海苔を頂戴

息子はとろろ昆布やわかめなどの海藻類が好きなのですが
なかでも焼き海苔が大好物

ご飯のときも白ごはんだとプイと顔をそむけ
「あーうー」と台所を指さして
「海苔を持ってきてよ」の合図

おかずを食べさせようと悪戦苦闘するものの
とうとう根負けして海苔を取って来る私

「きゃははは」上機嫌に笑う息子

「あーっう」（海苔だけ食べたい）と
小さい手を出します

「だめだよご飯と一緒じゃなきゃ」
ご飯の上に小さくちぎった海苔を乗せると

「うぅっ」（いいもんね〜海苔だけ食べちゃうもん）
ちょこちょことちいさな指で
器用にご飯の上の海苔だけをつまみ食べ始める息子

つい半年前はたまごボーロすら上手につまめなかったのに
いつの間にか指を器用に使えるのね。

「あー　だめだったら」
海苔ごはんを口に運ぶと
「ふーん」とばかりに拒否して
手でご飯だけ飛ばします。

「あう〜ん」困った顔で私に手を出し
ご飯粒でベタベタになったからきれいにしてと助けを求められる

「食べちゃいなさいよ〜」パクパクと身振り手振りで教える私
つられて息子も手のご飯をパクパク

今日はダイナミックに持てるかぎりの味噌汁の具の大根を握りしめ
握りつぶしてしまって
あらどうしましょうという顔をする

「食べてごらん」
あーん・・・
「だめだめ　全部一度に口に入れたら窒息してしまうよー」

こうしてご飯ベタベタ親子は
毎日食品と格闘しながらご飯を食べております

テレビに夢中の息子
ガシャンと玄関のドアが開く音を聞いて

「あっ、パパだ〜」とにっこり笑顔で玄関へ行きました。

ひとりリビングに残された私は唖然・・・・
「今　はっきりとしゃべったー」

今までは「パパ」か「ばば」か曖昧にしか言えなくて
しかも私が「パパ」と言うと
それをオウム返しのように繰り返していただけだったのに・・・

あーどんどん成長するのよね

うれしいです。

ふかふかのやわらかいパンを握り潰す
ご飯はスプーンでダイナミックにまき散らす

味噌汁には手を突っ込み
おかずのいんげんを鷲掴みにしてばらまく

私の悲鳴に無邪気に笑う

毎日格闘のごはんタイム


スーパーに行けば
カートに乗りたくないと泣き叫び

歩かせればちょこまかと走り回り
商品を握り潰そうとするわ投げるわで

冷汗タラタラのお買いものタイム


お散歩はすたすたと急な坂の丘を難なく登るが
降りれない

なぜか平面の遊歩道で足がもつれ
スローモーションでこけて大泣き

お散歩中のワンちゃんを
追いかけて触る

公園で手を洗えば
ずっとお水で遊んでいたいと
蛇口を閉めた私に身をよじって怒る

ベビーカーに乗せるのも一苦労
私はくたくたです


家ではなぜか冷蔵庫についているマグネットを
足の裏に張り付けて
カツカツ音をさせながら歩くのがお気に入り

最近スリッパで歩くのもマスターしてご機嫌

食器棚のストッパーを力任せに開けて
今月で3個の食器を破損し

昨日は食器棚に自分が入って戸を閉めましたね
ちょこんと戸から見えたくるくるの前髪が
強烈な印象でおもしろすぎて忘れられません


おやつの果物をもっと食べたいと
毎日毎回大泣きしている。


そんな息子は本日1歳8か月になりました


私たち夫婦はこの子が生まれるときに
「健康で五体満足であれば何も望む物はない」と願いました。

願いどおり健康に元気いっぱいに育ってくれてありがとう
自己主張が多くなったけどこれも成長だよね

大変だけど頑張るぞ〜

熊本ではくまもんというご当地キャラクターが大人気で
中国でにせもんまで発売されているようですね
ご当地キャラクター人気投票ナンバーワンだって！

千葉県のちーば君も頑張れ〜

私はくまもんではなく香辛料のシナモンに注目しているんです
なんとシナモンは毛細血管の血行を良くするらしい

つまり血行不良が原因のハゲの予防にもいいってわけ
女性だって年齢をかさねても髪がふさふさだったら
若く見られることうけあいだわ

というわけで早速スーパーで100円の瓶入りを買い求めました
なぜネットで安い大袋を買わなかったのかと申しますと

シナモンって好き嫌い分かれるのよねー

ひそかに夫が毎晩飲んでいるカフェオレに入れてみる・・・
「何これ〜？」やっぱりばれました

理由を話して飲んでもらいましたが
やはり浮かぬ顔・・

カレーだと沢山入れても気にならないと聞いたので
今度試してみたいと思っています。

シナモン嫌いじゃない方
毎日飲んでいるコーヒーや紅茶に入れて
髪の毛ふさふさを維持いたしましょう！

私のオレンジ色のサンダルを履きたくて
玄関の土間を裸足で歩いている息子を捕まえました

捕まってしまい大泣きしていましたが
かまわずごしごしと足の裏を拭きながら
「玄関をはだしで歩いちゃダメでしょ」と説教

息子はいつものようにのげぞって抵抗したものの
後頭部を床にゴチン！
驚いて起き上がろうと体をひねったら壁におでこをゴチン！

興奮と痛さで泣きわめくも
母親の私は足の裏を拭くので手一杯で
いつもの「おー痛かったの　どこをぶつけたの　よしよし」をやってくれる気配なしで
パニックをおこしてしまったようです。

もうこれ以上興奮したところは見たことがないくらいの暴れっぷりに
いまさら抱きしめても効果なく

すこし落ち着けようと
暗い寝室に寝かせました。

素直に寝るはずもなく大泣き大暴れ
これが数か月前だったら素直にコテンと寝る子だったのになぁ・・・

玄関から出られぬように洗濯籠を並べていると
ドドドドドとすごい音を響かせながら
息子が飛んできました

涙と鼻水でグシャグシャの顔で
「ウギィーウギャアー！！！」地団太踏んで大抗議

まともに話ができなくても言ってる事はわかります

息子は「オレンジのサンダルが履きたくて
足が届かなかったからサンダルまで歩いただけで
何も悪い事していないもん」と言っているのです。

「ママがすぐそれを分かってあげなくてごめんね」

「ギャア　ギャア　ヒック　ヒック」（頭を叩くなんてひどいじゃん）
「それは誤解だよ　叩いてなんかいないよ　自分で転んだんだよ」

「ギー・・・」睨む（ママが足を引っ張ったからだよ・・・・）
「・・・・分かった　そうだね　悪かった　謝るよ」

抱っこして二人ともパジャマのままマンション通路に出て
外の風と風景を楽しんでいるとだいぶ落ち着いてきて

お散歩から帰ったお隣のお婆さんが息子を笑顔にしてくれました
ありがたいです。

町を歩くといろんな人に話しかけてもらえる息子

ベビーカーを押して歩いていると
まっしぐらにこちらに駆けてくる子供がいました

その勢いにひるんで立ち止まると
「赤ちゃんだ〜かわいいねーっ」と覗き込む男の子
キラキラした瞳はまるで子犬のようです。

「僕は何歳かな？」「あかちゃーん！」
おぉ完璧に無視されてしまった

「２歳だよね〜」後からきたお母さんが返事
うちと一年ぐらいしか変わらないですねーなんて世間話しながら

こうして少しずつ息子は地域の人に愛され
地元っ子として育っていくのだなーと感じました。

スーパーでも「わあ　この間の赤ちゃんだー」と女性の声で後ろから話しかけられたのですが
振り返ると見覚えの無い顔ばかりで誰が話しかけてくださったのかも分からない

こうして息子のお知り合いは増えていきます。

鳩の道から芝生を渡り
息子お気に入りの丘まで来ました

男の子二人がボールで遊んでいます。
「僕たちいくつかな〜？」とたずねると
「しゅー君３歳」　「僕もさんしゃい」ふたりとも指を３本立てて決めポーズ

「へー３歳にもなるとこんなにしゃべれるんだ」と思うぐらい
ペラペラおしゃべりする二人
落ちた小枝やちょうちょの話しをしているうちに

「あのねー
トーマスの煙突が海にボチャンと落ちちゃったの〜」
手に持っていた木の葉や枝で丁寧に説明してくれます

「これがトーマスでガチャンガチャン　ボチャーン！」
「ボチャーン！って海に落ちたの」　あっはっは

質問してみました
「トーマスが海に落ちたらきっと重いから沈んでしまうよ
大変だよ」

「あぁ　クランキーがいるから大丈夫なんだよ」
クランキー？えーと・・・クレーンが付いた汽車だったっけ？

私がちょっと難しい事を言うと３歳児が分からないような困った顔になり
３歳児の舌足らずな言葉に私が理解しようと脳みそをフル回転させる会話

そんな中うちの息子は笑顔でうれしそうに私たちの周りをぐるぐる走りまわっていました。

おもしろいね３歳児
うちの子も早くおしゃべりできるようにならないかなー