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輝く瞳と素敵な笑顔

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  • from: 岐阜のすーさん

    2007年11月14日 05時37分23秒

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    問題を起こした子だけが悪いのではない

    学級に起こる問題は様々。またその原因も様々である。いじめもその一つ。いじめる子を許さないという構えでいじめる子を叱り指導することは当然であるが、いじめをいじめる子だけの問題と捉えていてはいけない。同様にけんかでも暴力行為であっても、遅刻や忘れものであっても問題を起こした子だけの問題として捉えていてはいけない。個の問題を個の問題と捉えるだけでなく、全体の問題と捉える目が集団を作る上ではとても大切になる。
    <問題を捉える視点>
    ・問題を起こしやすい環境になっていないか。
    ・問題が起きる原因を作りやすい学級の雰囲気はないか。
    ・問題を見逃しても平気でいる仲間になっていないか。
    ・自分の問題と捉えず、他人事にしていないか。

     問題行動を起こした子どもを個別に呼んで指導しているだけでは、学級として指導すべきことが置き去りにされてしまう。これがもぐらたたきをする原因になり、なかなか指導をしても変わらないという状況を作り出してしまう。

     問題が起きてからでは遅い。起きる前に手が打てると考えたい。そこで、問題が起きた時に、
    「私が気づけば、問題が起きなかった。」
    「声をかけていれば、もっと別の取り組み方があったはず。」
    「やめようよと声をかけていれば、やめていたかもしれない。」
    「こうしたらと助けていたら、問題が起きなかったかもしれない。」「もっと親しくしていれば、困らせずにすんだ。」
    「気持ちを知っていれば、助けることができた。」
    などと、仲間としてできることをできるだけ考えさせ、次の機会に実行できることは自分にないかを見つめさせることが集団を高める指導になる。

     一つ一つの問題をみんなで考えながら解決していくことで問題が起きにくくなる学級になっていくのだと考える子どもにする。

    例 落とし物が多い
    ・落とし物が多くても気にならない環境になっていないか
     教室が乱れていて物が整理されていない。
     仲間が物を落としても平気でいる。
     物を大切する指導がされていない。
    ・落とし物が多くなる原因を作りやすい雰囲気がないか
     物に名前を書かない。落とし主を捜さない。
    ・落とし物があっても平気でいる仲間になっていないか
     落とし物を拾わない。落とし物を届けない。
     よく落とし物をする子に注意を払わない。
    ・落とし物を自分のことと捉えず他人事として捉えていないか
     自分の落とし物ではないから関係ないと考える。
     落とし物をした子は困るだろうなと考えない。

    <自分にできることはないか?>
     整理整頓をすること
     物に名前を書くこと
     物を大切に扱うこと
     使ったものを元の場所に戻すこと
     落とし物を見つけたら拾って届けること
     「落ちたよ。」と声をかけること
     落としたら拾ってあげること
     落とし物をして困っていないか心配すること 等

     物をよく落とす子へ指導をするだけでなく、「これから自分にできることは何かな。」とか、「どの子もできるようになったら学級から落とし物がなくなるね。」などと子どもたちに働きかけることで子どもたちの落とし物への意識を高めることができる。

     目の前に起きた問題を集団を育てるためのチャンスととらえ、じっくりと考え、自分にできることはないかを子どもたちに見つめさせたい。

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