プーリアの28は、ルティリアーノです。
facebookで知ったケイコさんは、イタリア人と結婚し、このまちに住んでいます。
フレッシュチーズを作る教室をやっていて、是非作って、食べてみたいと思ってチーズ作り教室を実施していただきました。
’18年の8月のことです。

この時は、マテーラに宿泊中で、イプさん、西南さん、nasakuraさんと一緒の4人で参加しました。

マテーラまで夫のアントニオさんが車で迎えに来てくださり、途中でアントニオさんのおじさまの所有だという牧場に立ち寄りました。

また車で少し走ると、今度は葡萄畑の景色がずずっと続きます。
この辺りは食用葡萄の栽培が盛んで、ヨーロッパ各地に出荷しているのだとか。
まだ少し早いけど、早生のものはそろそろ収穫ができるようになってきているそう。
車を止めて、葡萄畑を見せていただき、一房摘んで食べさせてくれました。



いいのかしら？と思ったら、ご両親の所有の葡萄畑なのだそう。

ケイコさんのご自宅に到着して早速チーズ作りに取り掛かりました。
無殺菌の牛乳は、おじさまのところの伝手で入手しているとのこと。

たっぷりあった牛乳からできたチーズは、これだけなのでした。

出来たチーズは冷蔵庫に入れ、水分をきります。
その間、まち散歩に出かけました。

ルティリアーノ（Rutigliano）のまちは、バーリの南東20数キロメートルに位置しています。
私は今回訪れるまでその名前すら知りませんでしたが、素敵なチェントロ･ストーリコ（歴史的中心部）を持つエレガントな小さなまちでした。

ケイコさんの家は、集合住宅ではなく、ご家族で所有している建物の2階にケイコさん夫婦、下にご両親がお住まいで、チェントロの入り口のすぐそばにありました。

プーリアらしい白い壁、白い石畳。

チェントロに入るとじきにドゥオーモが見えてきました。

正面入り口。道路に面しているので真正面から撮ることが困難です。



これは一般の古い建物。

このアーチをくぐってチェントロ中のチェントロへ。

由緒ある建物で、祭りのときには部分開放されるのだとか。
花火も打ち上げられるそうです。

キッチングッズなどを売るお店に入りました。
日本からの料理好きのゲストは、
イタリア料理に使ういろんな道具などが買えるので喜ぶようです。

イタリアあるあるのおじいちゃんたち。

次は、ハム・サラミ・チーズ、その他食材をいろいろ売っている店へ。
ここは品質の良い食材を扱っているので、いつもここで買っているのだとか。
私も、少し購入しました。

さっき結婚式をやっていて中に入れなかったドゥオーモに戻って中を見ました。







ケイコさんの家に戻って、夕食をいただきます。
それはまた、次回。

ルティリアーノのケイコさんのところの夕食です。
小ぢんまりした屋上テラスでケイコさん夫妻が準備してくれました。



まずは私たちが作ったチーズ2種。
プリモサーレ（プレーンとルーコラ入り）とジュンカータ。

フレッシュで爽やかで優しい味でした。
散歩のときに立ち寄った食材店で買ってきたというオリーブ。
これ、とっても美味しかった！

たっぷりの野菜とフレッシュなチーズ











どれもこれも美味しくそして胃にやさしく。
お店のプリモサーレと巨大モッツァレッラ、ブッラータとストラッチャテッラ。
ブッラータは1人に1個ありました。

プリモはパスタではなく麦。

私はファッロ（＝スペルト小麦＝古代小麦）はよくサラダにしていただきますが、
これは普通の小麦なのだとか。
それをトマトソースでいただくのは初めてでした。
ムスムスというかモソモソというか面白い触感はファッロと同じ感じでした。
とても気に入りました。

ドルチェで〆て、グラッパもいただいて、楽しかったチーズ教室はお終いです。
また車に乗って、マテーラまで送っていただきました。