西塘の回廊，夜になると売られていたもの。折り紙のようなものにロウソクが載せられていました。これは水に流すロウソクですね。花火をする人たちも見られましたが、様々な形の舟はなんだか私たちが見ていても懐かしい気持ちになりました。
　　

ロウソクのついた舟は１つ1元。１４円程でしょうか。日本ではお盆の精霊流し。これは亡き人達に思いを馳せる物です。ちょうど撮影をしていた時に、日本在住のご家族とお会いしました。その方が説明して下さったのですが、ここでは日本とは違って幸せを願って小さな舟が流されます。撮影していた場所の近くの土産物屋から流れて来た音楽は、サリーガーデン。アイルランド、イングランドの音楽。中国の地で聞くチーフタンズの美しいメロディーでした。

　　

このエピソードはもっと美しい写真になると思われます。目で見たシーンはこれ以上に美しいものでした。でも，人の想いを写真にするには一杯の力と技量が必要です。
まだ、足りないなあ、、、

　　

観光地なんですよ。このロウソクもそのためのもの。でもなんだか人の想いがいっぱい入っているような気がする。夜８時を過ぎると店は閉まって静かになります。そこに流れる空気感はやはりとても素敵でした。

　　
やはり生涯もう一度だけは、この町を訪ねたいと思っています。