授業を充実させるために教師がしなければならない事前の準備はいくつかある。子どもに伝える３つの準備から考えることができる。

　この準備が欠けていると子どもたちの学習意欲を欠いたり、子どもに十分な力をつけられなかったりする。

　当たり前のことであるが、毎日続けられることが子どもの力となる。そして、今の自分がもっている力で毎日できることをし続けるていけば、教師力を伸ばすことは必ずできる。

＜教材研究＞・・・・心の準備
　毎時間毎時間の教材研究を確かにして取り組むことがもちろんベストではあるが、なかなか完璧にまで時間をかけて準備をすることはできない。努力することにねうちがある。しかし、出口の子どもの姿（「１時間でこんな子どもにする。」｝だけは明確にしておく必要がある。

＜学習時間の確保＞・・・・体の準備
　授業の始まる時刻には、必ず子どもたちの前に立っていること。
　これは、心がけ次第でできる。急用で少し遅れることがあるということが極力避けるように努力する。これが一番準備しやすい。始まりが大事。教師が守っていれば、子どもたちにも時間を守ることの大切さを話すことができる。

＜必要な物の準備＞・・・・物の準備
　時々、子どもに「職員室に○○を取りに行ってきて。」と授業が始まってからでも平気で話す教師を見かける。子どもの学習時間を確保するためにも必ず必要な物は事前に活動場所に準備をしておく。

　「これだけ準備したからきっとうまく行くだろう。」と思っていてもうまく行かないことは多い。しかし、準備がそれなりにしてあると「何故うまく行かないだろうか。」と振り返るのが教師根性。これが自分を伸ばすきっかけとなる。
　だから、し続けていくことが大事なのである。