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from: 岐阜のすーさん
2007年11月18日 04時55分24秒
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安心を甘えにしない
子どもたちが安心して学校生活が行えるように常に安全に気を遣いながら、日々の実践を行っている。しかし、配慮が子どもの自立を妨げていることはないか考えたり、自主性の名のもとに子どもに任せて配慮を欠くことはないかを考えたりすることは、教師自身の安全意識の違いによるところが大きくその判断はなかなか難しい。
<教師が言わなくても、傍にいなくても安心してできるまでに>
1 傍にいて教えたり、やってみたりする。
見本を示したり、師範をしてしたりしてみる。
この時、なぜこうするのか、何に気を付けているのか思いや願いを一緒に伝える。
2 傍にいて、子どもにさせてみる。
子どもの仕方に誤りがないか、足りない所はないかを見極める。
この時「何に気を付けているのか。」「何を考えているのか。」「なぜそうするのか。」を問うて思いや願いも同じかどうかを確かめる。
3 離れて子どもにさせてみる。
「見ていなくても一人でもできるかな。」と問い、子どもだけでできるかどうかを確かめる。
この時、「心配や不安はないか。」を問うて相談に乗る。できれば、「一人でもできるね。」と自信をもたせる。
4 安心して任せられるか情報を集める。
本人ではなく、他から情報を集め、一人立ちできているか確認するための情報を集める。
この時、「○さんはうまくできているかな。」「○さんの様子の最近の様子はどうかな。」と心配する気持ちから声をかける。
5 他から集めた情報をもとに安心を伝える。
「やっぱり○さんだね。他の子がこんな事言っているよ。これなら安心して任せられるね。」「頑張っているね。他の子からも聞いたよ。すごいね。」と安心した気持ちを伝える。
※癖になるまでし続けるなければ安心につながらない。悪い条件が重なると事故につながる。
<安全に関わる具体的な場面>
登下校、廊下の歩き方、遊具の使い方、理科・生活科・図工・家庭科での道具の使い方、はさみ・カッターなどの文具の扱い方、道具のしまい方、集団での行動の仕方等
指導の途中で見届けを忘れたり、安心するのが早かったりすると子どもだけでなく、教師にも甘えが生じる。いつも隣に危険が口を開いていることを意識したい。また、安全指導は、それだけで指導することは少なく、他の指導と同時に行うことが多い。つい忘れがちとなる。
「本当に任せてよいのか。」「任せられるのか。」「これで安全か。」を問い続ける目を持ち続けることが、本当の安心につながる。-
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