「匂いは沢山嗅がせて嗅覚を育てましょう」と
育児書に書いてありました。

たまたま昨日買った台所用洗剤ジョイは
「すっきりオレンジの香り」

蓋を開けて中を覗くときれいなオレンジ色でした

私は深く考えもせずに
すぐ後ろに立っていた息子にそれを嗅がせてしまったのです
「ほら、はー君が好きなオレンジの香りがするね〜」と

蓋をしめたとたん
息子が大号泣
みかんが食べたい食べたい食べたいよ〜と身振りで訴えてきます。

「えーっこれはみかんの匂いがするだけで
食べ物じゃないんだよ」と言ったものの
「わからないよ　なんだよ　くれないのかよ」という顔を一瞬してまた泣き出す
「これを飲ませろー」ぎゃあああああああ
大暴れ

「だから果汁じゃないんだってばー」

困り果てた私はなんとか甘夏の缶詰を探し出し
水で洗って食べさせました。

「えへへ」先ほどの号泣はどこへやらの笑顔で食べて
にこにことご機嫌で遊びだしました。

ここで一件落着と思いきや
先ほどのジョイを持ってきて
いきなり私に投げつるなり
ぎゃあああああああ
「忘れてた　これが飲みたいんじゃー」とばかりに号泣

「・・・だって・・・みかん食べたでしょ？」
８７０ミリリットルの大きなボトルを投げつけられてひるむ私

匂いでみかんだと認識できたのはいいのですが
まだ本物と偽者の見分けができるはずは無かったのよね

うっかりした事はできませんねぇ〜