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from: エリスさん
2008年09月26日 13時38分26秒
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「泉が銀色に輝く・32」
草たちがほつれて、元の長さに戻ったときには、あたりは真っ暗になっていた。
ケレーンは、シニアポネーの体に衣服を欠けてげてから、自分の服を着だした。
「……後悔、してない?」
するとシニアポネーはクスッと笑って、
「するわけないでしょ。後悔するぐらいなら、自分から引き寄せたりしないわ」
「あっ、いやまあ、そうだけど……」
ケレーンの方は、まだドギマギしていた。
シニアポネーも起き上がって服を着たが、フィビュラが一つ見つからなくて、地面に両膝を付いて、草の上を手探りした。すると、
「これ?」
と、ケレーンが自分の手に握っていたフィビュラを見せた。
「そう、それ。私のよ」
だがケレーンはフィビュラを返さずに、自分の左肩のフィビュラをはずして、シニアポネーに渡した。
「交換しない? お互いのフィビュラ。今日の記念に」
「いやね、記念だなんて。もう二度と会えないみたいじゃない」
「じゃあ、また会いに来てもいいの?」
「まさか、今日だけのつもりだったの? ひどいわ。私はそんなに安っぽい女?」
「いや、そうじゃなくて!?」
ケレーンが慌ててる姿が可愛くて、シニアポネーは彼に抱きついた。
「これからも来て……本当は、一秒だって離れていたくないんだから」
「うん。わかった。……明日も。来るよ」
「お待ちしています、あなた」
ケレーンはシニアポネーにキスしてから、離れた。そして、二人は交換したフィビュラを、自分の空いている肩に付けた。
「お互い、会えない時はこれを相手だと思って」
「次に会える日を願うのね。あなたって本当にロマンチストね」
「恋をすれば誰でもそうだよ。……じゃあ、行くね」
「デーロス島の社殿で宿直だったわね。いってらっしゃい、あなた」
シニアポネーは気付かぬうちに、ヘーラーやマリーターが使っていた“あなた”と同じニュアンスで、ケレーンのことを呼んでいた。
ようやく分かった。その“あなた”は、ただの“あなた”ではない。友人を呼ぶ時とも、親や兄弟を指して言う言葉でも、まして他人を呼ぶ時の二人称でもない。それこそが敬称であり愛称。愛しい人を呼ぶ言葉。
『そう、愛しい人。何物にも代えがたい、命をも捨てられる人』
シニアポネーが楽しげに帰宅すると、すでにミレウーサが帰ってきていて、夕飯を作っていた。
「お帰り、シニアポネー。早速で悪いけど、そこのお鍋取ってくれる?」
ミレウーサは、自分の背では取れないところにある棚の上の、大きな鍋を指差した。
「ああ、はいはい」
シニアポネーにはどうってことのない高さだった。
「ありがとう。やっぱり、あなたがいてくれると助かるわね。……でも姉としては、喜んであなたをお嫁に出さなくちゃいけないのよね」
ミレウーサがしみじみと言うので、
「なによ、姉さん。急に」
と、シニアポネーは隣で手を洗いながら言った。
なので、ミレウーサはポケットから何かを出して、妹に差し出した。
キタラの、スペアの弦だった。
途端、シニアポネーは首まで真っ赤になってしまった。
「み、見てたの? 姉さん」
「見てたも何も、あなた、森が自分の意志だけで、あなた達を草で隠してくれたと思ってるの?」
「姉さんがやったの!?」
「森に少し力を貸してあげたのよ。ご心配なく、アルテミス様には黙っててあげるから。こうなったら早く、王后陛下の従者にしていただくしかないわね」
ますます赤くなってしまったシニアポネーだったが、せめてもの救いは、見られたのが自分の姉だったことだった。icon
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from: エリスさん
2008年09月26日 12時23分00秒
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「泉が銀色に輝く・31」
シニアポネーが家庭を持つことを望んでいる――エロース男神が言っていた通りじゃないか。
『イヤ、駄目だ! この人はアルテミス様の従者なんだから。友人だ、友人』
ケレーンは自分の動揺を隠すように、キタラを弾き始めた。
突然そんなことをしたから、不審に思ったシニアポネーだったが、ケレーンの奏でる曲があまりにも美しいので、そのまま聞き惚れることにした。
あたりはいつの間にか、夕焼けが眩しい程になっていた。小鳥や野ウサギ達が巣に戻ろうと、彼らの前を通り過ぎていく。
静かだった。
キタラの音だけで、言葉さえ出ない。時折、風が吹き抜けていくだけだった。
そうして、どれだけの時間が過ぎたことだろう。突然、キタラの音が途切れた。
弦が一本、切れてしまったのだ。
「だいぶ古くなってたからな」
ケレーンはそう言って、懐からスペアの弦を取り出した。すると、急に強い風が吹いて、その弦を飛ばしてしまった。
二人は咄嗟に手を伸ばして、弦を取ろうとした。が、弦を掴む前に、折り重なるように倒れてしまった。
シニアポネーに覆いかぶさるように、ケレーンがいる。
ケレーンは、動けなかった。
鼓動が速く、熱い……。
「……シニア……」
ケレーンの躊躇(ためら)いが、シニアポネーにも伝わってくる。シニアポネーの心臓もまた、早く脈打っていた。
撥ね退ければいい、自分にならできる。ケレーンは男にしては華奢だし、一回抵抗すればもう無理強いはしないだろう。
けれど、できない。
撥ね退けたくない。
このまま、自分が彼を引き寄せれば、そこから全てが始まる。
その甘美の罠に、落ちてしまおうか……。
その時だった。二人の周りに生えていた草が、急に高く伸びだした。
『森よ……私に〈罪に堕ちろ〉と言うの?」
違う。
森は、自分たちを守ってくれる番人に、感謝の念を表しているのだ。
『……ありがとう……』
シニアポネーがそう思った瞬間、草が二人の上を覆った。
周りが、見えない。
シニアポネーは、ケレーンの首に両腕を絡ませた。
互いの唇が引き合う……。
初めてのキスに意識が薄れそうになりながら、フィビュラが外される音を聞くと。それだけで、ときめく。
シニアポネーは、女神との誓いを破ってしまった。――だが、後悔はなかった。――この至福の時。これこそが、アルテミスの従者たちを罪に落した、魅惑の罠。
やっと理解できた、とシニアポネーは思った。死ぬことなど、もう怖くない。icon
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from: エリスさん
2008年09月19日 15時46分36秒
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「泉が銀色に輝く・30」
つまり、ヘーラーがケレーンのことを知っていたのは、エロースがアポローンと賭けをした時のことを話したからであった。
「それでね、僕、ケレーンの胸に赤い矢を射してやったんだ」
「な、な、な、なんてことを!?」
「いいじゃん。シニアだってケレーンのこと、好きなんでしょ?」
「ですが、私はアルテミス様に仕える身なのですよ」
「でもいつかは、お祖母様に仕えるんだから」
「いつになるか分りません!」
そこで、それまで黙って話を聞いていたヘーラーが笑い出した。
「シニア、そなた、ケレーンを好きだ、ということは否定しないのだな」
もう、言い訳のしようがなかった。
だから、今日は会いたくなかったのに……来ていた。
シニアポネーがいつも一休みしている泉の、その傍の大きな樹の下で、キタラを弾きながら。
このまま通り過ぎようかな、と思っていたら、向こうが気付いて、手を振りながら声をかけてきた。
「今、行き過ぎようとしたでしょう?」
ケレーンは悪戯っ子みたいに笑いながら言った。
「うん……なんか、邪魔しちゃ駄目かなって、思って」
「なんで!? 水臭いよ、僕たちの間で」
ケレーンは自分の隣の地面をポンポンッと叩きながら言った。ここへ座れ、という意味だ。シニアポネーはもう観念して、言うとおりにすることにした。
「昨日は来なかったね。アルテミス様の社殿に呼ばれていたの?」
ケレーンが聞くと、
「ううん。お休みをもらって、ヘーラー様のところへご機嫌伺いに行っていたの。……昨日も来てたの?」
「うん、午前中だけね。午後からは仕事があったから、君様の社殿にいたけど」
「今日は?」
「いつものことなんだけど、急に君様がお暇をくれてね。夜はデーロス島の君様の別邸で宿直なんだけど、それまでは時間があるんだ。それで、今日は会えるかなって思って」
「そう……」
「それにしても君は、本当に良く王后陛下のところへ行くよね。森の番人なんだから、主君の社殿に上がらなくてもいいのは分かるけど、それでもアルテミス様のところより多く行ってない?」
「そうね。そのことは良く、姉にも注意されるわ」
「そんなに、王后陛下は素晴らしい方なの?」
「素晴らしいなんてものじゃないわ!」
それからシニアポネーは、ヘーラーがどんなに素晴らしい女神かを、少々興奮しながら話しだした。――確かに嫉妬深いので有名だけれども、それは夫であるゼウスが浮気ばっかりしているせいであって、女なら誰だって夫が余所に女を作れば、激怒するのは当たり前のことなのだ。それに、雄々しいまでの威厳と風格があるかと思えば、すべてを包み込んでしまうような母親としての温かみもあり、高雅で華やかな美しい女神であること。何よりも自分を気に入ってくれていること、など。
「第一、神王陛下がヘーラー様を正妃としてお迎えになったことから考えても、ヘーラー様の素晴らしさはよく分かるじゃない」
「ふ〜ん、なるほどね」
ヘーラーが目にかけた者は、誰でもヘーラーの良さを褒め称えるようになってしまう。それは、他人では知ることのできないヘーラーの悲しい一面を垣間見るようになるからだろう。
「人間たちの間で、ヘーラー様が悪く言われているのは、嫉妬のせいでしょう? でも良く考えて。他の女神なら、不実な夫など見限って、浮気するなり離婚するなりするわ。でもヘーラー様は、百人以上と言われる神王陛下の愛人たちと戦って、陛下を一途に愛していらっしゃる。そして一家の主婦として、御子たちとお孫様たちを守っていらっしゃるわ。尊敬してしまうの、ヘーラー様のそういうところに」
「そう。君はヘーラー様が好きなんだね」
「ええ! 私もあの方のように、温かい家庭を持ちたいの」
ケレーンはそれを聞いて、ドキッとしてしまった。icon
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from: エリスさん
2008年09月17日 18時58分48秒
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from: エリスさん
2008年09月17日 18時55分02秒
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from: エリスさん
2008年09月12日 14時15分12秒
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「泉が銀色に輝く・29」
『もう、参っちゃったなァ』
次の日、シニアポネーは管理を任されている森の見回りをしていた。その中の何本かの樹には、これから生まれてくる精霊が眠っていて、シニアポネーはそれらにときどき話しかけながら、ゆっくりと歩くようにしている――一見するとただの散歩だが、一応これも重要な役目なのだ。
こういう時に、ケレーンは良く遊びにきて、一緒に見回りをしてくれるのだが……。
正直、今日は会いたくなかった。
と、言うのも、昨日ヘーラーに、こう言われたのだ。
「そなた、恋をしているであろう」
と。もちろん、シニアポネーは慌てて否定した。すると、
「そうか? しかし前に訪ねてきてくれた時よりも、表情が豊かになって、綺麗になったぞ」
「そんな!? いえ、それはきっと、最近、私が管理する森で、子供を宿した樹が増えたものですから、嬉しくて……」
ニッコリと笑いながら聞いていたヘーラーは、シニアポネーが言い訳を終えるのを待って、言った。
「アポローンの側近で、トロイア王の庶子、名をケレーン」
「……そこまでご存知だったのですか?」
あっさりと認めてしまった彼女に、ヘーラーは大笑いをした。
「なぜ知ったか、聞きたくはないか?」
「我が家の近所に住んでいる、ヘーラー様の侍女が話したのですか?」
「いや、そうではない」
すると、ドアが開いて、小さな誰かが飛び込んできた。
「お祖母様ァ! 赤ちゃん生まれたの?」
「おお、エロース。生まれたぞ。三つ子の女の子であった」
「うわァ! 凄いね、みんな女の子なんだ」
恋の神エロースは、そこでやっとシニアポネーの存在に気づいて、ニコッと笑った。
「いらっしゃい、シニア」
「お邪魔しております、エロース様。エリス様のお子達と遊んでいらしたのではありませんでしたか?」
「うん。でもそろそろおやつの時間だから、みんなで戻ってきたんだ。ねェそれより、シニア。ケレーンとはもうラブラブ?」
「はァ!?」
あまりのことに、シニアポネーは顔を真っ赤にした。icon
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2008年09月12日 12時01分32秒
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「泉が銀色に輝く・28」
一方その頃、シニアポネーの姉・ミレウーサは、アルテミスの社殿に上がっていた。
アルテミスの御髪上げ(みぐしあげ。高貴な人の髪を結ってあげること)をしている時、二人だけになったこともあって、アルテミスは乳姉妹になるミレウーサにこう聞いた。
「シニアポネーが男性と付き合っているそうね」
するとミレウーサは一瞬ドキッとしながらも、アルテミスには自分の顔が見えていないことも手伝って、すぐに嬉しそうな顔をして言った。
「はい、左様でございます。アポローン様の側近で、ケレーンと申す者です」
「あなたは、認めているの?」
「友人というものは、家族に認められて作るものではございませんでしょう」
「……そう、友人ね……」
アルテミスは安堵したような溜め息をついた。
「ケレーンという名なら、聞いたことがあります。弟の側近の中でも、生真面目すぎるくらい生真面目だとか」
「はい、そうらしゅうございます」
「おかげで悪い評判は一つもなく」
「結構なことでございます」
「強いて言えば、あの弟の艶聞を本人に忠告して、夜遊びを控えさせようとしているとか」
「なかなか出来ることではありません」
「弟も〈口うるさくて敵わん〉と言っている割りには、相当気に入っているようでしたよ」
「はい、そうなのでございます」
ミレウーサは、ここぞ、とばかりに話しだした。「とにかく、とても誠実な青年なのです。音楽が好きで、殊にキタラが上手なのです。容貌の方も個性的な美しさを持っております。気品と風格も、流石は王族の人間と言いますか、特にあの栗色の髪が……」
「友人ならば」と、アルテミスはミレウーサの言葉を制した。
「友人ならば、良いでしょう。純潔を守らなければならないとは言っても、友好まで絶つことはないわ。でも、それ以上は許しませんよ。あなたも気をつけて、二人のことを見ていてね」
「はい……」
ミレウーサは、止めていた手をまた動かし始めて、アルテミスの髪を結い上げ終えた。
そして、手鏡をアルテミスに渡した。
「いかがでしょうか?」
「……いいわね。やはり、御髪上げはあなたにやってもらうのが一番いい」
「ありがとうございます」
ミレウーサが櫛などの道具を片づけている間、アルテミスは窓辺へ行って、腰かけた。
鳥が飛んでいくのを眺めながら穏やかな表情をしているのを見て、ミレウーサは迷ったものの、やはり思い切って聞いてみることにした。
「あのォ、君様?」
「もう、いやァね」
と、アルテミスは笑った。「もう仕事は終わったんだし、二人っきりの時はアルテミスって呼んでって、いつも言ってるでしょ、ミレウーサ」
「ハァ……でもォ、クセになってしまうと、いけませんし」
「気にすることないわよ、乳姉妹なんですもの」
と、アルテミスは愉快そうに笑った。
その笑顔に、ミレウーサも答えた。「それもそうね、アルテミス」
「それで、なァに?」
「もし……もしも、よ。あの二人が一線を越えてしまったら……」
それを聞いてアルテミスは、驚きの表情を見せた。
「その兆候が、あるの!?」
「若い男女が二人っきりで会っているのよ。その覚悟がまったく無いと思う?」
「そう……そうよね。当然だわ。倫理を持って育った者なら、男女が二人っきりで会うということが、どうゆうことか、分からないはずもない……」
アルテミスの表情が曇ってしまったのを見て、話すべきではなかったかしら? とミレウーサは思い、そのまま黙ってしまっていると、アルテミスがミレウーサを見上げてきた。
「続けて、話して」
「ええ……もし二人が、本当に愛し合って、そうなってしまったら、その時には、妹を――シニアポネーを、王后陛下付きの精霊にしてあげてほしいの」icon
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from: エリスさん
2008年09月04日 16時28分54秒
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(>_<)
更新したデータが消えました。。。。><。。。。
もう時間がないので、今日は諦めて帰ります。
来週の更新で今日入力した分も改めて書きますので、読者の皆様、ごめんなさい(>_<)
本当に作業していたことは、「恋愛小説発表会・改訂版」の最新更新時間からだいぶ時間が経ってから、この項目が書き込まれていることで証明できると思います。
コピーしてから送信ボタンを押すべきだったのに、怠った私の責任です。-
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