昨年第６回「日本漆喰協会　作品賞」で次世代への贈りものとして、土蔵の改修工事で受賞http://www.shikkui.gr.jp/recruitment/pdf/2011.pdfした増田左官が、地元の左官職や職人仲間とその家族を対象に、資材置き場で材料つくりから仕上げまで２週にわたってWSを行った。

幼稚園の子供から８０代の左官職まで約３０名。
年代により、それぞれの思いを込めながらの泥コネそして宿題としての丸くする作業を終えて一週間後に期待に胸弾ませながら集まってきて、昨日いい天気の下仕上げが始まった。
今まで面識のなかった子供たち同士も二度目ということですっかり打ち解け、地元でやるこのような催しの素敵さを感じさせた。

仕上げの磨き作業は、いつものように光ってくるに従い力が入り、そのうちいつ終わるともしれぬ時間の中に入っていった。
子供たちはとうに飽きて走り回っていたのだが、大人たちは子供そこのけで脇目も振らず没頭している。

老人、若い職人それぞれ輪になり「お前の方がいいなー、いやおれの方がうまい」など軽口をたたきながら和気あいあいと進み、とうとう、このままでは日が暮れてしまうと思ったので「もうやめようよ!」で区切りをつける始末であった。

今回もまた、「土」の力をいかんなく感じさせてくれたWSであった。
今回、素敵なサポートをしてくれたT嬢、ありがとう!