私はよく、殺し屋から逃げる夢を見るので、それがどんな意味を持つのかを考えました。

何かを欲しがる時の想念、特に、自力でそれを手に入れようと必死になっている時の想念には、なかなか気が付きません。

我に返った時にその想念を思い出してみると、その欲しいものとは反対のものから逃げようとする、恐怖と言ってもよい想念であることに気付きます。

反対のものを遠ざけようとすることは、一枚の紙に喩えると裏側だけを無くそうとするのと同じです。

そんなことはこの三次元の世界では不可能です。

よく見るその夢は、私がそのような盲目的な精神状態にあることを暗示しているのかもしれません。

常に安全・安心でなければならない、という信念に従ってそういう想念を選び続けた結果、溜まりに溜まった同じ量の反対の想念が夢を通して流れて行くのかもしれません。