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from: ヒデさん
2009/08/18 07:38:20
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縄文杉詣で
朝5時過ぎ。沢山のバスが集まっている。バスは登山客を縄文杉登山の入り口。荒川まで運ぶ。それはもう観光地そのもの。縄文杉までは日帰り。あの巨大な杉に会うためにこの島を訪れ、それだけのために山に登り、帰って来る人たち。
たしかに縄文杉は素敵な樹だと思います。私は春先、秋、そして雪が積もった真冬に訪れた事があります。どの季節も素晴らしい風景を見せてくれました。
しかし世界遺産に登録された後から多くの人たちがあの樹を見に行くようになって、お立ち台が作られ、縄文杉は「遠い樹」になってしまいました。
良く言われる話ですが、日帰りの縄文杉登山では森をゆっくり見る事が出来ない。もちろん縄文杉に会う事を目的にする事も良いでしょう。でもあのコースでも屋久杉伐採の集落跡小杉谷。少し森の中に入ると、伐採跡が広がり、ウイルソン株のすぐ脇には切り株上更新の象徴的な風景もあります。これらをゆっくり見るには日帰りのスケジュールでは時間が足りません。今では高塚小屋に一泊してのんびり森を見るツアーもあるようです。それは正解かもしれませんね。
大木を目指さず、森を見る。今回は撮影が目的でしたから特にあのルートに足を運びませんでした。なんて言うか、あれだけの人が登山道を歩いている風景はやはり「屋久島でない」ような気がします。
淀川の入り口から少し入った所の杉。太忠岳登山の途中。天文の森に入る手前の釈迦杉。まだまだ素敵な樹はこの森に一杯あります。私の好きな樹はこの2つかなあ。
今回は最長で歩いて片道一時間弱のウオーキングでしたが、その中でも撮りきれない程の樹々、風景。それが気象、光によって変わる訳ですから。
もっとも屋久島の写真は有名な写真家の方々が一杯撮っていらっしゃいます。私は、今回は私の思い出の森の撮影です。だから観光的なものは出て来ない反面、森の素晴らしさは見せた上げたいなあ。
写真は淀川入り口。車から降りて20分程で行ける場所の大好きな杉の樹。
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