人の言っていることを受け入れるかどうかは、子ども次第。

　１　信頼関係が築かれているか。
　　まず、これがないと無理。力づくでさせても自分のものとして受け入れていない。力が働かなくなったら消えてしまう。

　２　言われたことが分かっているか。
　　言われたことが、どうすることなのかが分かっていないとできない。

　３　言われたことに意欲をもっているか。
　　しようと思わなければ、行動しない。他に興味があれば、そちらに流れる。しようと思ったときに行動する。

　４　他の考えと比べたとき、選ぶ基準にあてはまるか。
　　言われたことについて別の意見があるとき、子どもはある基準をもって選ぶ。
　　・都合のよい方を選ぶ　（時間、嗜好、困難さ）
　　・ねうちのある方を選ぶ
　　　（ねうちがわからないときには、ねうちを示す）
　　・信頼関係の強い人の意見の方を選ぶ（保護者、友だち等）


　保護者（他の信頼関係の強い人）と対立してしまう意見であれば、簡単に子どもに受け入れられることはない。
　
　強引に受け入れさせてその場を繕うことは自己満足でしかない。

　受け入れてほしいと思うのならば、保護者（他の信頼関係の強い人）との関係を密にとり、理解を得ることから始める。

　対立していれば、間に入る子どもが迷う。決して子どものためにならない。
　
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