連日の猛暑。さらに交通の便の悪い会場に関わらず、多くの方に足を運んでいただき、こころより御礼申し上げます。ありがとうございました。

今回は、型紙と左官技術(千石磨き)との出会いという我が国初めての試みの作品を中心にしましたが、身に余るような賛辞をたくさん頂き、今後も眠っている文化遺産に光を当て新たな命を吹き込むことへの力を頂戴することが出来ました。
願わくば、これらの仕事が建築空間の一角に取り入れられればと思っております。

今回の展示を通じ、「秋に」と二カ所ほどから展示を要請されました。また決まり次第、みなさまにお伝えしたいと思っております。

27日(日)まで善福寺公園サービスセンター内にあるミニギャラリーで開催しています。

友禅や江戸小紋などの着物の柄を染め出すために使われた、渋紙型紙(現在では使われることもなく、着物文化を支えてきた素晴らしい遺産が全国の蔵のなかに死蔵されています)を、インテリアの一部に土壁や漆喰壁と共に生き返らすことが出来ないかの提案的な作品。源氏千年忌にちなんで「源氏香」を千石磨きで一部作品化してみました。糊捏ねによる砂壁の作品。土の絵の具作品。土の色をそのまま染めに使った埴染め作品。土のパステル。土台やシェードに土を活かした照明器具など、狭い空間に盛りだくさん展示しています。

暑い盛り、交通の便もあまり良くないところで申し訳ありませんが、ご高覧いただければ嬉しいです。

土日は終日会場に居る予定です。他の日は一報いただければ都合が付き次第会場でお待ちしています。