‘幸’という字は、－(マイナス)と＋（プラス)の間に立つと書いて幸になる、というのが私の解釈です。

そのことについて考えました。

＋のみに立つと書いて‘辛’という字になります。

これは人生を表しているように思います。

－を排除して＋のみに立つというのは、勝たなければならないとか、安全安心でなければならないという考え方で、そういう生き方はかえって辛くなるばかりです。

しかしながら…。

多分、人間というのは…人間だけに限らないかもしれませんが、どうしても＋の方向に行きたがるようになっているのだと思います。

だから、－を不満を言わず受け入れる覚悟が出来ている人が幸せな人なんだろうなと思います…。

最近の秋葉原事件や死刑執行のニュースを見て考えたことを書きます。

このような事件は、何千年と続いてきた現代社会における社会現象の１つに過ぎません。

世間では犯人を責める意見と逆にかばう意見が大半を占めているように見受けられます。

しかし最大の問題は、大半の人が他人ごととして或いは自分の身に起きたら怖い…などの程度に感じていて、まさか自分がそれらの事件に影響を及ぼしているなどとは夢にも思っていない点です。

静かな水面に石を落とせば何処までも波が伝わっていくのと同じように、言葉も思いも行動も、発せられた瞬間に伝わって行きます。

それが社会という現象を作り出していることに真の意味で気づいている人は１割に満たないのではないでしょうか。

私自身も今回の事件により、ようやく気づかされました。