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from: 岐阜のすーさん
2007年09月30日 05時21分53秒
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子どもとつながる
子どもとの信頼関係は、教師にとって一番大切にしなければならない。
毎日の生活の中でどの子ともそのつながりを作っておくことはなかなか大変である。これも教師の努力次第。
つながりを作る方法は様々である。
できれば、短時間で多くの子どもとつながりを作りたい。
<声をかける>
朝や帰りにあいさつをする。
授業中に指名をし、発言に評価をする。
授業中机間指導をしながら、コメントをする。
休み時間に話をする。
<一緒に活動する>
掃除を一緒にする。
給食時間にグループで食事をする。
手伝いをお願いする。
<ふれる>
「頑張って!」「さようなら」などの握手をする。
頑張りを認めて頭を撫でる。
説得するとき両肩に手を当てる。
泣いている時、手を握ったり、肩に手をやったりする。
痛がっている所をさする。
「頑張ったね。」の両手タッチをする。
遊びの中でだっこやおんぶをする。
※触れ方によっては、問題となるので十分注意する。
<作品にコメントする>
日記にコメントを書く。
図工の作品にコメントをつける。
習字の作品にコメントをつける。
テストにコメントを加える。
ノートにコメントを書く。
○具体的な取り組みの例
・帰りに全員と握手をしてさようならをする。
・日記を毎日書かせ、コメントを書く。
・合唱している間に机間指導をしながら、よい姿には肩に触れる。
・理科のノートを集め、書き方や考え方の素晴らしさを評価する。
・給食時に子どものグループに入り一緒に食事をする。
・休み時間に子どもと一緒に遊ぶ。
○こころをつかむ
つながりを作ることで子どもの心をつかむことができる。
ー手をつなぐー
・手を出した時に、子どもからつなぐか、それともこちらからつなぐのか。
・つないだ時の子どもの力はどの程度か。
これだけでも、子どもと教師とのつながりや距離が分かる。
力を入れる子の中には、教師を避けている子はいない。
子どもが近づいてくるのを待っていても子どもとのつながりは作れない。
さて、子どもとつながる方法を生活の中にどれだけ作っているだろう。そして、子どもはそれで満足しているのだろうか?-
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from: 岐阜のすーさん
2007年09月29日 06時19分00秒
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納得するまでこだわる
納得したことは姿として見えてくる。姿として見えないことは納得していないかもしれない。
分かってできる姿は、ここにある。
「わからない。」を大切にすることは、納得できる子を増やす努力だと考えている。
「何とか分かってほしい。」
分かってもらうために知恵をつかう。
・何度も何度も繰り返す。
・言い方を変えてみる。
・視点を変えてみる。
・表現の仕方を変えてみる。
・より具体的にする。
・確認しながら話してみる。
・ゆっくり丁寧に話してみる。
・分からないことを尋ねてみる。
・分からないことの選択肢を作り、選んでもらう。
・仲間に助けを求める。
分かってもらいたい気持ちが自分をも変える。
・話し方が上手くなる。
・聞き分けがよくなる。
・相手の気持ちを分かろうとするようになる。
・子どものすごさに気づいたり、子どもに感謝できるようになる。
・仲間の有り難さを感じるようになる。
・自分に自信がもてるようになる。
納得したかどうかは、させてみるとわかる。
もし、納得させることができたとしたら、自分の何がそうさせたのだろう。
努力したことはあっただろうか?
それとも、相手の思いやりに支えられたのだろうか?
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from: 岐阜のすーさん
2007年09月28日 06時10分08秒
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見つめること
いつも子どもは「先生、こっちを見て!」とサインを送っている。
子どもなりの願いをもってサインを送っている。
そのサインをサインとして見られるかどうかは、こちらの見つめ方次第。
<色眼鏡をかけて子どもを見る>
指導しようと思うと「この点はどうだろう。」と教師の側の視点から子どもを見ることがある。
この視点がなければ、子どもを伸ばすことはできない。
だから、これは決して悪いことではない。
ただ、教師の願いから生まれるものであって子どもの内にあるものではないことを踏まえていることが大事だと思う。
<素で子どもを見る>
指導の意図なく、子どものあるがままを見ることは、なかなか難しい。どうしても教師の「教えたい。」「育てたい。」の意識が邪魔をする。
何も語らず、笑顔で、じっくりと見つめる。
子どもから反応が返ってくる。
「先生、何見ているの?」「先生、〜だよ。」などと声をかけてくる子。
「そんなに見ないで!」と訴える子。
にっこり笑って活動を続ける子。
何か心と心がつながったと感じる一瞬である。
今日、場面緘黙と言われる子どもと関わることができた。
何も語らないが、ちらり、ちらりと授業の中でこちらを見る。何かを訴えかけてくる。
(そうだ、以前掃除中に取り組みのよさをみんなの前で紹介した子だ。場面緘黙とはその時は知らなかった。)
「あなたを見ているよ。」・・・素で見つめ続けることで心を開いてくれたように感じた。-
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from: 岐阜のすーさん
2007年09月27日 06時10分09秒
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個を生かす
学校は集団生活を行っているため、いろいろな活動場面で一人一人の動きの違いから取り組みの差が見えてくる。
この差に着目することで、個を生かすことができる。
<活動の始まり>
取り組みが早い子
活動への興味関心の強い子
一緒に活動する仲間を気遣う子
今までの活動を生かそうとする子
<活動中>
諦めないで活動中、粘り強く最後まで取り組む子
工夫したり、知恵を出したりして取り組む子
困っている子を助ける子、困った時に助けを求める子
協力して取り組む子
<活動の終わり>
切り替えの早い子
成果や課題を話す子
粘り強く最後までしようとする子
活動を発展させようとする子
時間を見つけて取り組もうとする子
どの姿を求めるかによって子どもたちの姿が違ってくる。
そして、求め続けることで学び方が身に付いてくる。
また、求め続けることで内容が深まってくる。
活動や学習の内容と関わらせて育てたい子どもの姿をつなぐことで個を生かすことができる。
例1 興味関心
<活動の始まりだけではない。>
最後まで活動し続ける姿
困った時に助けを求める姿
活動を発展させようとする姿
時間を見つけて取り組もうとする姿
例2 知識理解
今までの活動を生かそうとする姿
(前提となる学習内容がある)
困っている姿
(つまずきとなる学習内容がある)
助ける姿
(支援する内容や手順が分かっていく道筋となる)
工夫や知恵を出す姿
(新たな学習内容が含まれている)
成果や課題を話す姿
(本時の学習内容を明確にすることができる)
思考判断や表現も同様に捉えることができる。
つまり、子どもの姿の中に学習する内容が発見できれば、子どもを生かすことがそのまま学習を深めることになる。-
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from: 岐阜のすーさん
2007年09月26日 06時03分29秒
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減り張りをつける
行事は、単調な日常生活に変化をもたらす。子どもたちの気持ちも解放的になることが多い。この行事が終わった時にうまく切り替えができるかどうかは、教師の指導次第だと思う。
つまり、行事の終わりや日常生活の始まりに何をするかということである。(生活に減り張りをつける機会)
何もしないでも日常生活は始まる。しかし、この行事で得たことを日常に生かすようにし向けたい。
振り返りや立ち止まりの場を設けて、何が成果で何が課題なのかを子どもたちと一緒に見つめることがとても大切となる。
その取り組みの中で子ども一人一人が日常生活にめあてを立て、前向きな姿勢にしてから日常生活を始めると何もしないで日常生活を始めるよりも意欲的に取り組むことができる。
<留意点>
・行事で何が変わったのか、伸びたのかを振り返る子どもになっているか。
・行事を通して、自分なりの成果や課題がはっきりしたか。
・個人だけでなく、集団としての成果や課題がはっきりしたか。
・今後の日常生活への教師の願いを語れたか。
教師の語りかけでかなり子どもの生活への意欲も違ってくる。「さあ、がんばるぞ。」の気持ちにさせたかどうかが今後の経営に大きな影響を与えることになる。-
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from: 岐阜のすーさん
2007年09月25日 07時20分13秒
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言葉をつなぐ
子どもに分かりやすく教えたいと思うのは、教師ならば当たり前である。
この分かりやすくがなかなか難しい。
よく具体的にというが、一番大事にしたいのが言葉
言葉は抽象そのもの。分かりにくさはこの言葉によるところが大きい。
(留意すること)
・子どもの使う言葉を使う。
・子どもが使えない言葉は、説明をする。
・子どもの使う言葉をつないで論理を作る。
なかなかこれが難しい。
子どもの思考に合わせるということは、まさにこの言葉をつないで論理を作ることに他ならない。
子どもが使う言葉で組み立てられないか、常に子どもの発言の内容にアンテナを張っている。
子どもの発言に敏感になることから授業作りが始まる。
<例>
・導入と展開が子どもの論理でつながっていないと学習課題は子どものものにならず、与えられたものになりやすい。
「今日はこれを勉強するよ。」と説明するだけで、子どもはそれを追求したいとは思っていないかもしれない。(子どもが知りたいことや欠けているところが見えない。)
※子どもが自分の言葉で「これからすること」や「進め方」を説明できるかどうかの見極めが大事。
・展開と終末が子どもの論理でつながっていないと分からないまま授業が終わってしまうことがある。
「今日の勉強で分かったことは、こういうことだ。」と教師が子どもに説明するだけ。(子どもが分かったわけではない。)
※子どもが自分の言葉で「今日は、このことが分かった。」と説明できるかどうかの見極めが大事。-
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from: 岐阜のすーさん
2007年09月24日 07時09分28秒
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立場が変われば、見方も変わる
よく立場が人を育てるというが、今まで見えなかったことが立場を変えることで見えてくる。これが、人を育てることになるのだろう。
1 求められることが変わる
(例)
・リーダーらしくしなさい。
・お兄ちゃんでしょ。下の子の面倒をみなさい。
・責任者なら、お願いします。
↓
2 その立場で責任を果たそうとする
(例)
・リーダーならば、何が必要なのか
・兄として何をすべきなのか。
・責任者として何ができるのか。
・何を大切にしなければならないのか。
↓
3 責任を果たすと仲間から信頼を得る。
・よくやってくれた。
・ありがとう。
・さすがだね。
↓
4 認められることで自信がもてる。
・やってよかった。
・自分でもできるんだ。
・これでいいんだ。
ー留意点ー
1について
・やる気がもてるように支えないとできないこともある。
(仲間の応援や推薦など)
・「私には無理」と自分で枠を作っていると変わらない。その枠を突破させるだけの力強い刺激が必要となる。
(見方を変える助言や経験談など)
・言い訳をして逃げようとする場合は、かなりのエネルギーが必要となる。理屈と情の両方が必要。
2について
・新しい立場に立ったときに必要とされる資質について理解できるような支えが必要となる。
(研修、説明会、打ち合わせなど)
・新しい立場での取り組みをよく見ている。
取り組みのよさや努力を見落とさない。
3について
・他者評価や仲間の支えが自信の源となる。
(仲間から認められるように仲間への働きかけの言葉)
「頑張りを見てね。」「協力してね。」「助けてあげて。」
・感謝を伝えることで信頼関係が増す。
「すごい。」「素晴らしい。」「よくやった。」「ありがとう。」など賞賛や礼を仲間から出るようにする。
4について
・自覚していることが大切となる。
「やってよかった?」「やり甲斐はある?」
・より高い姿を目指すことが次につながる。
「課題はある?」「こんな取り組みはどうだろう。」
任せきりにならないで、自信がもてるようになるまで丁寧に対応することで「やらされた。」ではなく「自分でやった。」となり自信ももて、新しい立場でものが見えてくる。
きめの細かい支援が不足しているために途中で自信をなくしたり、挫折したりすることがある。これは本人の問題と捉えるのではなく、その立場に立たせた側の問題と捉えた方が人間関係もうまくいく。-
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2007年09月22日 04時17分26秒
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学校は、教育の場
保護者のマナーの悪さが目立つようになってきたことを実感できるのは、運動会。
自分の子どもしか目に入らない保護者が多くなり、入らないようにロープで囲ってあっても中に入ってくる。
今回、次の掲示物を用意した。
「大人は子どもの見本です。」
「子どもが見ています。」
「マナーを守りましょう。」
などである。
さて、効果が楽しみだ。-
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2007年09月21日 05時31分12秒
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子どもは揺れている
年輪を重ねるに従って、人は落ち着いてくる。
それは、時間が経つとともに振り子の揺れ幅が少なくなっていく様子に似ている。
経験を積み、多くの人と触れ合う中で磨かれていくから揺れ幅が少なくなるのだと思う。
自我が目覚めていない子どもならば、その揺れ幅は大きい。
・固定的に見ていると見誤ることがある。
・丁寧に見ていると新たな発見をすることがある。
・刺激をすると新たな揺れを生じることがある。
教師は、学者であり、時には、医者であり、役者であり、易者であるとよく言われる。
揺れの収まり所を予測したり、収まり所に導いたりする姿は、まさに易者である。
「優しい子だね。」「元気がいいね。」「明るい子だね。」
「思いやりのある子だね。」「発想がいいね。」などと子どもに声をかける。
これは、
・「そんな一面もあるよ。」
・「そんな姿を発見したよ。」
・「そんな面が多く現れているよ。」
・「そんな姿が増えるといいな。」
であり、
「あなたはこんな子だ。」
と断定したり、固定したりするものではない。
当たるも八卦当たらぬも八卦ではないが、
・「見えていない面がまだまだあるかもしれない。」
・「本当の所は違うかもしれない。」
・「教師の前だから繕っているかもしれない。」
などと常に揺れていることを前提に見ていると見誤ることは少なくなる。
「裏切られた。」
「こんなはずではなかった。」
「信頼していたのに。」
などという気持ちは、過剰に子どもに期待したり、固定的に子どもを見たりした結果から生まれてくる。見る側も揺れてしまう。
子どもは揺れていると見れば、
「そんな面も合ったんだ。」
「新たな発見ができた。」
と、揺れることなく冷静に見ることができる。
子どもと一緒に揺れては易者にはなれない。-
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2007年09月20日 05時47分37秒
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仲間の力
子どもたちに一番影響を与えるのは、教師の生き方であることは間違いない。
しかし、それだけではない。仲間から影響を受けることも多い。
特に年齢が高くなるに連れて、教師よりも仲間から影響を受けたり、仲間の目が気になったりするようになる。
この仲間の力をうまく経営に取り組みたい。
・徹底させたいことがある時
技能を身に付けさせたい、同一行動をさせたいなどと思ったときに仲間が頑張る姿を見せたり、仲間がどう見ているのかの意見を聞かせたりする。
↓
↓ 「△さん、○さんを見てご覧。頑張っているよ。」
↓ 「みんなは△さんの姿をみてどう思う?」
↓
努力すれば、誰でもできるようになるんだ。
仲間は、私をこんなふうに見ているんだ。
・いろいろな見方を見つけさせたい時
分かっていく道筋を明らかにしたい、考えの根拠や行動した理由を考えさせたいと思ったときに仲間の考えを聞かせる。
↓
↓ 「このことについて、みんなはどう考えるの?」
↓ 「何故そうしたの?○さんの考えを聞かせて?」
↓ 「△さんは、○さんに聞いてご覧!」
↓
人によって見方が異なる。同じでなくてもいいんだ。
いろいろな生き方がある。素晴らしい生き方を真似したい。
あの考え方を取り入れたい。
・励ましたい時
仲間の力を借りて努力させたいと思ったときに仲間に声をかけさせる。
↓
↓ 「困っているよ。何かできることはない?」
↓ 「みんなで応援して!」
↓ 「○さん、△さんを助けてあげて!」
↓
みんなが応援してくれるから、頑張ろう。
○さんが助けてくれた。ありがとう。
・集団の一人を自覚させたい時
↓
↓ 「一人も欠かせないよ。みんなが揃わないとだめだ。」
↓ 「できてよかったね。みんなで頑張ったね。」
↓ 「○さんがいてくれたから、できたんだね。」
↓ 「○さんのおかげだね。ありがとう。」
↓ 「これは一人の力ではないね。みんなの力だね。」
↓
みんなで力を合わせたからできたんだ。
私もこの仲間の大事な一人なんだ。
みんなと一緒に頑張ってよかった。
教師の願いを子どもの中に発見し、仲間を生かすことができたら、子どもが参加する経営になる。
(「俺についてこい!」ではなく、「一緒に頑張ろう!」)-
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