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from: 宮田さん
2007年12月16日 11時06分46秒
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野山のキツネは、ツバキとサザンカを容易に見分けたか?
板違いですが、どうにも冬は、話題に枯れますので、ご容赦の程を…。
もう一と月ほども前のことになりますが、童話を読んでいましたら、キツネが「ツバキの花びらで、爪を染める」場面がありました。
はてさて、そんな事ができるものかどうか。
安房直子(あわなおこ)さんの『きつね山の赤い花』という童話の中に、こんな場面があります。
「きつねのマニキュアはね、赤い花でするのよ。あなたのつめも、きれいにしてあげましょう。」
かあさんぎつねは、ゆみ子のそばへきて、箱の中から、新しいつばきの花びらを取りだしました。それから、ゆみ子の手をとると、花びらを、小指にこすりつけたのです。
たちまち、ゆみ子の小指は、つばきの花の色になりました。
しっとりした、ふかい赤です。日の光にかざすと、それはきらっと光って、まるでルビーのようです。
「知らなかった。花びらで、マニキュアができるなんて……。」
ゆみ子は、ため息をつきました。すると、きつねのかあさんは首をふって、
「いえいえ、そこらのつばきじゃ、とてもだめです。これは、きつね山のつばきだからです。」
といいました。
こんな話を下の子にしたら、つばきの花が咲くまで我慢できなくて、手当たり次第、赤い花のマニキュアを試すに違いありません。
きつねのかあさんも、そこらのつばきじゃ、とてもだめです、と言っているように、本当に普通のつばきでは、駄目なのでしょう。
と言いますのも、毎年の冬ごとに、思う存分、赤い花を突い散らすヒヨドリのくちばしも、いっこうに赤く染まっては、おりませんから。
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安房直子さんの作品は、以下のサイトにまとめられています。
http://misty.rose.ne.jp/mona/
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ウィキペディアには、ツバキとサザンカの見分け方が載っていました。ツバキとサザンカの区別など、思いもよらぬ事。「思い込む、思い違う」、他の事でも、きっとあるのだろうなと、益々自信のなくなる出来事でした。ヒヨドリは、いいなあ。ここで、一首。
ヒヨドリは 知っているのか
ツバキの花 サザンカの花 散らし飛び去る
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%90%E3%82%AD
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愛知県東三河地方は、最低気温が4〜5度です。
皆様のお住まいは、いかがでしょうか。
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