夕方少し早目の夕飯を食べていると
久しぶりの緊急地震速報
テレビや携帯がピコーンピコーンと聞き慣れた嫌な音を発し始めました

来るぞ来るぞと身構えて
息子を抱っこして一番丈夫そうな柱の脇に立ちました
ここなら最悪天井以外何も落ちてこない所です

二度目の揺れが大きく
台所の棚の上から派手な音を立てて物が落ち
それを聞いた息子は「怖いの？怖いの？」と聞いてきます。

「大丈夫、大丈夫　すぐに治まるからね」
激しく揺れるテレビが気になり片手で抑えてみたものの
オイルヒーターも倒れるか心配

揺れがおさまりおそるおそる息子を下して
棚から落ちたものを片づけはじめました
「ねえねえ　停電こわかったね～」と明るく言う息子

「停電じゃないよ　今のは地震だよ」
「じしん？地震？」

振り返るとテレビではしきりに津波注意を放送しています
「津波こわかったね～」
「ちがうちがう　今揺れたのは地震　じ・し・ん」

「地震　ふーん・・・きゃはは」
落ちてきたぬいぐるみで遊び始めました。
子供は無邪気でいいねえ・・・

「ねえねえこわかった？こわかったの？」
「ママは　はー君が一緒に居たから怖くなかったよ
はー君もママが一緒だから大丈夫だったね」

思えば震災の後の長く続いた余震の時よりも
同じくらいの規模だったのに
気持ち的にはぜんぜん平気だったなあ・・・
我ながら強くなったもんだわ

「母は強し」ってことですかね？