気が付いてしまった。

プレ幼稚園でほとんどの子が自分で靴を履きかえるというのに
息子はまったく自分でやらない

ポイと足を出してポケーっとしているだけ
外履きを脱がせてもらって上履きを履かせてもらって当然という顔である

食事も元々小食の偏食のせいか
食べさせてあげないといつまでも食べない
私が口に運ぶとしかたなく口を開けるという感じ

食べさせてもらうのが当たり前という顔

そのくせ好物のゼリーやヨーグルトは
自分でバクバク食べるのでスプーンが使えないというわけではない

９か月先輩の親戚の女の子は　はや君の年の頃には
上手にお箸でおそばを食べていたというのに・・・・
やばい
息子に手をかけすぎてしまったのではないか・・・
甘やかしすぎたのではないか？

大家族の子ならもっと自分でやるだろうなぁ

そういうわけで息子が失敗しても怒らずに見守って
自分でやらせる事にしました。

まず　おかたずけ

「このおもちゃで遊ぶなら最初のおもちゃはかたずけようね」
「どうやって？」えっ？

見本をみせようと私がかたずけ始めたら
ほとんどかたずいてしまった・・・これはまずい
「一緒にやろうよ」
「嫌だ　ママやってよ！」

「これかたずけないとおもちゃ出さないからねー」
「ママがやりなさいよっ！」

「自分でやりなさいよ　はー君が散らかしたんだよ！」
「はー君　腰が痛いんだよ」なんだと！

「・・・・腰がどこだか知ってるの？」
「・・・・えーと　ココ」あっ　当たってますわね

靴も自分で履きましょう
「どうやって？」
じゃあ片方教えながらやるからもう片方は自分でやってね

毎回教えているのに本人がちっとも頑張っていないので上達せず
裸足で外にでるわ、靴のまま室内に入るわで
そのたびに大騒ぎの我が家です。

日曜日の朝　隣の寝室から息子の声が聞こえます
「ママ～ママが居ないよ、どこに行ったの？ママ～」
ドタン、ドタン
隣で寝ているパパを蹴飛ばしているらしい。

かわいい奴めと思っていると
隣の部屋から飛び出してきて「ママ～」
「おお　寂しかったんかい？」
「ママ～なんか食わせろ！」えええっ

「ご飯にする？パンにする？」
「そんなんじゃなくて」

「麺が食べたいの？・・・あぁ果物か？みかん？」
「そんなんじゃなくて！」

朝からお菓子なんてあげませんよ
「お菓子だったら朝ごはんをきちんと食べてからだよ」
「ウギャー」暴れる

最近寝る前にお腹がすいたと泣くくせに
朝ごはん食べたがりません。

私の脛にある傷を見つけました
「ママなんかついているよ」
「怪我しちゃったのよ　夕べちゃぶ台につまずいて転んじゃったの」
「ふーん・・痛い？」

「痛かったよ～すねをおもいきりぶつけたんだもん」
「はー君が気を付けてねって言わなかったからいけなかったね
・・・ごめんね　ママ」

うるうる・・・
悪魔だったり天使だったり
今日で２歳１１か月
あと一ヶ月で３歳だね

夕飯後にコロンと横になった息子
最近は夕飯中でもお腹いっぱいだと横になってしまう事があり
注意していたのですが、ちょっと今回は様子が違う・・・

ありゃりゃ～両方の足首がちゃぶ台の脚の補強の棒に挟まってしまっています

私が手伝うとするりと右足は抜けたのですが
どうしても左足が抜けない

「どうしてこんなところに足を入れたの？」
「・・・むりやり入れたの」

「むりやり入れたのなら無理やり取らないとはずれないよ」
「いたたたた・・・痛いよ痛いよ～」

こうなったら最終手段はちゃぶ台を切るしかないよ
「壊そう壊そう」
簡単に言うけれどこれはかなり頑丈に出来てると思うよ

お爺ちゃんの　のこぎりを借りよう
パパの実家に電話すると泣きそうな弱弱しい声であーちゃん（祖母）と会話する息子
「挟まっちゃったの・・・そう・・だめなの
このまま寝ちゃおうかな・・・」トホホホホ・・・・

パパが帰宅してちゃぶ台をひっくり返すとすんなり足が抜けましたが
まったく毎日なにかしらやらかしてくれる息子です。

土曜日息子が朝食に半分だけ食べた鰹節の焼きおにぎりをつまんだら
なんだか少し傷んでいる味がして
やばいと思いましたが本人はいたって元気

「はやく幼稚園に行こうよ」とせかされて幼稚園のプレ教室に行きました
なんとなくいつもよりもテンション低め・・・

教室が終わって園庭で遊ぶのを毎回楽しみにしているのに
今日は自分から初めて「もう帰ろう・・・」と言いました。

「お砂遊びしたから、お手手を洗って帰りましょう」
洗面所でいきなりゲボっと吐いて驚いた。

大急ぎで帰宅すると玄関で「出ちゃう出ちゃう」「えーっ」
玄関マットの上で嘔吐

すぐに息子の手と足を洗って寝かせ
玄関マットを洗って洗濯機に放り込み寝室に行くと

気持ち悪いのか寝れずにゴロゴロしている息子
さらに布団の上で嘔吐自分に言い聞かせるかのように
「大丈夫・・・大丈夫・・・もう出ないから」を繰り返します

エチケット袋と洗面器とタオルを用意して次の事態に備えました
大丈夫とは言うもののやはり気持ち悪いのか
４回目の嘔吐の後に涙目で
「気持ち悪いよう・・・早く良くならないかな、早く治らないかな」と
よわよわしい声で言います。

どんどん唇の色も悪くなってきた・・・
「・・・・やっぱりお医者さんに行こう」「いやー」
「じゃあ正露丸飲もうか？」「いやーもう出ないもん」

合計６回目の嘔吐の後すやすや寝て
ニコニコと機嫌よく起きてきて
絵本を見て笑っている姿を見て一安心しました

最近のいたずらにはすっかり手を焼いていた私ですが
弱弱しい息子を見ていたら（健康ならば腕白でもいいよ）と思えます。

「もう大丈夫なの？」と息子に聞くと「ごめんなさい」と答えました。
うるうる・・・ごめんない言わなくちゃいけないのは私の方だよ
本当にごめんね　大反省の一日でした。

夏休み明けのプレ幼稚園
滑り台で自分の前に滑ろうと座っていた女の子の背中を３回ぐらい蹴飛ばして泣かせてしまった息子。

「うーん・・蹴飛ばしてごめんなさいって謝れるかな？」
「・・・・うん。ごめんなさいできるよ」
ちょっと不安でしたが息子の手を引いて女の子とお母さんの所へ謝りに行きました。

「・・・・」下むいてしまった・・・・謝れないかな？
いきなりおおきな声で万歳して「ごめんちゃ～い！！」
あぁ・・・やってしまった
息子の欠点のひとつは
すごーく軽くて笑顔で謝る事なんです。

他の人とおしゃべりに夢中になっていたそのお母さんは無反応
聞こえなかったのか
さらに怒らせてしまったのか確認することが怖くてささっと帰ってきてしまいました。

でも私の心はすっと軽くなったので
謝って良かったんだよね？
「ねーねーはー君　もうちょっと悪かったって気持ち出した方が良いのじゃない？」
「なんで？」
「・・・・ふざけているようにしか見えないから」

来年春には幼稚園かぁ・・・・
大丈夫かなあ・・・・