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from: 岐阜のすーさん
2008年01月25日 05時35分17秒
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友達に見せた涙
学級に入れない子どもの気持ちを理解して,教室に入れるようになるまでの働きかけはなかなか難しい。
数人の子どもが職員室に話し合いたいと言いに来た。教室に入れず職員室にいる子を交えて話し合うことになった。「教室に入るのが恐い。仲間から何か言われ責められるのではないか。」と怯えている。間違ったことを正そうとしても通用しない。その言葉は,「何か言われた。」「恐かった。」「責められた。」になってしまう。何ができるのか分からず,涙を流す子ども。
「誰もいないなら教室に入れる。」という言葉は,「一緒に勉強したくないというサイン」に聞こえてくる。涙がまた増えた。何ができるのか,一生懸命に考えた。
「それなら,声をかけなかったらいい?」「それは,無視しよっていうこと?」「何もしないでもいい?」
何も言わないで黙っている。・・・・そのうちに「何か言われたら,ちゃんと僕たちが守るから一緒に教室で勉強しようよ。」と声が上がった。「そうだ。そうだ。心配しなくてもいい。」と同調する声。「変なことを言ったら,代わりに言い返してやる。」等
すると,「僕もここに住みついていはいけないと思っている。教室で勉強したい。」涙を流しながら説得する友達に少しずつ気持ちが動いていく。
「今,すぐは無理かもしれないけど。考えて。」「そうだ。そうだ。」「いっしょに行こうか。」「みんなに何て話すか,相談しよ。」「その代わりに私たちに言いたいことがあったらちゃんと言ってよ。」等と色々な言葉が跳びだした。
「わかった。僕言う。」・・・「僕,教室へ行く。」・・・「僕も話す。」とポツポツと話をする声でみんなの姿は明るくなった。
教室のみんなに話す言葉を紙に書き,教室に向かう作戦を立てる。誰が何を話すか役割を決めて動き出す。そして,みんなそろって職員室から教室へ向かった。子どもたちの新たな挑戦が始まった。-
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