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from: 岐阜のすーさん
2007年08月23日 04時46分18秒
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誰もが自分を生かしたい(3)
「あなたのよい所は?」と言われてもなかなか「これ」と自信をもって言える子どもは少ない。ひょっとすると大人である私たち自身もそうかもしれない。
上に見たり、下に見たり、対等に見たりすることに慣れてきた子どもたちだから、いろいろな場面で自分のよさが出てくるし、課題も出てくる。何が自分のよさで何が自分の課題なのかがよく分からない状態である。
だから、次の段階として自分のよさは何かを自覚させることになってくる。
ここで大切となる活動が「聞く」「話す」「見る」である。
聞き方や話し方を鍛えることにより、「聞き合い」「話し合い」ができると、「いつもの自分」が見えてくる。また、一緒に活動している仲間と何度も関わらせいると相手の行動が見えてくる。
自分ではなかなか自分は見えない。しかし、外から見ている仲間は他と比較しているからそれが見えてくる。
自分を見てくれている仲間から「いつも○さんは〜だ。」
「○さんらしい。」という言葉が出てくるまで仲間と関わらせていくことに慣れていく。
「○さんらしい考え」「○さんらしい行い」「○さんらしい作品」などがそれである。
※ノートに名前が書かれていない時、これ誰のと子どもに聞くと「ちょっと見せて」・・・・「あっ、これ○さんの。」と言う子どもに出会う経験はないだろうか。
一人二人ではなく、多くの仲間が「そうだ。」「そうだ。」と言うことになると「自分はそうなんだ。」と自覚するようになる。
その中心となって認めていく立場となるのが、教師である。
一人一人のその子らしさをつかみ、承認する。
※何でもよさを見つけて紹介すればよいというものではない。その子らしさになるような紹介の仕方が自覚につながる。
(日頃から関わっているとその子らしさが見え、的確に紹介(「○○さんは、いつもこうするね。」「○○さんらしいね。」など)することができる。たまたま見えたことは可能性であって、その子らしさではない。また、みんなができ、自分もできていることもその子らしさではない。それは、基礎基本になる。また、らしさはできていく過程に現れることも多い。)
ー自覚を促す働きかけー
いつも〜してくれるのは誰?
この役(リーダー、係)に合うのは誰?
○さんらしいところ(考え方、やり方、作品)だね。
○さんらしいと思わない?
さすが○さんだね。
(教師がぶつかる壁)
・なかなかよさとして生かせない。
・すべての子の中によさを見出せない。
・生かし方がわからない。うまくできない。
※私自身も日々これに苦しんでいる。永遠の課題かもしれない。ただ、自覚を促す働きかけを繰り返ししていると子どもの反応からこつが見えてくる。-
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