とても手間がかかりますが、タンポポコーヒーは、コーヒーの代用になりますね。麦茶を濃く煮詰めたら、コーヒーっぽくなったりして、…。そうは問屋が卸さないかな。

タンポポ（フジナ、タナ、グジナ、クズナ）
　　　　　蒲公英、苦菜、満地金、蒲菜（プーツァイ：満）

至る所の原野路傍等に生じ、乳の様な汁を含み、早春黄色の花を開く。最もよく知られた草の一である。
【分布】樺太より台湾まで各地、朝鮮、満州
【食用部位】若葉（開花前のものは苦味が少ない）
【食べ方】生は相当苦味が強いから葉を茹でて水によく晒して、汁の実、和え物、油いため、揚げ物等に用い、又水に晒したものを塩蔵してもよい。根は茹でて細かに切り、米に交ぜて飯とするか、或いは油でいためたり、磨（？）つて麺にしたり、細かに刻んだものを干して煎り粉にし、熱湯を注いで砂糖を混ぜるとコーヒー代用となる。タンポポには、カルシウム又燐酸が多く、又ビタミンＡを豊有し、Ｂ、Ｃも亦相当多いから栄養学上からも有力な植物である。
【参考】薬用に供し（解熱、浄血、発汗、健胃等）又催乳用として葉を食す。

シロタンポポ
前種に似るが花は白い。
【分布】本州中・南部より九州
【食用部位】其の他、タンポポに同じ。

セイヨウタンポポ
蔬菜用として栽培されるが、現在は野生化している。
【分布】其の他、タンポポに同じ。

と前述の本にはあります。