秋は、校外学習のシーズン。子どもたちが学校を離れ、初めて見ることの多い場面では、学校では見せない本来の子どもの姿が現れる。新たな発見をすることがある。予想できない動きをすることもある。
　最悪の事態を想定していれば、こんなことがあっても仕方ないと冷静に受け止めることができるが、想定外だと慌てて対応が遅れることもある。
＜慌てないための構え＞
・一人で対応せず、他の職員と連携し相談すればよい知恵が生まれる。
・計画はあくまで計画。計画通りにいかないこともある。
・指導の成果が現れるから、指導不足が子どもの失敗となって現れただけ。
・今指導することか後回しにすることなのかを考えよう。
・子どもの失敗を叱らず指導の至らなさと思い、今すべきことに全力を尽くそう。
・対応の仕方を子どもは見ている。私が慌てると子どもも慌てる。
・「どの子も大事にしているから」を判断の基準にもっていれば間違いはない。
・言い訳をしたり、自分をかばったりするのはみっともない。失敗を隠したり、ごまかしたりせず正直に誠意をもって対応した方が結果はよくなる。
・人の批判をしている時間があるなら、今できることを考えるべきだ。

＜対応の後も大事＞
・助けてもらった人々に感謝の気持ちを伝える。
・子どもたちには、めあてに合った行動か振り返り、今後の生活に生かせる場を考えさせる。
・失敗の原因を明らかにし、今後の対策を整理し、記録に残す。

　誰でも失敗をする。失敗したことを後悔するよりも失敗を次の成功に結びつけるための最大の努力を今している自分にしたい。