子どもに一番分かりやすい指導が表情。表情が豊かな方が子どもには、指導が分かりやすい。表情を豊かにすることが指導力を高めることにもなる。特に、笑顔は、子どもに安心を与える。
　だから、子どもの前で笑顔を多く見せられる教師になりたい。これも努力次第である。
＜笑顔でいるために＞
・あなたが好きだよ。
・あなたの頑張りが見たいよ。
・あなたの素敵なところを見つけたよ。
・あなたがいてくれることが嬉しいよ。
・あなたと一緒にいると楽しいよ。
・あなたが元気でいると嬉しくなるよ。
・助けてくれてありがとうね。
＜哀しい時＞
・あなたが自分の力を出し切っていないことが哀しいよ。
・あなたが苦しんでいる姿を見るのが哀しいよ。
・あなたが一人ぼっちでいるのが哀しいよ。
・あなたの力になれないのが哀しいよ。
＜怒りたくなる時＞
・人に迷惑をかけて平気でいるあなたは許せない。
・うそをつくあなたは許せない。
・人を傷つけるあなたは許せない。
　見方一つで表情も変わる。子どもにこんな気持ちを伝えることができたら、きっと表情も豊かになる。
　できて当たり前と思っていると笑顔で接することはできない。「よくやった。」と思うから嬉しくなる。できないことや失敗をすることは子どもだから当たり前。できる自分から見るとできないことの方が多いと見るのは当然。できないと見て怒るよりもできるようになったと笑顔で喜ぶ方が子どもは生きやすい。できないことをできないと伝えるよりもできないことへの教師の思いを伝えたい。
　そして、子どもの少しの変化をとらえて心から喜べる笑顔の多い教師でありたい。