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from: エリスさん
2008年10月30日 14時23分45秒
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2サークル共通 「聖徳太子はいなかった!?って、本当ですか! エリスさん!」
最近職場の同僚から聞かれた言葉を、そのままタイトルにしてみました。というわけで、小説アップは予定通り明日やりますが、今日は病院に行くことになっていて、
最近職場の同僚から聞かれた言葉を、そのままタイトルにしてみました。
というわけで、小説アップは予定通り明日やりますが、今日は病院に行くことになっていて、午後の診察時間まで時間が空いてしまったのでネットカフェで時間をつぶしております。
その間、この質問に対する答えを書いておきましょう。
まあ、ネットで『ウィキペディア(Wikipedia)』を見ればすぐに分かることなんですが、それじゃ同僚たちは納得しないでしょうから。そいでもって、みんなこのサークル見てるし(^_^;)
その問いが出されたとき、私は、
「まあ、その解釈は間違いじゃないんだよね」
と答えました。当然「なんで!?」と聞き返されました。
私と一歳しか違わない人は「お札の顔って言ったら<聖徳太子>って答えるぐらい、私たちにとったら身近な人物が、実在しないってことがあっていいの????」と驚いていました。――まあ、無理はない。
最近はこの問題が書籍にもなっていて、私が見ているテレビ番組でも「ただいま調査中!」と予告している。最終的にどうゆう答えが出されるか分りませんが、とりあえず今の時点で私が説明できることは、以下の通りです。
聖徳太子の本名は厩戸皇子(うまやどのみこ)。その名が命名された理由として伝わっている話としては、母親の穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)が厩(馬小屋)の前で産気づいたからだ、という、なんともイエス・キリストの生誕伝説そっくりな話が伝わっています。――ここから発展して、実は聖徳太子はクリスチャンだったんじゃないかっていう憶測まで飛んでいます。
そしてまたの名を上宮王(かみつみやのみこ)ともいいます。これは皇居の中の「上宮(かみつみや)」と呼ばれるところで独身時代を過ごしていたかららしいですね。
あとは豊聡耳皇子(とよとみみのみこ)。「十人が同時にしゃべった言葉をすべて聞き取った」という伝説は、おそらくこの名からきています。
いろいろな別名を持っている厩戸皇子ですが、実は生前「聖徳太子」と呼ばれていたことは一度もありません。これは死後につけられた、いわば愛称だったんです。平安時代にはもう定着していた愛称ですが、奈良時代より前ぐらいならまだ「上宮王」のが一般的でした。
つまり、愛称をつけられた厩戸皇子自身はまったく知らない名なので、
「聖徳太子はいなかった、という解釈は間違いではない」
と、私は答えたんです。
実際、今の歴史の教科書では同様の理由から、それまで「聖徳太子」と記載していたところを「厩戸皇子(聖徳太子)」という記載に変えているそうです。
また、歴史研究家の人たちが調べたところによると、日本書紀に書かれている聖徳太子の実績は、そのまますべて「厩戸皇子の実績」にはならないらしい。日本書紀を編纂した藤原不比等や、それ以前に「国の歴史書」の編纂を命じた歴代の天皇の思惑により、飛鳥時代のヒーローを作り出さなければならなくなったらしく、そのモデルとして厩戸皇子を使った――ということらしい。まだまだ憶測の域を出ない話なんだけどね。
厩戸皇子は間違いなく実在する。
けれど、私たちが知っている超天才の聖徳太子は、厩戸皇子をモデルとして格好よく色づけされた偶像。
ゆえに「聖徳太子は実在しなかった」という言い方もできる。
これが今の私に言える解説です。
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from: エリスさん
2008年10月30日 19時25分21秒
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「Re:2サークル共通 「ただいまです!」」
病院から帰ってきた後、今は兄と一緒に「げんしけん」を見ながら夕飯を終えたところです。
なんで病院に行ったか。
覚えてます? 去年の今頃。我が家の猫が兄弟喧嘩を始めて、仲裁に入った私が大怪我したこと。
「どうしたんですか、それ!?」
治療のために包帯を巻かれ、しかもその上に、薬剤が染みだしてこないようにと綿の入ったシートを貼られ、上着の袖が通せないぐらい分厚くなってしまった私の腕を見て、さすがのあの人も絶句したもんだった。
この時、破傷風の予防接種を受けた。
飼い猫だから細菌は持っていないだろうけど、予防のために、ということで。
接種は三回受けなければならず、今日がそのラストの三回目だったわけだ。
私が予防接種を受けに行くことを、兄に言ったところ、兄は公太を捕まえて、
「もう公ちゃんは、どうしてお姉ちゃんに噛み付いたりしたの!」(公太は母が、私の弟に、と拾ってきた猫です)
「まあまあ、お兄ちゃん。それも今回で完璧に治るんだから」
本当は公太の歯形が残ってるんだけど……。
あれから公太と福は、二度と喧嘩をしないようにと、同じ時間にケージ(猫小屋)から出さないようにしてます。
その後、公太は姫と結婚し、赤ちゃんが生まれて大家族になって――なんだかんだで、もう一年経ったんですね。
二度とあんな大怪我はしたくないものです。
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