長いお昼寝から目覚めた息子はまだ半分夢の中
耳元でささやいてみました

私「大丈夫ですか？」

息子も小さい声で囁くように返事をします
「・・・・・大丈夫です」

「でもまだ目が開いていないようですよ
まだ寝てますか？」

「はい・・・大丈夫です」

「お水ですよ　飲みますか？」
「はい・・・大丈夫です」

「本当に起きていますか？」
「はい...寝てます」

「起きようよ～」
「はい・・・大丈夫です」ダメだなこりゃ・・・

すやすやまた寝てしまった息子でした。

まだ肌寒い朝
息子が寒いと言いながら石油ファンヒーターのスイッチを入れました

以前は点火の音が怖かった息子もいつの間にか平気になってしまって
ストーブも勝手に付けたり消したり

あれれ？フトーブが停止しちゃったよ
なんでかな？排気に埃かな？

「ママ～紙が入っているんだよ」
「なぬ？紙！　どこに？」
「ここ～」

石油ファンヒーターを良く見るとメモ帳が中に入っている
あちちあちちと言いながら取り出すと
なんと紙が焦げているじゃありませんか
「わーあぶない　紙を入れたのはだれかしら？」
ニッコリ笑って
「はや君でーす」
「・・・・はやー火事になっちゃうよ
火事になったら死んじゃうんだからね
もう紙を入れてはだめですよ　絶対にだめですよ
　　わかった？」
「あーい！」

聞くところによると
女の子が1回言ってわかるところでも
男の子だと同じ事を３０００回言わないと分からないらしい
用心しておくことにします

とりあえず・・・電源切っておこうっと

大きな公園に行って大きな花壇の周りで遊んでいる息子を見て
デジタルカメラの録画モードで息子を録画することにしました

カメラを向けると写真だと思った息子は花壇のチューリップになにやら大声で話かけました。

「はーい、写真撮るよ～何歳ですかぁ～はーい　２さい２さいやってー」と両手でピースサインを作ってチューリップに指図しています。

「2歳２さいだよ～」
いえいえ　チューリップは2歳じゃないと思うけどね～

帰宅しても「アンパンマンは2歳だよ」と言う
あらあらと思っていると
「ママも2歳」だって

息子の人生2年半前に始まりましたが
まだまだ自分が世界の中心なんだなーと思った出来事でした。

すっかり調子を悪くして寝ていた私
それを見た息子は「だいじょうぶ～？」と心配してくれます

良い子だね～と思っていた矢先
「大丈夫だよ～」
「・・・・じゃお馬さんしよう」
「なぬ？お馬さんってまさか・・・」

ひょいと私の頭の上に乗って
「お馬さんぐりぐり～」とお尻フリフリ～

「いたたたた・・・痛いよーやめてよー重いよー」
「なんで？」

「なんでって痛いんだよ
はやく降りてーモゴモゴ　く・・・苦しい」

「いやー」
「降りんかバカタレ！」ボテッ「ブゥ」

「ブウブウブウ～」大きなミニカーで人の頭を轢くガツン！
「いたたたたーやめんかー」私がミニカーを奪って投げる　ポイ

「あーん　だいじ大事なんだよこれ・・・
大事にしなくちゃいけないんだかんね」息子が文句を言いながら拾いに行く

あぁ・・・神様
はやく私の体調をもとに戻してください
願いが通じ一晩寝たら元気になりました。

最近「こわい」という単語を覚えてしまった息子
「うんち出てる」と言っていても出ていないので
「トイレで出そうよ」と誘ったら
「怖いからイヤ」とあっさり断られてしまった

外出後いちど帰宅してベビーカーをしまっていると
まだ家に入りたくない息子は
「お買いものに行こうよ」と満面の笑みで言う

「いい子にしてる？」
「うん、いい子だよ　怖いから手をつないで行く～」と
玄関前から手を繋いでおとなしく歩き出す息子・・・

なんか嫌な予感がするわ・・・

すんなり近くのスーパーに到着して
息子が欲しいと言った桃のゼリーを渡すと
それを持ったまま店外に走ろうとする
「ダメダメ　まだお金払っていないよ～」
「えーん　お外行くんだもん」

他にも少しだけ買い物してレジに並ぶと
まだ帰宅したくない息子はすばやく逃走

走って追いかけ捕まえて
お説教
「良い子にしていないと歩いてお買いものはできないよ
かってに走り出したりしたら危ないの
すぐ家に帰ってみかんを食べようね
このゼリーでもいいよ
いい子にできるかな？」

「うん　うん　わかった大丈夫　良い子だよ」と言うので
再びレジに並ぶと手をねじるように振りほどき
さらにスピードを増して逃げ去った

確保して小脇に抱え
キョトンとしている息子をスーパーのカートにストンと座らせる
「ウエーン　おんり（降りる）するぅ～おんり　するのぉ～
いい子だからぁ～」
「残念だけど信じませんよ」

2歳の子との約束なんて2秒しかもたないのだなあと思った日でした。

二日間片づけをしていて
今まで息子の手の届かない所にあったジャビット君のぬいぐるみ（約40センチ）
2体（ピッチャーと打者）を見つけ息子は大喜び

お出かけするのに息子がぐずぐずしているので
こう言いました
「ご飯を食べないとはや君は　お留守番だよ」

お留守番を意味を分かっているのかいないのか
食後着替えを済ませるとジャビット君たちに向かって
「ジャビくんお留守番だかんね！バイバイね」と言っています。

トイレに入っていた私にも
「ママ！ママもお留守番」あらあら・・・

「じゃあ　はやくんひとりでお出かけするの？
いいよ～行ってらっしゃい」

「・・・・はや君もお留守番だかんね」

おいおい　誰もおでかけする人が居なくなっちゃったよー

そんな息子も夕方になると
「ジャビ君　エーンエーン泣いてるね？お留守番してるから・・・」と
家路を急いでいました。

お風呂上りおむつを付けようとして
ふと息子のたまたまが気になりました

この袋の中に睾丸が入っているのかなぁ？
お風呂で一時的に体内に収納されちゃう時ってあるのかなあ？

「ちょっと失礼して　触らせてもらいますよ」とおことわりしてからちょいとモミモミ
息子は大爆笑

「あはは～やめてよ触らないでよ～」
これは失礼しました
「じゃあここも（ちんちん）もちょこっと触らせて～」

「ぎゃはは　嫌だよん」
そうか～残念・・・

上半身起き上った息子は
自分のおちんちんを指さして一言
「あっ、みかんだー」

「えっ？どこが？」
「ここがー」

「みかんじゃないでしょ　大事なところだよ」
「みかんだよぉ～」ニコニコ

「みかん食べたいだけでしょ？」
「うん、かんじゅめ（缶詰め）みかん食べよーよー」


ちなみに夫には
息子がおもしろがって「おちんちん」などと人前で連呼しないように
私は息子にちんちんと言ってはいけないと言われています。

じゃあ今度からみかんと言おうか・・・うーん・・・

朝から「ご飯食べな～い」と言う息子
じゃあ何を食べるのか？と聞くと
「お菓子食べるの・・・お菓子食べるからいいの」

「お菓子なんてないよ」と言うと
「バナナを食べるからご飯はいらないの」と言う

ちょっと早いかもしれないけれど
息子にお説教しました。

「あのね・・・世の中には貧しくて
ご飯を食べたくても食べられない人がたくさん居るんだよ

はやくんが夕べお腹が空いたよ～
えーんえーんって泣いたでしょう？

お腹空いたよ～って泣いても
食べ物が買えなくて
子供にご飯を食べさせてあげられないパパやママがいるんだよ

はやくんはご飯もおかずもきちんと食べればお菓子も
デザートも食べなさい食べなさいって沢山出してもらえるでしょう？
それってすごく幸せな事なんだよ

分かった？」

すると息子は小さな声で
「わかった・・・わかったよ
ありがとうママ・・・はやくんのご飯をありがとうね」と言ってご飯を食べ始めました。

分かってくれたかな～？

でも夕飯の時には
いやだーを連発して
ご飯を食べなかったので
やっぱり分からなかったかなぁ・・・？

久しぶりに子供の遊び場に来た兄弟
息子は以前のように遊んでほしいけど言えなくて
お姉ちゃんの持っていたおもちゃを無言で引っ張ったり

お姉ちゃんがお人形を寝せて布団をかけてあげようとするたびに
車のおもちゃをお人形めがけて走らせます

怒ったお姉ちゃんは乱暴に車のおもちゃをこちらに投げ返し
お人形を抱えて遠くに行ってしまいました。

そこで息子に「一緒に遊びたかったら（あそぼ～）とか（入れて）って言ってみようね」と言うと
息子は「・・・だって恥ずかしいもん」と言うではありませんか

えっ恥ずかしい！？そんな言葉教えたかしら？
聞き間違いかと思いもう一度聞いてみると
「恥ずかしいから言えないの・・・」だって

子供の成長に驚く母です