スーパー前に路駐してある軽自動車をふと見ると
車の屋根のうえにやかんや鍋やカゴが乗っています

なにより目をひいたのが車内の運転席以外にごっそり詰められたゴミの山

運転席は空席で窓は開け放たれていました。
「やっぱ窓、閉めたら臭いだろうねぇ」

「どんな人が乗っているのかしらねぇ・・・」
「お爺さんじゃないの〜これが女の人だったら驚きだわねぇ〜」と
世間話しに花が咲くこと！

翌日団地の敷地内の道路で見つけて
屋根の上の鍋達は固定されていて、そのままの状態で運転していると確信＼(◎o◎)／！

さらにその夜、同じスーパー前に駐車されていました。
「やっぱりあの車、捨てられていたんだねぇ〜」
「ちがいますよ、昼間団地で見ました」
「えーっ、そうなの」

そして昨日
「運転している人の目撃証言をとりましたぁ〜」
「なにーっ、犯人はどんな人？」
「意外と若い・・・・といっても４０代くらいの男の人だそうです」
「家の中が想像できるわねー」
「もしかして・・・家がゴミでいっぱいになっちゃったから
車で生活しているのかもよー」

「臭そう〜」
夏の夜　乙女達の想像力は膨らむのでした。