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from: ぐら姐さん
2008年09月27日 17時40分52秒
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アルタムーラへ!
イタリアは長靴の形によく例えられますが、ピエモンテは、それで言うと長靴の履き口、膝下にあたる部分になります。トリノで買出しの後、長靴の踵というかアキレ
イタリアは長靴の形によく例えられますが、ピエモンテは、それで言うと長靴の履き口、膝下にあたる部分になります。トリノで買出しの後、長靴の踵というかアキレス腱というか、そのあたりまで一気に移動しました。
トリノ〜バーリと飛べればよかったのですが、何せその日程を決めたのが出発少し前のことでフェラゴスト間近の時期でもあったので空き無し。ミラノからだと取れたので、その日にミラノから帰国する友人と一緒にミラノへ行き、リナーテからバーリまで飛びました。マイレージでゲットしたチケットです。
さて、バーリにはほぼ定刻の19:30頃到着。ところが荷物が出てくるのに時間がけっこうかかってバーリ・チェントラーレまで行くバスは、1分前に出てしまっていて次までは35分待ち。
この日の目的地はアルタムーラで、バーリからさらに私鉄で1時間、次の発車は、21:20なので着くのは22:30頃…。そのあとホテルまでは歩けば30分ぐらいかかる距離だし、タクシーなんて無いのは当たり前だけど、すぐに呼べるかどうかさえも覚束ないし…
そんなことも視野に入れて、空港からアルタムーラのホテルまで、一応事前にお宿に聞いていたおよそのタクシー代は、マキシムで100ユーロとのこと。う〜ん、まずはタクシーに聞いてみることに。すると80ユーロだと言うではありませんか。時間や安全性、翌日からの体の楽さもいろいろ考えて、ええいっ!タクシーで行っちゃえ!!!と大奮発。
夏時間なのでまだ暗くなっていない外の景色を見ながら、プーリアは、なんとも平らで全く山は見えず、ただただオリーブの畑が続いているところだわなどと思いました。ときたまなだらかな丘にまちが見えて。夕焼けがきれいで、うっとりしながらいるうちにいつの間にか星空に。
タクシーは、びゅんびゅん飛ばして20:20にはホテルの前に着いていました。もしバス&電車を選択していれば、まだバーリに向かうバスの中のはず。2時間のお得です。奮発しただけのことはありました。
さて、そうなると、な〜んだまだ晩ご飯を食べる余裕があるじゃありませんか!このまちは、ただただパンのために立ち寄ることにしたまちなので、その他の下調べはゼロ。レセプションのオネエサンに、近くに美味しいお店があるか聞いたら、この時期なのでお店がやっているかどうか電話してくれました。
まちは、フェラゴスト(聖母被昇天祭=8月15日)を2日後に控えて、帰省者や観光客で溢れ、ある種の熱を帯びているような雰囲気。
でも聞いていったお店は、ひっそりとした横道にありました。
中に通されれば、この時間からやっと客が入り始めた時間で(さすが南イタリアです。9時頃からやっと晩ご飯タイムスタートって感じで)ものすごい数の前菜がずらずら〜っと並んでいます。お店のオネエサンが、あれこれと説明してくれたけど、とうてい全クリは無理。
「ご自分で選んで皿に取りますか?それともお任せ?または、海のもの、大地のものと2つの皿に分けてお出しすることもできますが。」ということなので、2つの皿をお願いしました。
出てきたら、予想を上回るボリューム!
これにパーネ・ディ・アルタムーラを食べ、
アッラ・スピーナ(生ビールでよく見られるあの注ぎ口から出す)
のプロセッコ0.5L×2を飲んでお腹が一杯!蟹蒲(イタリアでよく見られる)はご愛嬌として、その他はけっこう美味しくて、大満足です。
オネエサンにアンティパスト2皿をお願いした時に、あとは、食べた後で考えますか?と言われたので、他には何もオーダーしていなくて、本当によかったです。
ドルチェも食べる気はしないけど、フルーツでさっぱりするのもいいかとオーダー。なんとも飾り気なく、どかんと出されました。
こんな量は食べきれるはずもなく…半分でギブアップ。膨れたお腹を抱えてお宿に帰ったのでした。空港に着いてから、3時間あまりにして感じました。「プーリア、恐るべし」from: ぐら姐さん
2008年10月01日 20時00分53秒
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「Re:Re:アルタムーラのまち歩きⅡ」覇王樹さん、buonasera!>私の痛恨は、アルタムラで一枚も写真を撮らなかったこと。行ったという証拠が何も
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from: ぐら姐さん
2008年09月23日 09時11分08秒
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ブラでチーズ♪
ディアーノ・ダルバに2泊した翌日は、トリノへ移動です。でもちょっとだけブラに寄り道しました。私の入っている他サイトのコミュで、ブラ在住、チーズ工房のお
ディアーノ・ダルバに2泊した翌日は、トリノへ移動です。でもちょっとだけブラに寄り道しました。
私の入っている他サイトのコミュで、ブラ在住、チーズ工房のお手伝いをしている日本人男性を見つけ、連絡を取ってみていたのです。
今回、時間が取れそうだったので、そのチーズ工房を見学し、スローフード協会の直営店、ボッコンディヴィーノでランチをすることに。
さてさて、これがチーズ工房ジョリートの店構えです。
この中にお店もあるのですが、そんな感じがしません。私たちが訪ねていくと、日本人Aさんが出てきてくださいました。でも、私たちを案内してくださったのは、Bさんという日本人女性。
Bさんは、フランスチーズが専門で、フランスではチーズ作りをしたり、あちこちで作るところを見たりしていらっしゃる方で、今度代官山にオープンするイータリーでチーズの仕事をすることになり、そのためにここに勉強に来ているのだとか。
ここジョリートのご主人フィオレンツォさんが、トリノのイータリーのチーズ担当をしていらっしゃるご縁だそうです。
チーズ工房と言っても、ここは主に買い付けたチーズを上手に熟成させて販売するところです。熟成庫を見せていただきました。
これは地下でパルミジャーノを熟成させているところです。熟成の度合いを見るピエロおじさんが、コンコンとパルミジャーノを叩いて、熟成の月数で微妙に音が変わるのを聴かせてくれました。動画を撮ってあるので、ここで動画をアップできるといいのですが…。
片側の壁面に、ミニ博物館のようなものが作ってあり、昔のパルミジャーノ作りの道具や工程なとが展示してあります。
お店を通って、試食のテーブルへ。まずは、テイスティング用のチーズの前に、Bさんが用意してくれたおつまみを。
パルミジャーノせんべい、洋梨とゴルゴンゾーラ、スイカと…あれ何だっけこのチーズ?これだけでも美味しかったのですが、試食が始まりました。
ワインは、Aさんが開けてくださったバルベーラ。チーズのカットの大きさは、試食と言う感じではありません。1切れが2〜30gぐらいありそうです。
手前右から、ノストラーレ・ディ・エルヴァ
マッカーニュ
ブラチュック
奥右から、ヤギ乳製サン・ロレンツォ「アバーテ」
カステルマーニョD.O.P
フィオーレ・サルドD.O.P
ブルー・ダオスタ
順に深く、くさく、癖のある味になっていくので、食べ進むほどに、ずるずるとはまっていきます。
サルデーニャのチーズ(フィオーレ・ディ・サルド)は、これまで美味しいと思ったことがなかったけど、ここで食べたのはとても美味しくて、認識を改めました。やはり熟成のさせ方で、味がまったく違うものになるのでしょう。
カステルマーニョD.O.P、ブルー・ダオスタは、どちらも大好きなので予想通りの美味しさでしたが、初めて食べたサン・ロレンツォ「アバーテ」の美味しさは、衝撃的でした。何とも言えないにおいとコク、口の中で溶けていく感じが、バルベーラにすごく合います。
チーズだけでそこそこお腹が膨れたのですが、街散歩をした後は、ランチに!from: ぐら姐さん
2008年09月30日 04時39分37秒
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「Re:Re:Re:アリタリア、なんとかなりそうでしょうか…」yokochan2さん、おはようございます。>昨日、図書館で新潮社の「旅」、去年の9月号
from: yokochan2さん
2008年09月29日 22時12分36秒
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「Re:Re:アリタリア、なんとかなりそうでしょうか…」ぐら姐様、こんばんは。ソレントのイベントのURLありがとうございます!土壇場でなんとかなりそう
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from: ぐら姐さん
2008年09月25日 07時12分43秒
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トリノで買い出し
トリノで買い物、って書きたかったけど、やはりニュアンスが違ってくるんですね、私の場合。だって買い物の目当ては食材なのですもの。ブラでご飯を食べてから、
トリノで買い物、って書きたかったけど、やはりニュアンスが違ってくるんですね、私の場合。だって買い物の目当ては食材なのですもの。
ブラでご飯を食べてから、トリノに移動して夕方着。ホテルは、ちょっぴり奮発して、リンゴットにある、ル・メリディアン。
もともと、この翌日にミラノから帰国するに当たり、前泊をミラノにするのはこの時期つまらないし(何せ8月13日ですもの)じゃあ、友人がまだ見ていないイータリーで食材を見よう!ということでトリノに決定。(私は、その後の旅程変更で、ミラノから帰国ではなく、プーリアに飛ぶのですが。)
最終日の午前中に買出しをして部屋でパッキングし、それからチェックアウトした後にホテルに荷物を預けて昼食を取り、ミラノに向かえばちょうどいい、と言う話になって、宿をイータリーのすぐそばにあるこのホテルに決めました。
部屋のドアを開けてびっくり。小さなお仕事スペースがあって、その向こうにまたドアがあるのです。
そのドアを開けると、奥行きのあるゆったりとした部屋。1泊しかしないのがもったいないぐらい、くつろげそうです。
でも、荷物を置いて、ポルタ・ヌオーヴァ駅方面に用があったので、バスで出かけ、用を済ませてからイータリーへ。今夜は下見だけです。明日買った方が、少しでも鮮度のよい状態で持ち帰れますもの。
そして夕食。ここまでに2人とも食べることはしっかりと楽しんできているので、トリノでの食事は、イータリーのカウンター席で。あ、その前に地下のビール・カウンターで1杯(ほんとは2杯)やったのでした。
生ビールの注ぎ口がずらり並んで、よりどりみどり。
そのあと、鮮魚コーナーへ行って、スカンピと海老のグリルを食べました。
この日は、つつましくこれとパンとワインのみ。シンプルな塩焼きが美味しくて、付け合せの野菜も美味しくて、味わって食べました。
翌朝は、ホテルの豪華朝食をがっつりと食べて、いざ出陣!
イータリーで持ち帰り食材をあれこれと買いました。(でも私は、まだプーリアにも行くので、ちょっと控えめ)そしてランチは、パスタコーナーへ。コッツェとボンゴレとサーモン(缶)のパスタです。
これは、ボリュームたっぷりで、かなりお腹が膨れました。
そしていよいよミラノへ。友人は帰国し、私はリナーテからバーリへ飛びました。-
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2008年09月20日 10時04分16秒
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ディアーノ・ダルバ
さて、友人とアルバで無事合流して、タクシーで10分ほどのディアーノ・ダルバのホテルに向かいました。チェックイン時に、封筒に入ったメッセージを渡されまし
さて、友人とアルバで無事合流して、タクシーで10分ほどのディアーノ・ダルバのホテルに向かいました。
チェックイン時に、封筒に入ったメッセージを渡されました。差出人は、ここの宿のスタッフのステファニアさん。部屋に入って開けてみると、
「明日の朝10時に、カンティーナ・△△の○○氏が、貴方達を迎えに来ます。不都合や分からないことがあったら、どうぞご遠慮なく私におっしゃってください。」
と彼女がレセプションにいる時間帯が書いてあります。
実は、友人が、春に高校のクラス会に参加した際、卒業以来○十年ぶりに会った友人男性が、ワインに興味を持ち、カンティーナのオーナーと友人だというのです。そしてそのときに滞在したこのホテルを私たちに教えてくれたのです。
何せイタリアは、コネ社会ですから、カンティーナのオーナー氏を通してホテルを予約した方がよかろうと友人の友人を通して連絡してもらったのですが、返信なし。
あまりしつこくしたくはないので、私がホテルに予約を入れたら、ステファニアさんから感じのよい予約受け付けメールが届きました。その後で、オーナー氏にメールを送り、予約を取った旨を伝え、快適な滞在のために一言よろしくとお口添えいただきたいと書きました。(でも、帰国して読み返したら、ちゃっかりと、私たちは食べたり飲んだりすることが好きです、と書いてた・・・)
で、それに対しても返信無しでしたから、全く期待していなかったのです。なのにこのメッセージ!翌日への期待が否が応でも膨らみます…(この件の続きの話は次回書きます)
さて、部屋の窓を開けると、お宿のプールが見下ろせました。
プールの向こうには、ぐるりと葡萄畑が広がります。よく見ると、プールの日焼け場には、砂が敷き詰めてあって、ビーチ気分を盛り上げているよう。
とても混んでいるので、プールへ行くのは止めにしました。そのかわり、プール近くのバールで、生ビールタイム。しばらく見ていると、夕方になり地元の人たちが続々と帰って行きます。どうやらここのプールは、近所の人たちの恰好の遊び場所になっているようです。日曜なので尚のこと混んでいたのでしょう。
夕食の時間になったら、宿は静かになりました。
さて夕食は眺めの良いこのホテルの屋外レストランで。ワインの里ですもの、地元のものを頂きました。この日は、選んだ料理に合わせて、少し軽めの赤。
これは、私の選んだ前菜。
え?前菜?プリモじゃないの?と思うでしょうが、実はこれはパスタではなく、フィノッキオ(フェンネル)を桂剥きのようにしたもの。それにクルミとカステルマーニョを混ぜたサラダなのです。(ここと同じクーネオ県のカステルマーニョ村という小さな村で、夏の放牧期にだけ製造され、生産量が少ないので幻のチーズと呼ばれているチーズ)
フィノッキオ大好き、カステルマーニョも大好きな私には堪らない味。さっぱりしているのにコクがあって、軽めの赤ワインとすごく合います。
そしてプリモ。
メンタ(ミント)とカカオのパスタです。メニューでこの名前を見ても、どんなものか想像できなかったのでオーダーしてみました。2種類の手打ちパスタのミックスだったのです。
おそるおそる食べてみるとこれが美味しい!それぞれを食べると、ミントの香り、カカオの香りがし、それがどちらも強すぎないので、両方合わせて食べるとなんともいい感じに渾然一体となって、絡めてあるバターとの相性も抜群。なかなか気に入りました。
この日は、昼にガッツリ食べているし、ドルチェも食べたかったのでセコンドはなしにしましたが、パスタに夢中になって、ワインを飲むのを忘れてしまっていたのでドルチェの前にチーズの盛り合わせをいただきました。
あ、すみません。1つ食べてから撮りました。
そしてドルチェは、パンナコッタで〜す!しつこく書きますが、ピエモンテは生クリームが美味しいので、他のどの土地で食べるよりも美味しいパンナコッタにありつけるのです。
ソースは、森のフルーツ(ベリー類)。予想通りの美味しさです。
美味しく食べて飲んで、今日も幸せな1日でした。-
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2008年09月18日 19時27分29秒
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アルバでランチ
グラッツァーノ、オローパ、と訪れた後は、カネッリにある馴染みのアグリに滞在したのですが、ここのことは何度も書いているので、その後のことを書きます。でも
グラッツァーノ、オローパ、と訪れた後は、カネッリにある馴染みのアグリに滞在したのですが、ここのことは何度も書いているので、その後のことを書きます。
でもカネッリのアグリに夏に滞在したのは初めてでしたから、今回の旅報告の終わり頃にご紹介しますね。
さて、1週間クルーズに出ていた友人と、その間にピエモンテどさ周りをしていた私は、この日にアルバで待ち合わせをしました。私は、11時ごろ着きましたが、友人が着くのは3時ちょっと前。
ということでちょっと街散歩をして、ランチは1人で。アルバの街は、バカンスシーズンに加え日曜ということもあってかひっそりとしています。白トリュフ祭りのシーズンとは大違い。
大好きな店、エノクラブは営業していましたが、安くはない店なので今回はパス。適当によさげなところを見つけて入りました。
ナプキンの折り方がかわいい!小さなファルファッレ(パスタ)が付いています。
パンの出し方もいい感じ。
カネッリでずっと肉料理だったので、その反動で魚が食べたくなり、アンティパストは、ジェノヴァ風(じゃがいも入り)の蛸。
プリモは、パッケリという中が空洞のぶっといパスタ。具は、茸とズッキーニ。
そしてセコンドは、煮豚。
このお店では、外の席に座ったのですが、音楽を流していました。それが何とも懐かしい、私が幼少の頃に日本で流行ったカンツォーネ。思わず、デジカメの動画で店の様子と歌を撮りました。ここに動画をアップできるといいのですけどね。
昔、日本でサンレモ音楽祭の入賞曲とか流行った時代に、姉が聴いていたのを、なぜか私まで一緒に聞いて、意味も分からないままに覚えてしまったカンツォーネ。今口ずさむと意味が分かって、な〜るほど、という感じになったり。
懐かしい気持ちで楽しいランチタイムを過ごしました。-
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2008年09月13日 07時14分10秒
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グラッツァーノ・バドリオ
6月のある日、あるサイトでこんな書き込みを目にしました。「これから秋にかけて、イベント盛り沢山の季節になりましたね。私の住む秘境近辺ではどこの村でも同
6月のある日、あるサイトでこんな書き込みを目にしました。
「これから秋にかけて、イベント盛り沢山の季節になりましたね。
私の住む秘境近辺ではどこの村でも同じ夕食会が催されているようだし、各地で似たようなイベントがあるとは思うのですが、秘境のテアトロ夕食会のチラシが配られたので内容を載せてみます。
広場で皆で一緒にテアトロを見ながら夕食を楽しむ会です(夕食は要予約、有料:18ユーロ)。村人や観光の人など毎回大体200人位でワイワイします。ご興味のある方は直接プロローコまでお問い合わせ頂くか、私から連絡しても構いません。」
田舎の小さな小さなまちの食事会?行きたい!宿と足がなんとかなるなら、行きたい!!!と思ったのです。
その頃、父の病状によっては旅を中断して帰国する可能性もあったので、友人達とのクルーズは諦めようと考えていたところでした。(地中海の島から急遽帰国の手配をするのは大変そうなので)
ここの食事会スケジュールを見るとテアトロ夕食会ではなく、バンド演奏の夕食会なら、日程に組み込めそうです。みんながクルーズに発つ日に、一人で行こうかな…と思い、問い合わせてみたら、足も宿もなんとかなりそう。ということで決めました。
グラッツァーノ・バドリオ?それってどこよ?多分イタリア人だって聞き返すでしょう。地図で調べてみると、ピエモンテ州アスティ県のはずれにあります。人口640人だとか。田舎好きの私にとっては、きっといいまちに違いない… うふっ。
さて、そんなこんなであれこれと調べ、手配をし、8月3日の夕方、夕食会の当日に本当に辿り着きました。まちの写真は翌日撮ったものを次回載せることにして、今日は、宿と食事会のことを書きます。
このまちには、郷土料理の美味しい店があり、わざわざ車で食べに来る人もいるのだそう。その店に、1部屋だけ客を泊められる部屋があるのです。私のここでの宿は、その部屋ということになりました。
店の横のB&Bの看板の下のドアを開けてもらい、中に入ると、これがドアの内側。
その1つだけの部屋は、別棟になっていました。室内はこんなです。
冷蔵庫はなかったけど、テレビがあってよかった!イタリアでの朝は、テレビをつけて、ちらちら見ながら支度をするのが好きなのですもの。部屋の入り口から出て行くと、店の裏手が見えます。
ちょと広いスペース。これだと車も止められます。
奥のテラス(洗濯物を干せるようになっていました)からのまちの眺め。
まだ食事会には時間があるのだけど、2泊するので、翌日暇を持て余すことがないように、まち散歩は翌日回しにし、部屋でテレビを見て、シャワーを浴び、さっぱりしてから出かけることにしました。
8時過ぎに様子を見に行きました。会場となる広場はこちら、の看板。
進んでいくと、ステージがしつらえてあります。
そしてテーブルが並べられていました。
奥に見えているカウンターの裏で、日本で言うなら村の婦人会の若妻部といった感じのシニョーラたちが、おしゃべりを楽しみながら食事の準備を進めていました。
8時開始というもののやっと人がポツリポツリと集まり始めたぐらい。8時開始は、食事ではなく、受け付けのことだったのでしょう。受け付けでチケットを買いました。20ユーロなり。(テアトロより、バンド演奏の方が2ユーロ高い。)
↑テーブルから離れて、背中を向けて並んでいる2人が受け付けです。
う〜ん、知らない人ばかりだし、どこに座ろうか…ととりあえず端っこの、でも人が座っている近くで、ここに座ってもいいですか?と聞いた上で席を決めました。
私って、勘がいい!と後で思いました。すごく人柄のいい老カップルの向かいだったのです。どこから?だれかの家に来ているの?などと話が始まり、ここに来たいきさつなどを話し、けっこう打ち解けることができました。
そのカップルのご主人ジジは、私のために水を貰ってきてくれたりワインを注いでくれたり。
さて9時ごろに食事が始まりました。
-APERITIVO CON STUZZICHINI(おつまみ付き食前酒)のおつまみ
食前酒は、甘いお酒をソーダ割にしたようなものでした。私は、ジジの注いでくれた赤ワインで。
お料理は、プラ皿なのでたいしたことがないように見えますが
どれも全うな材料を、きちんと調理していて、本当に美味しいものばかりでした。
おまけに、余分にあるものを、もっと食べる人いない?なんて配りに来てくれるので、食べたいだけ食べられるのです。ま、1皿ずつでちゃんとお腹が膨れるコースではあるのですが。
-ANTIPASTO DI CARNE CRUDA(カルネクルーダ=生肉の前菜)
馴染みのアグリでもさんざん食べているけど、やっぱりピエモンテの牛は旨〜い!!!生で食べるときの、脂の少なさ、牛そのものの味、それを生かす、淡い味付け。うう、これだけで赤ワインが何杯飲めることか。
-LINGUA IN SALSA VERDE(牛タングリーンソース添え)
グリーンというより茶色っぽいのですが、このソースは、ハーブの香りが生かされている、かなりしっかりした味のソース。牛タンにぴったりです。これまた旨〜い!ぐびり。
私の隣のオジチャンは、フルビオさんとかいうおとなしい方で、
女性は飲まないものと思っているのか、たまにしか注いでくれないけど、ジジは、私が結構飲めるのが分かってか、小まめに注いでくれます。嬉しい!
-PENNE ALLO SPECK E ZAFFERANO(スペック=燻製生ハムとサフラン風味のペンネ)
パスタ大好き、スペック大好き、サフランも!という私にはたまらない味。クリーム控えめですが、ピエモンテの生クリームは本当においしいのでたっぷり使わなくてもちゃんとその味が分かります。
-STINCO DI VITELLO CON SPINACI(仔牛の脛肉、ほうれん草添え)
多分、シンプルに香味野菜を入れて茹でただけのように思われますが、それで十分美味しいお肉でした。ほろりと柔らかくて、お箸でも食べられそうな。
-DOLCE
この辺りで私はもうお腹が一杯だったので、これは食べたもののあまりよく覚えていません。チョコレートのムースのようなものに、ナッツ入りのアイスクリームが乗っていたような。
この食事会のことを私に教えてくれた日本人女性とイタリア人のご夫妻が、私のことを気にかけて様子を見に来てくれました。私が適当に溶け込んでいたので、私が声をかけるまで見つけられなかったそう。
彼女とは日本語で話したのですが、私との会話について「イタリア人の乗りの会話なのに日本語で話しているのが不思議な感覚!」と言われてしまいました。やはり私の前世は、イタリアのプリンチペッサなのだわ。
食事会で、私とお話してくださった地元の方たちです。
from: yokochan2さん
2008年09月19日 09時01分59秒
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「Re:Re:名前を変えた訳」ぐら姐様、(姐様とお呼びして良い年齢なのか???ですが、、)事情を知らずに申し訳ありませんでした。m(__)m了解です。
from: ぐら姐さん
2008年09月19日 06時40分10秒
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「Re:名前を変えた訳」Yokochan2さん、今年は家族でスペイン、お子様はフランス・スペイン、奥様はフランス・スペイン・イタリアとご旅行だったわけ
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from: ぐら姐さん
2008年09月08日 05時55分14秒
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オローパへの移動
ジェノヴァの後にグラッツァーノという超田舎町に行ったのですが、ついうっかりその次のオローパの写真をアルバムに取り込んでしまったので、先にオローパのこと
ジェノヴァの後にグラッツァーノという超田舎町に行ったのですが、ついうっかりその次のオローパの写真をアルバムに取り込んでしまったので、先にオローパのことを書いてから、グラッツァーノのことを書きます。
今日は、オローパまでの移動時の出来事を。
グラッツァーノから、バスでアレッサンドリア、列車でノヴァーラ、乗り換えてまた列車でビエッラまで、そしてビエッラからバスに乗ってオローパへと移動しました。北イタリアの電車は、なかなか綺麗です。冷房もちゃんときいてるし。
トイレもモダンで、清潔。(あ、日本でならこれが普通ですね)
ノヴァーラの辺りから俄然水田が目立つようになり、田んぼには白鷺が多く見られました。
オローパは、ピエモンテの北西の方になります。それぞれの移動距離は、たいしたことが無いのだけど、乗り換えの待ち時間はそこそこあって、着いたのは17時過ぎ。
さて、この日はバカヤロ〜な出来事が1つ。
それはビエッラの駅での出来事でした。ビエッラの駅に着いたのが、15:30。アレッサンドリアの駅バールでパニーノを1個食べていたのですが、小腹が空いて、バールへ行くと、あまり食べたいものがない。で、最近イタリアの駅でよくみかけるようになった、セルフサービス・バール(自販機)でサンドイッチを買うことに。
お金を入れ、好きな商品の番号を押せば、ガタンと音がしてその商品は下に落ち、取り出し口から手元へ。のはずなのに、私のサンドイッチは下には落ちたものの、取り出し口のところまで出てこない…
どうやら取り出し口のところが2段構えになっていて、その最初のところが開かず、いちばん下まで落ちない…ようなのです。手をこじ入れて、そこをなんとかいじって…と思っても全然動かず。
まずは、バールに行って話すと、それはうちとは関係ない…
新聞雑誌などの売店に行って聞いても、うちとは無関係…
駅員に聞いても、知らぬ存ぜぬ…
もう一度、手を入れてチャレンジ。通りがかりの人に、取り出せないんだけど…と協力を求めてみると数回試み、他の人をも巻き込んで試してくれたものの、取り出せず。
中の1人が、こういいました。
「もう1回お金を入れて、もう1つ買ってみれば?
2つ手に入るよ」
私「2つ分の損はしたくないわ。」
その方「じゃあ、一番安いものを買えばいいじゃない。」
・・・・・・・
もちろん何も買いませんでした。みすみすお金を捨てることになるような気がしたからです。そして、バスの発車時間ぎりぎりまで、誰か買う人がいないかずっと見ていました。一緒に取り出せるかもしれないと。
結局自販機を利用する人はゼロ・・・ 諦めました。ま、こんなものでしょう。イタリアだもの。
さて、これには後日談があります。オローパに2泊し、またビエッラを通った時に見ていたら、まだ私のあのサンドイッチがひっかかったまま!そして見ていたら、若い女性がお菓子を買おうとお金を入れ、ボタンを押しました。・・・・・・ 彼女も、やはり取り出せなかったのでありました。
こんな機械にお金をかけて設置しても、これじゃあ信用する人がいなくて絶対に商売にならないよねぇ…イタリアにいると、人間しか信じられない気がしてくる… -
from: papalinaさん
2008年09月08日 19時42分36秒
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私なら、どうするかなぁ…
う〜ん…。200円くらいなら、もうひとつ買って一緒に滑り落ちてくるのに賭けてみますけど。でも、サンドイッチが3ユーロってことは500円超。1000円を
う〜ん…。200円くらいなら、もうひとつ買って一緒に滑り落ちてくるのに賭けてみますけど。でも、サンドイッチが3ユーロってことは500円超。1000円を捨てるようなことはできないから、やっぱり恨めしげに見つめて諦めちゃうかな??
ホントに今のユーロ高で(今は少し下がってきてますが)日本の値段が安く思えますね。-
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from: ぐら姐さん
2008年09月09日 19時15分10秒
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「Re:私なら、どうするかなぁ…」>1000円を捨てるようなことはできないから、やっぱり恨めしげに見つめて諦めちゃうかな??でしょ〜。悔しいけど、ま、
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from: ぐら姐さん
2008年09月01日 06時20分18秒
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ジェノヴァ1
考えてみれば、ジェノヴァはこれが3回目。でもまともに観光をしたのは今回が初めてかな。今日ここに載せる王宮こそ1回目の時に見たものの、そのときは、カズが
考えてみれば、ジェノヴァはこれが3回目。でもまともに観光をしたのは今回が初めてかな。
今日ここに載せる王宮こそ1回目の時に見たものの、そのときは、カズがセリエAのジェノアに所属していたので、カズには会えなくても、スタジアムを観に行こうということで観光もせずにバスで遥々出かけたのでした。
2回目のときは、ジェノヴァの空港に行くついでにちょっとご飯を食べただけ。
今回は、朝ミラノから移動して、王宮を見てからランチ。その後、午後もたっぷりと観光し、翌朝も少し観光したのでした。
王宮は、え?ここが入り口?と思うほど地味な感じです。17世紀にバルビ家という貴族の宮殿として建てられ、別な貴族の館となってさらに増築された後に、サヴォイア家の王宮となったのだそうで、質の高い美術作品と日常的な家具調度品が、驚くべき共存をなしているのだとか。
でも内部は撮影禁止でちょっと外に出る部分だけが撮影OK。ここです。建物の外観が分かりますね。
見下ろす中庭のモザイクが、なんとなく愛嬌があってカワイイ。
↓ズームにしているので、ぶれないようにセルフタイマーを使っていたら、あちゃ〜、ちょうどシャッターが切れる時に、人影が。
もちろん撮り直ししましたが、人が写っている方を載せておきます。
さて、お腹も空いたので本日の昼は超B級グルメの店に。
from: ぐら姐さん
2008年10月02日 06時32分11秒
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「アルタムーラのまち歩きⅢ」1つ、小さな事件が起こりました。集合住宅の門が開いていて、中を覗くといかにも観光客といったアメリカ人らしき家族連れが写真を