時々感じる存在
それは幼い時から感じていた、穴

まるでそこから、床･壁･天井、
全てを通り抜けれる気がしていた

見えている訳ではない
けれどそこは、
何かに繋がっている事が分かる

目に見えない
けれどそこにある、穴

それはきっと、魔界･霊界、
そういった物に繋がっているのだろう

きっとそれは、肉体ある時には通れない

けれど、その穴を通り、
その先に一体何が待っているのかは、
誰も知らない

帰っても来れないかもしれない

それが良い事なのか、悪い事なのか、
それすらも分からない

だけどきっと、それが何であろうと、
俺はその穴の存在を、
ずっと、感じ続けるのであろう
一生……