食育の啓発活動が盛んに行われるようになってきた。栄養教諭が中心となる方向ではあるが、現在のところ、学校での啓発活動は教師の力によるところがまだまだ大きい。
　学級の様子は様々。全員が前を向いて食べている学級、列のグループで食べている学級、４人班で食べている学級など形態が異なる。また、静かに食事をしている学級もあれば、騒がしい学級もある。また、全部残さず食べるように指導している学級もあれば、残しても気にしないでいる学級もある。給食の残量は、豆類や煮物類など日本食が多い。等々。我々一人一人の教師の力量が試されている。
＜給食中にできること＞（気にかけること）
・残さず食べること（好き嫌い、もったいなさ、栄養のバランス）
・よくかんで食べること（食べるはやさ）
・味わって食べること（食事を見て、食事を食べて、食の話を聞いて、臭いをかいで）
・感謝して食べること（作った人に、食材に、保護者に）
・行儀よくたべること（手洗い、揃って食べること、箸の持ち方・扱い方、食べ方、姿勢、配膳・後始末、歯磨き）
・楽しく食べること（会話、一緒に食べる仲間、放送の聞き方）
　毎日の指導の積み上げによりかなり高めることができる。意識するかしないかの差は大きい。