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  • from: ikuさん

    2011年05月15日 07時00分36秒

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    いい歌だねえ・・・

    「僕が生まれた時のこと」  安達 充



    ぼくが生まれた時の
    ずっとずっと前のこと

    十月十日のあいだ
    命を分け合いながら

    月満ち 時いたれば
    痛みと苦しみの中

    それすら恐れないとは
    どんな想いなのだろう?

    ひとたび元気な声を
    聴いたらすべて忘れて

    「苦しめた人を祝う」
    他のどこにあるだろう?



    その胸を寝床として
    ひざの上で遊んでは

    あなたの優しさだけが
    僕と世界をつないでた

    こんなに大きな愛に
    守られた命だと知れば

    生きるその意味を
    決してあきらめない・・・

    僕が生まれた時に
    本当にあった物語

    いつも言えぬことだけど
    心をこめてありがとう



    霜が降りる冬の夜も
    凍えるような雪の日も

    温もりをゆずりながら
    湿った処へふすあなた

    たとえば時を選ばず
    泣き出す僕と汚れ物

    それすらいとわないとは
    どんな気持ちなのだろう?


    にがきものはついばんで
    甘きものを与えては

    「自分より人へ」など
    他のどこにあるだろう?

    もしも 僕のためにと
    やむを得ぬ事があれば

    たとえ命捨てても
    いいとさえ言ってくれた

    こんなに大きな愛に
    守られた命だと知れば

    生きるその意味を
    どうか伝えなくちゃ・・・


    今まで生きてきたのは
    皆あなたに育まれ

    顔を見ると言えなくて
    だけどいつもありがとう


    どんなに遠くの街で
    ぼくが暮らしていたとしても

    振り向けばいつも
    あなたの優しさが

    どんなに大きくなっても
    変わらないと言ってくれた

    永遠に僕はあなたの子供だって・・・

    僕もやがて年をとり
    親となってゆくのだろう

    こんな命の重さ
    次へと伝えたいから

    そしていつかこの世へと
    生まれてくる命へ

    心からおめでとうと
    一緒に言えるように




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