかないよ」ですって。

夜は部屋で仔牛肉を食べる予定なので、昼は軽くパスタ1皿にしました。
ピスタチオ入りクリームソースのタリアテッレです。

イプさんは、クリームがあまり得意ではないのですが、このパスタは気に入ったようです。
ピスタチオがいい感じに使われているからですね。

私としては、別の店でピスタチオのドルチェを食べるだけのお腹の余裕があったのですが、イプさんはクリームパスタで胃袋も気持ちもいっぱいになってしまったようでした。
いい年して、なぜか気持ちも胃袋も食べる気満々の私が異常なのかも。

またぶらぶら散歩しながら、駅までゆっくりずうっと上りの道を歩きました。

駅前の通り。

ここからの眺め。

丁度いい時刻のものは代替バスでした。
逆に電車より遅れなくていいかもね、と思ったら5分ほど遅れてやってきました。

電車とバスとでは見える景色が違って、両方に乗るのはいいかもと思ったのでした。



夜は、部屋ごはんです。
昨日肉屋で仔牛肉を買う時にサルティンボッカ用にと言って切ってもらった肉を使うのです。
サルティンボッカって、ぐるぐる巻くイメージだったのですが、最近巻かないバージョンを教えてもらったので、それを作ってみました。
仔牛肉に生ハムを乗せ、包丁の背で軽くトントンと叩いてくっつけて、小麦粉を軽くはたいてフライパンで焼くのです。

ドンナフガータのではなく、もっと安いヴィーノ・ビアンコを初日に買って飲んだのですが、少しだけ残しておいていました、この料理のために。
焼いたら、仕上げにヴィーノをフライパンに入れて肉の小麦粉にとろみをつけてソースに。

教わったレシピは間にセージを1枚挟むのですが、店で売ってなかったし、そこらに植えてあるのも見つからなかったので、無しにしました。
上に飾ったローズマリーは、ドンナフガータの庭から失敬したものです。
あとは、ズッキーニを焼いて削ったチーズをパラパラふったものと茹でインゲン、トマト、ルーコラ。

今回、わたし的にヒットだったのは、家から少しだけ(150〜200gほど)小麦粉を持参したことです。
このサルティンボッカにも、フリットにも使いました。
現地で買えばいいようなものですが、どんと1kg買うと、持ち歩くのも重いし、絶対余るので。

そして前日にドンナフガータで買ったこれ。

美味しくて幸せな夕食でした。

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  • 15

from: ぐら姐さん

2024年08月22日 10時07分35秒

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ドンナフガータから戻って、お腹いっぱいな訳ではなかったので、そこらにあるものを軽く食べて昼寝。
そらからスーパーに行ってみたら、日曜は午前中だけの営業でした。
シチリアお土産食品の下見をしたいと思っただけなので翌日に回して、少しだけまち歩きをしました。





ここを進むと、前回見た騙し絵のあるエリアに行くと思ったのですが、イプさんはそれには興味がなかったみたいなので行きませんでした。

サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂

前回は、追悼式典のようなものをやっていて中に入れなかったのですが、この日は扉が閉まっていました。
日曜のミサを午前中にやって、午後は閉めるのでしょうか。

その正面にあるジェラート、グラニータの名店コズメーチ。

ここは、宿のご主人もドンナフガータのスタッフの女性も、タクシーのドライバー氏も、皆お薦めしてくれましたが、イプさんは、これらを食べるには胃力が必要だそうで(油ものや甘いものに弱いのです)、私は甘いものへのこだわりが強くないのでこの日はパス。
宿に戻って、夕食を作りました。

朝買ったネブローディの黒豚の骨付きロースをソテーし、そのあぶらで茄子を焼きました。
茹でたインゲンと葉っぱのサラダ(写真無し)もコントルノに。

買って来て冷やして置いたヴィーノ。

ビアンコかと思えるほど色の薄いロザートは、きりっとしたミネラル感があり、豚に合いました。
豚肉はとてもとても肉の味が濃いと言うか、固くはないのにしっかりとした味わいがあり、脂がとても甘くて、最高でした。
やっぱり部屋ご飯はいいねえ、なんて言いながらだらだらゆっくり食べてテレビを視てこの日は終わりました。

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from: ぐら姐さん

2024年08月22日 08時54分23秒

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IANUAさん、

>プラネタやクズマーノも好きですが、デザインではドンナフガータが一番

同感です。
マルサーラのカンティーナを訪れて以来そう思っていましたが、今はさらにレベルアップしている感じですね。

ボトルの口に円形のアルミ箔のようなものを巻いて液だれ防止で付けるものをご存じかと思いますが(調べてみたら注ぎ口ディスクと言うらしいです)、それがドンナフガータのオリジナルデザインをプリントしたものを使っていて、すごく素敵でした。
イプさんと2人で欲しいねえ…なんて言っていたのに、最後に買う2本を選ぶのに夢中で、それが売店にあるのかどうかも確かめずに出てきてしまいました。

次があったら、是非あれも欲しいと思います。

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from: IANUAさん

2024年08月21日 21時29分19秒

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本当にオシャレなエチケッタです。日本に入っていないというか、見たことがないものもありますね。そのうち行くしかありません。テーブルのマットもきれいで目をひきます。
プラネタやクズマーノも好きですが、デザインではドンナフガータが一番ですね。

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from: teruteruwasiさん

2024年08月21日 20時21分32秒

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私も飲みたいです

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from: ぐら姐さん

2024年08月21日 07時50分59秒

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ランダッツォの2日目はドンナフガータの見学&試飲に行きました。
興味がある方のためにドンナフガータのURLを貼り付けておきます。
https://visit.donnafugata.it/it/cantine/etna

試飲にはいくつものコースがあるのですが、以前マルサーラにあるドンナフガータのカンティーナに行った時にいろいろな種類の試飲をさせていただいたので、今回はこのエトナの地域で造られているものにこだわり、シチリアの食べ物とのアッビナメント(マリアージュ)を楽しめるBrunch Scicilianoを選びました。
11時からなので、部屋に戻って夕食を作って食べるのに時間的ゆとりもありそうだし、夕食用に1本買って帰って冷やす時間も十分だし。

宿にチェックインしたときに、ご主人に明日はドンナフガータの見学予約をしているのでタクシーで行きたいと思っているのですが、タクシーの番号を教えていただけませんか?とお願いしたら、
「おお、ドンナフガータに行くなら、あそこで働いている○○さんを知っているから、うちの客が行くからよろしく、と言っておくよ。
あとはタクシーをやっている友達がいるから明日可能か今電話してみるよ。」
とその場で電話してタクシーの予約をしてくれました。

10:40にタクシーが迎えに来てくれてドンナフガータのエトナのカンティーナまで10分弱。門の前で下車。
受け付けは2階なので、上がって行きました。

入った途端、ここの製品がずらりと展示してあって、わくわくしました。

ドンナフガータのエチケッタは本当にセンスがいいなあと思います。
シチリアらしいエトナのシリーズも素敵。
宿のご主人がちゃんと電話で連絡をしてくれていたらしく、あなたが〇〇のところに滞在しているぐら姐ね、お待ちしていましたよ、と受付で言われました。

申し込みをした後で再度試飲受付サイトを見たら、もうブランチコースはフルになっていました。
ブランチコースは少人数で行うようです。
英語を話す家族(大人4人+子供2人)と私たちの計8人でした。
まずは、畑を見に行きます。
ここで、このエリアの土壌の特徴や育てられているブドウの品種や特徴について話がありました。

それから葡萄畑へ行きました。
ここで育てられている品種は、カリカンテとネレロ・マスカレーゼ。

エトナ山の北斜面にある土壌と大陸性の気候が山岳ブドウ栽培に向いているのだとか。
(すみません、ツアーは英語だったのと、早口だったのとで深く理解しているわけではありません)

その後はカンティーナへ。



ああ、これは何だったか… 除梗(果梗、つまりブドウの茎、粒がついている軸の部分を取り除くこと)の機械だったような気がするのですが、忘れました。

たくさんの樽が眠っていました。

興味深かったのは、樽が乗っている台です。

少し傾けることができるようになっていて、優しく少しだけ揺らして熟成を促すのだそうです。

さて、いよいよテイスティングです。
明るいテイスティングルームに通されました。



テーブルには、アッビナメントを楽しむための料理がもうセットしてあります。

カバーを外しました。

最初は下の写真の左のロザート。(これだけ、みんなで乾杯してから飲んだので、浮かれてグラスの写真を撮り忘れました)

ローザ・ドルチェ&ガッバーナ・エ・ドンナフガータという名前です。
美しい淡いピンク色で、桃の花のような香り、口に含むとミネラル感がありました。
これには、このシチリアの、表面を焼いたリコッタに刻んだピスタチオを合わせました。
爽やかで、かつヴィーノのミネラル感とリコッタの軽やかさ(それなのにちょっと香ばしく、振りかけられたピスタチオのコクがある)がぴったりでした。

ヴィーノや食べ物の説明ばかりでなく、少し普通の会話もありました。
6人連れ(熟年夫婦とその娘さんと夫、彼らの娘と息子)は、アメリカから来た人たちで、熟年夫婦はシチリアに2週間滞在、娘さん家族はなんと4週間も滞在するそうです。
休暇がとれるのがすごいですよね。
もう来年も6~7月の休暇が決まっていて、日本に行くのだそうです。
この時期の日本はどうですか?と聞かれたので、梅雨時で雨が多いし、何より湿度が高くて決して快適とは言えないと言いましたが、止める気はないようでした。

熟年夫婦の奥様の方が、実は私はブロンテの出身なのよ、と言うので(確かにイタリア人っぽいお顔立ちでした)、私がピスタチオのまちですね!と言うと、奥様が「やはり、ブロンテはピスタチオのまちだとイタリアに来る人は皆知っているのね。アメリカだと全然だけど」と笑っていました。

さて2杯目は、Bell'Assai 2022 ヴィットーリア DOC

フルーティーな香り、味わいはフレッシュ、その後で柔らかなタンニンを感じました。
この軽やかなヴィーノに合わせるのは、トマトとゆで鶏胸肉のスライスのサラダ。
これも軽やかなのにトマトの味が際立ち、胸肉はあまり好みではないのですが、オリーブオイルの美味しさが加わるのでトマトと一緒に食べると、このヴィーノにぴったりです。

次は、スル・ヴルカーノ・エトナ・ロッソDOC 2021。
2杯目と比べるとやや褐色がかっています。

フレッシュな感じではありますが、少しスパイシーでもあり、2杯目よりもよりタンニンを感じ、とても好みの味でした。
合わせたブルスケッタのトマトソースは、エストラット(トマトを天日干しで味噌のように濃厚なペーストになるまで水分を飛ばしたもの)を使用したもので、旨味が濃厚でこのヴィーノにぴったりでした。

さて、ここまで3杯飲んだと思うでしょ?
いいえ、飲める人にはお替わりを注いでくれたので、それなりに飲みました。

そして4杯目は、ベン・リエ 2022 パッシート・ディ・パンテッレリア DOC、甘いデザート用のヴィーノです。

名前にもあるように、これだけはエトナの葡萄ではなくずっと南にあるパンテッレリア島で栽培されたジビッボという品種で造っています。
これはマルサーラのカンティーナを見学したときも試飲しました。
これには、食べ物写真の右下に写っているチーズを合わせました。
チーズの名前は忘れましたが、〆に丁度いい組み合わせでした。

大満足し、その後最初の展示&受付のところで部屋ご飯用に2本買って宿に戻りました。

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from: ぐら姐さん

2024年08月20日 10時33分12秒

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ランダッツォには4泊するので水や食料などをそれなりに買う必要があります。
荷物を片付け、イプさんと早速出かけました。

徒歩15分ほどのスーパーまで歩いて、水や野菜その他を買い、今夜の晩ご飯は何にしようかな、と話しているときにチキンを丸ごと焼いている店の前を通りかかりました。





イタリアでよく見かける円盤がぐるぐる回転し、まんべんなく火が通る機械ですが、
奥に見えている火!電気で焼くのではなく薪で焼いているのでした!!!
かごに入っているのは、丸焼きではなく腿肉のようでした。

これを見たら買わずにはいられません。
この日は、移動疲れなのか、自分が2度目のまちだからなのか、手抜きをして写真を撮っていませんでした。

冷蔵庫に水と買ってきた生鮮品を入れ、洗濯をして、晩ご飯。
買ってきた茄子とズッキーニを焼きました。

これにビールとヴィーノ、サラダで美味しくいただいておしまいです。

あまりに写真がないので翌朝の写真も。
イタリア人は、午前中に食材の買い物を済ます人が多いようなので、それに倣って私たちも開店したてぐらいの肉屋に行きました。

’19年に滞在したリングアグロッサも肉のまちでしたが、ここランダッツォはネブローディ山塊の美味しい黒豚が卸されてくるまちなのだそうです。

肉屋で、ロースを2枚、カットしてもらいました。

この包丁を振り下ろして骨をガツッとぶった切るわけです。
肉屋らしい肉屋だったのでつい店内の写真を撮りました。(まちの写真を撮っていないのにねえ)

馬肉もあったのですが、この日はほかにヴィテッロ(仔牛)も買ったので、次にと思ってそのまま買いませんでした。(次回こそ、と思うものが増える一方です)





この日は、11時からドンナフガータの試飲コースを予約していたので出かけました。
その話はまた次回。

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