なかなか学級がまとまらないで悩んでいるＡ先生。
学級の子どもと接した感想を話し、次の質問をした。

「Ａ先生、先生は、次にすることは指示しているとは思うけど、それだけだと個々の動きがバラバラになって収集がつかなくなっていることはない？それを収めるための約束は作っている？」

「え？そんな約束が必要なんですか？」

「例えば、『先生がここに立ったら、途中でもやめてこちらを向く。』という約束。できるまで練習をしてこの約束が守れるようにするといいよ。」

放課後、

「先生、魔法にかかったようです。子どもたちの動きがまるで違います。今までどういう子どもたちだろうと思っていましたが、一生懸命に頑張る子どもを見ているととっても可愛くなりました。」