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神話読書会〜女神さまがみてる〜

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公開 メンバー数:11人

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from: エリスさん

2006年07月17日 10時10分58秒

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斎王神誕生秘話・1

その日、ゼウス神王は大層機嫌が悪かった。先ず、ここ数年悩まされた頭痛が、ピークに達していた。次に妻・ヘーラーが、夫である自分の血を引かぬ子供を生んだ

その日、ゼウス神王は大層機嫌が悪かった。
先ず、ここ数年悩まされた頭痛が、ピークに達していた。
次に妻・ヘーラーが、夫である自分の血を引かぬ子供を生んだこと。これに関しては、四年前に決着がついたはずだった。なのに、テティス女神が余計なことをしてくれたおかげにぶり返してしまった。仕舞いには、
「ヘーパイストスは私の息子なんですから、ここでアレース達と一緒に育てますよ」
などとヘーラーが言いだし、面白くもない顔を毎日見るハメになってしまった。

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from: エリスさん

2006年08月25日 15時28分07秒

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「斎王神誕生秘話・28」
ここからは込み入った話になるので、宮廷美少年ガニュメーデースを退出させたゼウスは、大きな水晶球をテーブルに置いた。
「現役にも相談した方がよかろう」
ゼウスはそう言うと、水晶球に手をかざして、なにごとか呪文を唱えた。すると、水晶球の中に人影が映り、それがはっきりと見えてくると、二人の姉・ヘスティアーが手を振っているのがわかった。
「ハァ〜イ! 待ってたわよォ!」
「さすがお姉様。すでに私たちから通信が入ると、お察しでしたのね」
とヘーラーが言うと、ヘスティアーは、
「お祈りのお勤めをしている時に、ソラ(宇宙の意志)が教えてくれたの。新しく生まれた長女のことよね」
「そうなのです、お姉様。このままでは、斎王の資格を持つ者は二人になってしまうのです」

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