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from: エリスさん
2006年07月17日 10時10分58秒
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斎王神誕生秘話・1
その日、ゼウス神王は大層機嫌が悪かった。先ず、ここ数年悩まされた頭痛が、ピークに達していた。次に妻・ヘーラーが、夫である自分の血を引かぬ子供を生んだ
その日、ゼウス神王は大層機嫌が悪かった。
先ず、ここ数年悩まされた頭痛が、ピークに達していた。
次に妻・ヘーラーが、夫である自分の血を引かぬ子供を生んだこと。これに関しては、四年前に決着がついたはずだった。なのに、テティス女神が余計なことをしてくれたおかげにぶり返してしまった。仕舞いには、
「ヘーパイストスは私の息子なんですから、ここでアレース達と一緒に育てますよ」
などとヘーラーが言いだし、面白くもない顔を毎日見るハメになってしまった。
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from: エリスさん
2006年07月23日 14時01分42秒
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「斎王神誕生秘話・10」
「浮気かどうかなど問題ではないのだ!」とゼウスは言った「ヘーラーはわたしの妻なのだ! わたしの子だけ生んでいればいいものを、おまえのような、片親の血しか引いてはおらぬ、しかも片輪者など生みよるから!」
すると、離れたところから声がした。
「お言葉ですが、あなた」
ヘーラーだった。すでにゼウスの暴言に怒り心頭である。
「テティスの証言から、ヘーパイストスの足がこんなことになったのは、あなたの所為であることは明らかです!!!〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓」
ヘーラーの怒声は、頭痛で苦しんでいるゼウスの頭に、さらなる苦しみを与えた。
「黙って聞いていれば、自分こそ浮気で余所に子供を生ませているくせに。私を非難する資格も、ましてやヘーパイストスをイジメる謂われもありませんよ」
まったくもって、ヘーラーの言う通りである。
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