アルベンガに１週間滞在した後、ミラノに１泊してからボルツァーノへ行きました。こちらもできるなら１週間いたいところですが、仕事があるので３泊だけでした。ミラノの１泊は、友人のたっての願いで、サンシーロ（ACミランとインテルの本拠地です）のスタディアム見学ツアーに行くための１泊です。ここや、旅のはじめの少しの観光のことはまた改めて書きます。

　ボルツァーノのことをご存じない方のために、地図を載せましょう。ボルツァーノはイタリアの北にある、トレンティーノ･アルト･アディジェ州の真ん中あたりにあります。（左下の小さなイタリア地図で、全体から見た位置がわかりますね）
　

　東側にドロミティ山塊を控え、山への入り口のまちといったところです。南チロルという言い方もあり、もともとはオーストリアの領土でしたが、１９１８年からイタリアに帰属しています。南チロル（Sudtirol…uにはウムラウトがつきます）はボルツァーノ自治県、「外国のチロル」」（Welschtirol）の異名をもつトレンティーノはトレント自治県として、それぞれ独立の県となっていて、この２県を合わせてトレンティーノ＝アルト・アディジェ特別自治州を構成しています。

　１９１８年、という年代を見てお分かりと思いますが、第一次世界大戦の結果イタリア領となったのです。ムッソリーニの元で強硬なイタリア化政策が進められドイツ系住民は少数民族となって迫害されたそうですが、第二次大戦後も、住民投票によって帰属を決めるというようなことにはならず、イタリア領として残ったのだそうです。

　というわけでドイツ系住民が言語・文化の対等な扱いを求め自治権を得るまでには何度と無く流血を伴った自治権獲得運動や独立運動が展開されたのだそうで、１９８９年になってドイツ語が同権を得たのだそうです。

　頑なにドイツ語しか話さない人たちも数多くいると聞いていましたが、ボルツァーノに着いた途端、外国に行った気分になりました。もちろんイタリアも外国な訳ですが、私にとってはイタリアは、前世の地、第２の故国といった感覚があるので、そんなふうに感じたのです。景色もチロル、町並みもチロル、そして耳に入ってくるのはドイツ語。

　ボルツァーノに到着したのは午後３時半頃。ここで地球の歩き方掲示板で知り合い、数年来のお付き合いのある西南さんと合流。彼女は朝のうちに着いていて既にまち歩きをしていたので、私たちにまち案内をしてくれました。

　さて、長くなったので、今日は街角の写真を少し載せて次回へと続きます。
　

　

　

　同じリグーリアなのに、距離的にそうではないように見えても、ジェノヴァが中心になっていて、その西から東へと通していく列車は多くないため、アルベンガからモンテロッソに行くには、以外に時間がかかりました。

　知人から、モンテロッソにとても美味しい鰯料理のレストランがあると聞き、冬に行こうと思ったら、クリスマスからしばらく休みで行かれず、夏こそ！と心に決めていました。

　１人の友人はチンクエテッレ初だし、もう１人は冬しか行っていないしということで、快く付き合ってくれました。夏は海からのアプローチもできるし。

　アルベンガからの日帰りで、かつ昼食の時間を確保するため、観光はほんの少し。チンクエテッレの５つを巡るのはもちろん無理で、ヴェルナッツァとモンテロッソだけに行きました。

　モンテロッソから隣のヴェルナッツァまで、船で。これが冬にはできなかったことです。船に乗って出発を待ちます。
　

　いざ出発。
　

　あっという間にヴェルナッツァが見えてきました。
　

　冬にも載せたヴェルナッツァの景色ですが、光が違いますね。
　

　漁師のオッチャンも夏ですね。
　

　カヤックで遊んでいる人も。
　

　小さなビーチや岩場で泳いでいる人たちもいましたよ。
　

　自分が獲ってきた魚を売っている人がいました。
　

　今回は、ちょっと上の方まで歩いてみました。その写真はまた次回。（忙しくて更新が遅れていますが、ご容赦くださいね。）

ヴァンティミリアは、フランス／マントンの隣町で国境の町です。
フランスから入ってくると何となく空気の匂いが違ってます。
初のイタリアが、このヴァンティミリアとは珍しいケースだと自ら思っていますが、南仏からイタリアへの旅行の計画としては、すごく自然なのです。もっと先のジェノヴァまで行っても良かったのですが、エズなどのコート・ダジュールの町を観光して夕方入るには適した町です。駅前に多くの安宿もあって、夏は海水浴客で賑あうようですが、４月は観光客はほとんど姿を現さないようです。
ここに宿泊した大きな理由は、ジェノヴァ以西のイタリアの町からピサ方面に行こうとすると、ジェノヴァで乗り換えになるのですが、朝6:33ヴァンティミリア発のICp515便のみローマ直通便なのです。記念すべきイタリアの第一歩は、この町となりました。不思議なもので、ヴァンティミリアは訳もなく大好きな町となりました。

旧市街の建物群。右下のトンネルを抜けると海岸に？トンネル右に階段があって、上の建物に通じる細い路地が、ちょっと行ってみたのですが、途中で引き返しました。




夕方の町の様子。結構賑やかです。




市場、町の人達は、ここで買い物をしているようです。叔母さんがたくさんの荷物を持って先の旧市街に帰っていきました。イタリア初の買い物は、この市場で”デコポン”らしき柑橘類を



翌朝6:33発の列車に乗るため、早朝の駅の写真です。日曜日ということもあってか、閑散としてました。



次回は、ラ・スペツィアの港から遊覧船で、海からチンクエテッレを。

2009年４月、初のイタリアはフランス国境の町ヴァンティミリア、ニースから鉄道で入りました。独特の喧騒さ、空気の違いを感じました。

ヴァンティミリアの旧市街。橋を渡った川の向こうがそうです。



この日は、駅前の安宿に宿泊、翌日から本格的にイタリアの旅が始まりました。


その前にサークルの主旨に反しますが、少しフランス／プロヴァンスの紹介を

パリからTGVでアヴィニヨンへ、アヴィニヨンからレンタカーでプロヴァンス／リュベロン地方の小さな村を巡りました。

これは、リュベロン地方のほぼ中心部の村ボニューのテラスから見たリュベロン谷の風景




ボニューから山岳地帯に入り、陶器で有名なムスティエ・サント・マリーへ、村から少し登った教会からの村の眺め

初めまして！　4年前に初めてイタリアに行って以来、すっかりとりこになりました。このサークルも今年の初めくらいからちょくちょく読ませてもらって楽しませてもらっています。

10月の頭からプーリア（初めて）とトスカーナ（4回目）に行ってきます。プーリアはレッチェ（2泊）、チステルニーノ（3泊）、トラーニ（1泊）の予定でレンタカーで小さな街をまわって、のんびり楽しめればなぁと思ってます。
この連休はどこにも行かず、最後の下調べをしていたら、ぐら姐さんの、アルタムーラのパンの情報を見て、ぜひ行かないと！と思ってます。このサイトは調べれば調べるだけいろいろ出てきて、すごいですね。
プーリアでここはおすすめという地元っぽいレストランがあればぜひぜひ教えてください。
写真は、去年行った大好きなラヴェッロです。

これからもよろしくお願いします。

Ｔalamoneのパスタ

ポルト・エルコレより北へ１０ｋｍ程の漁村タラモネ・Talamoneは
今回の旅にて是非行って見たい漁村でした。

　さてアンドーラの続きです。カフェ･ドーリアに座ってドリンクをいただいているところへ、G氏が水着にシャツを羽織り、くるくる巻きにしたゴザを抱えて現れました。前夜仕事を終えてから夜中に車を飛ばしてきて、この朝ひと泳ぎ＆日光浴をしてきた後でした。

　早速奥様のマンションへ。なんとバールの向かい側の超一等地に有るのでした。中にアペリティーヴォ（食前酒）を用意してくれているのですが、その前にG氏のの車でフラントイオ（搾油所へ）に連れて行かれました。以前私が見せてもらったところです。

　そこでG氏は自分のところで使うオイルなどを買い、ついでに私たちもオリーブオイルやオリーブやアンチョビなどを買いました。普通のお店で買うより、かな〜りお買い得。後で合流した別の友人に値段を教えたら、びっくりされました。へへ

　奥様のマンションに戻って、アペリティーヴォはカルロ･ガンチャのスプマンテ。（もちろん、クラシック製法で作ったもの）つまみは、マグロとカジキマグロのカルパッチョ。友人は写真を撮っていたのに、私は撮らずじまい。なのでここに載せられません。（ちょっぴり後悔）

　奥様も来てくれていました。彼女は、朝になってから別の車でやってきたようです。

　アペリティーヴォの後は、私たち３人とG氏夫妻と５人でチェルボにあるG氏の友人のレストランへ。小さなホテルのレストランでした。

　出てきたのは、キーンと冷えたワイン、ヴェルメンティーノ。
　
　
　そして食べた物たち。

　まずは、蛸･セロリ･トマト･松の実･オリーブのサラダ
　
　見たとおりの美味しさ。蛸とトマトやセロリってよく合わせるけど、松の実も入れたものは初めて。オリーブやケッパーの味も加わって、少し複雑に、そしてコクも出て、でもやっぱりくどくはなくて、かなり私好みの味でした。これ１皿でワイン３杯はいけますね。

　次は、ホタテのパン粉焼きと鰯のリピエーノ(詰め物入り）、千切りズッキーニとニンジン添え。
　
　それぞれを開いてアップにしてみました。
　

　
　うっま〜。でしたよ。

　そしてそして、本日のメインは大皿にど〜んと盛られたガンベッローニ！！！
　

　あ、これだと海老の大きさが分からないですね。テーブルに置かれたその他のものや人間と比較して、大きさと量を想像してくださいませ〜。
　

　G氏に言わせると、インペリアからサンレモのあたりにかけて獲れる海老が一番美味しいのだそうで、キロ５０（あれ？６０だったかな？）ユーロもするのだそうです。でも漁船から直接買うと１０ユーロぐらいは安くなるのだとか。

　揚げ方が本当に上手で、頭や殻はカリッと揚っているのに、身はしっとり、芯の部分はまだ透き通っているぐらい。頭の味噌も甘くて美味し〜い！！！
　

　多分私は６匹ぐらい食べました。頭を外して、外側の硬い部分を取り（これは食べない）、その他の部分を全部食べ、アシを外してこれも食べ、殻を剥き（これは食べない）、尻尾を食べ、そして身を食べて。ああ、こんなに美味しい海老は初めて！と思えるほど美味しいかっった〜。大満足。

　G氏と奥様は、頭は苦手なようで、身だけ食べていましたが、数は相当なもの。でも誰にも遠慮しなくていい量があるので、本当に幸せでした。

　この方がG氏のお友達にして、ホテルのオーナー兼シェフ。彼も、サヴォーナの店の人と同様シチリア出身なのだそうです。シチリア人は、魚介の扱いが上手ということなのでしょうか。
　

　G氏が、この海老をどうやってこんなに美味しく揚げるのかと聞いたら、ざるに入れて軽く粉をはたき、余計な粉は落としてから揚げるのだそうです。でも、油の温度や揚げ時間については話してくれませんでした。

　ここまででお腹一杯で（だって、G氏のところのアペリティーヴォもあったし）デザートはなしにしてカフェだけいただきました。

　あの店でもう一度食べるためにチェルボを再訪したいと思う味でした。

皆さん、初めましてこんにちは、この４月の旅行の写真を順次紹介していきます。初めてで慣れていなくて、とりあえずの写真から

モンタルチーノからピエンツァに向かう道路脇から
ヴィターレ礼拝堂


上の写真は、ピエンツァのテラス（カステッロ通り）から

オルチャ渓谷を、レンタカーで訪れました。まさに癒しの空間です。シエナからＲ438を南下、Ｒ438は、まさにトスカーナらしい田園風景を見せてくれます。ルート選択にはご注意を。Ｒ２の主ルートでは景色はいまいちです。
延々と丘が連なり行けども行けども緑の絨毯が、ただ、この９月初旬に友人夫婦が訪れた際は、麦の刈り入れ（７月）が終わった後で、土がむき出しで、全く異なる風景だったようです。
モンタルチーノからピエンツァにかけての風景は最高で、宿泊しなかったことは悔いが残ります。

それでは、また

ぐら姉さま、どうぞよろしくお願いいたします。

私は結婚前に一度だけイタリアに行った事あるんですけど、それっきり・・・。ああでも今も夢に見てしまうほど、好きです。また行きたい！

そしたらようやくだんな様からお許しが。来年の夏休み、家族６人（多！）で行こう！って言ってくれました。まあもちろん節約旅行だろうけど・・・。

で、子供も小さいんで、混み合う都会はあんまり行けなさそうなんですけど、でもちょっとだけでも・・・なんて今からいろいろ計画練ってます。

で、何でトルチェッロかというと・・・。私の大好きな作家の塩野七生の本の中に、「ここでなら結婚式を挙げてもいい」ということで、トルチェッロにある１１世紀の教会が紹介されてまして。おそらくは、サンタ・フォスカ教会？

ぜひぜひ行ってみたいんですけど、やっぱ遠そうだし、夫に文句言われないかと心配で・・・。ぐら姐さまはご覧になりましたよね？どうでしたか？ここでなら永遠の愛を誓うにふさわしい、なんて思われましたでしょーか・・・。

まあ別に私はもう○年前に誓っちゃいましたからいいんですけど、７歳の子供連れてそんな遠くまで行くのはどうしたもんか、でも見たい！と悩んでおります。どうぞご感想を！お待ちしてます。