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from: ぐら姐さん
2019年08月09日 15時10分37秒
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C'era una volta トスカーナ編 スヴェレートとその周辺
スヴェレートは、トスカーナの海に近い方、
マレンマ地方の少し北にある小さなまちです。
リヴォルノ県に入るので、リヴォルノとその周辺とするべきでしょうが、
何と言ってもスヴェレートのカンティーナに何度も行き、
そこから近隣へと出かけているので、このタイトルにしました。
近くには、ボルゲリがあります。
ヴィーノ・イタリアーノが好きな人であればボルゲリを知らない人はいないでしょう。
DOCGではなく、IGTの素晴らしいヴィーノを産出して名を馳せている地です。
SASSICAIAを筆頭に、スーパータスカン(この言い方、アメリカ的で好きではないのですが)の聖地として知られているのです。
そのボルゲリの近くに合って。スヴェレートはDOCGのヴィーノを造っているエリアです。
というか、私が何回か行っている間にDOCGに昇格したのです。
初回は’03年の3月末。そのときの写真は今ありません。
ブリケッラ農園と言うアグリトゥーリズモを
日本人の宮川さんとイタリア人のマリーザさんが、お友達と共同経営で始め、
いろいろな経緯があってご夫妻だけでやることになり、
その後マリーザさんが亡くなり…そうしたことを本だったかテレビだったかで知り、
行ってみたいと思ったのです。
(そう思うとすぐに行かないと気が済まない私)
次には、収穫を見たくて秋に行きました。
そのときのことは以下に書きました。
2回目’05年秋(2つ)
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100034288186?sortList%5BsortType%5D=2
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100084550579?sortList%5BsortType%5D=2
3回目’10年春
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100094153041?sortList%5BsortType%5D=2
4回目’11年夏
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100106315492?sortList%5BsortType%5D=2
よいヴィーノを造っているだけでなく、
調理担当のラウラのお料理が美味しくて、ついつい通ってしまったのでした。
今日は、4回目の夏に行った時の写真を載せます。
農園の敷地内の景色。
可愛らしい花も咲いています。
スヴェレートのまちまでは歩いて15分ほど。
地元の人はまず歩きませんけれど。
気持ちよさげにまどろむ猫ちゃん。
すみません。
時間がないので、今日はこの辺りで。from: ぐら姐さん
2019年08月15日 09時33分22秒
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C'eraunavoltaトスカーナ編スヴェレートとその周辺ボルゲリとカスタニェート・カルドゥッチボルゲリと書きましたが、私はボルゲリのまちは見ていま
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from: ぐら姐さん
2019年08月28日 11時27分23秒
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C'era una volta エミリア・ロマーニャ編 珠玉の街々
パルマ
これを書くに当たって、地図サイトで州の境目を見ていたら、
あら、びっくり。
コルティーナ・ダンペッツォもヴェネトに入っているのでした。
イタリアン・アルプスの高級リゾートなので、
てっきり、トレンティーノ・アルト・アディジェ州に入っているのかと。
そしてマントヴァはロンバルディア、ヴェローナはベネト、
ピアチェンツァはエミリア・ロマーニャと、
私の感覚的なとらえとは違っていました。
で、今回はエミリア・ロマーニャのことを書こうと思います。
さて、私はこのサークルでほとんどの場合「まち」と書いていますが、
それは街や町、日本人の感覚だともっと小さな集落も含めて
人の住んでいるエリアを「まち」と書くことにしているのです。
それは、イタリア語と日本語の違いのためでもあります。
comune(コムーネ=地方自治体)は、県以下の
市、町、村どれにも使われるのです。
日本だと市>町>村という感じですけれど。
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そしてまた全然違う、イタリア語の読み方の話
comuneはコムーネと読みます。コミューネではなく。
同様にnaturaleは、ナトゥラーレと読みます。ナチュラーレに非ず。
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今回エミリア・ロマーニャのいくつかの都市を書くに当たっては
街を使用しようと思います。
エミリア・ロマーニャには富める珠玉の都市がいくつもあり、
それらには「街」がふさわしいと思うからです。
では、まずはパルマから始めます。
私が降り立ったエミリア・ロマーニャ最初の街だからです。('98年夏)
そのときは、チンクエテッレからミラノに戻るのに、
同じ路線で戻るのはつまらないと思って地図を見たら
パルマを通って帰ることができそうだったので、
せっかくだから立ち寄ってプロシュットを食べようと思ったのでした。
こちらの2つ目に書きました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100081674833
パルマが食べること以外に、素晴らしい見どころがあることは後になって知りました。
'02年の冬にパドヴァに滞在して、日帰りで出かけました。
ドゥオーモや洗礼堂を見て、ガイドブックに載っていたリストランテで食事をし
なんといい街だろうと感じたのでした。
その後、'05年秋の駆け足旅行の時に、車移動の都合で1泊したのですが、
泊まったのはこの時のみなのに、晩ご飯を食べただけで、観光は全くしませんでした。
そして'12年冬。
このときは、友人たちとボローニャに滞在して、近くの街を見る旅で、
またもや日帰りで出かけました。
'02年からの10年間で私は食べること飲むこと、
面白そうなものを見たり、したりすることへの興味から成長して(遅すぎ)、
建築や芸術作品の美しさに興味を持つようになっていました。
パルマの洗礼堂の美しさに感動して、しばらく眺めたのでした。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100200121678?sortList%5BsortType%5D=2
'15年に夏にも日帰り
この時には国立美術館をじっくりと見て、感動しました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100201940124?sortList%5BsortType%5D=2
こんなに何度も行っているのに泊まったのは1度だけしかも1泊というのは
我ながらおかしなことだと思います。
近隣の街から行きやすいので、つい違うところに泊まってしまうというのもあり、
宿が安くないというのもあるような気がしますが。
さて、これまでにあまりにたくさんの写真を載せてきたのでどれは未掲載とか調べるのも面倒なので、適当に数枚の写真を載せますね。 -
from: ぐら姐さん
2019年08月24日 07時13分41秒
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C'era una volta プーリア編 白いまち
オストゥーニ
インターネットが普及し始めた頃、
プーリアやバジリカータの見どころというと、
アルベロベッロとマテーラだけのように感じていた人が多かったと思います。
「地球の歩き方掲示板」での情報交換が盛んだったころに、
実はプーリアには素敵な白いまちがあるんだよ、と教えてもらいました。
実際に訪れたのは’08年夏でした。
小倉優子さんがオストゥーニでオレキエッテづくりを学んだ回を見て、
食べたい!(できれば私も作ってみたい)と思ったのでした。
カロヴィーニョのマキさんの家に滞在し(当時は農園の家は造りかけでした)
車で送迎してもらったのです。
そのときのことはこちら。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/110003903081?sortList%5BsortType%5D=2
その時には、小倉優子さんが修行(?)させてもらったお店
Osteria Del Tempo Persoにも行ったのですが、
アンティパスト・ミストが2名以上からということで一人の私は食べられず、
'12年にペコさんと行った時に思いを遂げたのでした。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100111681556?sortList%5BsortType%5D=2
’08年の時はまつりのようなものにもあたり、楽しみました。
その後も、マキさんちに行くたびに近くを通ったり、ちょっとまち歩きをしたりして
オストゥーニは、私にとっては見に行くべき場所ではなく
マキさんちの近くのまちになりました。
1回目、2回目の写真でだいたい雰囲気は伝わると思いますが、
おまけ画像を載せますね。
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from: ぐら姐さん
2019年08月16日 09時01分57秒
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C'era una volta プーリア編 トラーニとその周辺
私の初プーリアは、'04年にクルーズ船で立ち寄ったバーリでの数時間でした。
その年は、クルーズを終えた後にヴェネツィアから再度南下して、
ポリニャーノ・ア・マーレに滞在したのですが。
その時のことは、こちらのコメント6と7に書きました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100044721865?sortList%5BsortType%5D=2
バーリでせっかくサン・ニコラ聖堂を見たのに、
当時は教会建築や美術に興味が無かったので、ガイドブックを開いて読み、
ふうん...という感じで終わりました。(今思えばもったいないことをしました)
私が初めて、ロマネスクが面白い!と興味を持って写真を撮ったのは、
ミラノのサンタンブロージョ聖堂です。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100088851461?sortList%5BsortType%5D=2
それ以後ロマネスクへの興味がどんどん広がって、
イタリアのロマネスクの本を見ているうちにトラーニの大聖堂を見たい思いが募り、
’11年にやっと訪れることができました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100106627355?sortList%5BsortType%5D=2
しかしながら到着が遅かったので、大聖堂のファサードが西日に映える姿を見られず。
13年冬に再訪しました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100106627355?sortList%5BsortType%5D=2
ところが今度は、冬では太陽の高度が足りず、
大聖堂の下半分が暗いのでした…
というわけで、’17年夏に再再訪しました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100204309446?sortList%5BsortType%5D=2
それなのに… 3度目の正直とはならず、
なんと鐘楼の修復中!
今はもう修復は終わっているとのことで、いずれまた行きたいと思っています。
日の長い時期に。
今日は’11年の時の載せこぼし写真を載せますね。
街角写真も載せます。from: ぐら姐さん
2019年08月24日 06時07分53秒
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nasakuraさん、>歴史や文化的な背景を知っていて行くのとそうでないのとでは旅の面白さが違ってきますよねぇ。まさに。イタリアにはまり、ガイドブック
from: nasakuraさん
2019年08月23日 14時26分51秒
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ぐら姐さん>同行の西南さんがフェデリーコⅡ世に興味を持っていて、行くことにしたのですがこうして歴史や文化的な背景を知っていて行くのとそうでないのとでは
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from: suuさん
2019年08月19日 09時46分07秒
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アトリの鐘
ぐら姐さま 皆さま
Campanile (カンパニーレ)は辞書で引くと①に鐘楼 ②に故郷 郷土と出てきます。鐘楼の鐘の音が聞こえる範囲が故郷なのだとイタリア語の先生から聞いたことがありました。
「アトリの鐘」のお話からそのくらいの町の大きさが人が暮らすのには丁度よいのかしらと思いました。
2015年にアトリ(旧アトリア)を訪ねました。丘の上の小さな町は眺めも素晴らしく、近くにいた地元のおじさんが「どうだ世界一の眺めだろう。」と自慢げに話しかけてきました。左手にはグランサッソ、右手にはアドリア海が望めます。確かに 素晴らしい景色です!
アトリの大聖堂(Cattedrale)1305年完成
本によるとフレスコ画は15世紀のものです。想像以上の美しさでした。
街は程よい大きさでたまたま入ったリストランテも垢抜けていてさりげなく、美味しかったです。
パンも焼きたてで美味しかったです。from: ぐら姐さん
2019年08月20日 18時58分55秒
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suuさん、アトリのフレスコ画、美しいですね。動画のお話からも、とてもよいまちのような感じがします。さて、私事ですが、本日引っ越し第1弾の荷物の運び出
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from: suuさん
2019年08月12日 12時38分38秒
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Loreto Aprutino(ロレートアプルティーノ)
ぐら姐さま 皆さま 残暑お見舞い申し上げます。
ペスカーラから内陸に25Kmくらい入った所にあるLoreto Aprutino(ロレートアプルティーノ)は小高い丘がそのまま小さなコムーネになっています。
カザウリアにいく途中たまたま寄った町です。
お城を改築したホテルが一軒あります。ちょっと高めですがGran sasso(グランサッソ)の優美な姿と街が一望でき,ここで泊まるなら是非オススメします。
ホテルのレストランの味は確かです。
ホテルから歩いて数分の所に小さなアンティーク陶器の博物館があり、お好きな方には是非見ていただきたい。ここの陶器は色遣いが繊細で表現もリアルです。中世より絵付けを生業として発展してきたこと、絵皿や陶画は娘が結婚する時に親から代々受け継がれていくのだと、案内の方が説明してくれました。
あちこちに窯のある、いわゆる陶器の町ではありません。小さな町で他の見どころとしては古い搾油所くらいかと思います。
町外れの教会にフレスコ画を見つけました。
日本では殆ど紹介されない教会の紹介
④S.M.in Piano(サンタマリアインピアーノ教会)フレスコ画のタイトルは「髪の毛の橋」「最後の審判」です。(14世紀)
(あ、川に落ちている人もいる!)
博物館で記念に小さな卓上ベルを買いました。
伝統を受け継いでいる方がいるんですね。
ホテルのお料理です。from: ぐら姐さん
2019年08月13日 08時50分10秒
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suuさん、皆さま、残暑お見舞い申し上げます。この時期に日本にいるのは32年ぶりで、今年は水の事故が多いのね、と私が言ったら、友人に、この時期は毎年の
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from: suuさん
2019年08月04日 20時23分33秒
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二股の人魚
皆さま
ロマネスクの教会にいる可愛げのある怪物たちの彫刻を見ているとその時代の人の感性や意匠力、造形力の豊かさを肌で感じることができます。それが楽しみで飽きもせず古い教会を訪ねてきました。その中でも、私がどうしても気になって仕方ないのは二股の人魚(セイレーン)です。
あろうことか二つの尾っぽを両手で握っているんです。
シンメトリーの装飾的配慮という説、淫蕩の寓意?繁栄の象徴?関連の本も読みましたが、想像は膨らむばかりです。
その美しい声はサイレンの語源とも。男を惑わせ、海に引きずり込む魔物として恐れられていたのでしょうか?
気がつけばコレクションしていました。
サンビッターレ(?)(Bologna)
サグラディサンミッケーレ(Torino)
ビゴレーノ(Piacenza)
チェラーテ (Puglia)
モンテ サンタンジェロ(Puglia)
彫刻ではなく、絵として描かれているものはアルトアディジェのサンジャコモ教会のフレスコ画が有名です。ここは2017年に訪ねました。
ところで、話は飛びますが。Vale d' Aosta(バーレダオスタ)には 有名なフェニス城、イソニョ城、バルド城塞、他沢山のCastelloが点在していますが、昨年、その中の一つに興味深い絵を見つけました。前置きが長くなりました。日本では殆ど紹介のない教会の紹介
③Castello Sarriod de la Tour(13〜15世紀)
杏子(?)畑の中にあるこの城はD'Aosta の中では地味で目立たない城です。中には小さな教会跡があります。
私はこれ程大きくはっきりと描かれているセイレーンをここで初めて見ました。しかも向かい合ってニ体描かれています、
よく見ると、尾っぽにはウロコがなく、尾っぽと言うより足が魚に変身して
見えるのは私だけかしら?真ん中に描かれている得体の知れない怪物は??
興味は尽きません。
余談ですが、、二股のセイレーンは身近な所にも増殖しています。
セイレーンの写真をお持ちの方、見せていただけたら嬉しいです。
from: ぐら姐さん
2019年09月06日 21時07分41秒
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C'eraunavoltaトスカーナ編スヴェレートとその周辺マッサ・マリッティマここのことも、このトピに入れようと思っていたのに、書き忘れていました。