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from: 岐阜のすーさん
2007年11月10日 05時44分37秒
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できて当たり前にしない
「きまりは守って当たり前。」「約束は守って当たり前。」「この程度なら、できて当たり前。」「学習したからできて当たり前。」・・・それができなければだめだと考えていると見なければならないものが見えなくなる。(試合を観戦せずに試合の結果だけをみて勝ったと喜んでいることと同じ)
努力をせずにできるようになることは少ない。少なからずどの子もできるようになるために努力をしている。その努力の仕方にその子らしさがある。結果だけを見ているとその子の努力は見えないし、その子らしさも見えない。また、つまずいたとき、何が原因でつまずいたのかも見えない。
目指すゴールを示しただけで、のほほんとしていると「なぜ、できないの?」「何をしてたの?」と後からできない子を叱ることが多くなる。できるまでに必死になって「どこでつまずくだろう。」「どのようにできていくのだろう。」と子どもの努力を見ていると、感心したり、発見したりすることが多くなる。それは子どもを褒める材料探しにもなる。できない子を一人でも救う時間ともなる。見ていれば、「なぜ、できないのか。」の答えも見えるし、「何をしていたの?」と聞くこともない。担任であれば、つまずきの多い子やできるまでに時間のかかる子は事前に分かっている。のほほんとしていてる暇はないはず。
できて当たり前にしていると次第に子どもから離れていく。そして、子どもを見なくなるし、見えなくなる。子どもに寄り添いできるまで見守るからこそ、安心して子どもは失敗ができるし、挑戦することもできる。(観客がいて初めて試合が成立する。観客がいなくても試合を続けるだけの強さを子どもに要求するのは酷。)
マラソンでいうならば、ゴールに立って子どもを出迎えるのではなく子どもの頑張りを応援しながら伴走し、一緒にゴールを目指したい。-
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