久しぶりに一日，補充に入った。
「先生，あそぼ。」「先生，見て，これできるよ。」「先生，怪我した。」などと，子どもたちから関わりを求めてくる。「可愛いなあ。」「よし，頑張ろう。」・・・そんな気持ちにさせてくれる。
　この時期だからかもしれないが，中には「次は，こうするんだよ。」と学級の約束を教えてくれる子もいる。子どもたちの１年間の成長を言葉から見つけることができる。
　また，いろいろな姿を発見することができる。仲間関係が密になり分かり合えることが増えたため，以前よりも自己主張が強くできるようになってきた。トラブルも発生することがある。ここにも成長の跡が見える。その問題を解決しようと仲裁に入り，わけを聞いたり，自分の考えを話したり，思いやったりする子もいる。他にも，自分の仕事がわかりやり切る子，学級の約束を守って生活しようと呼びかける子，友達の仕事でもいやがらずに快く引き受けてくれる子，こんな姿を見つけると嬉しくてたまらない。低学年だから余計に変化が見られるのかもしれないが，担任の１年間の努力の跡が子どもの姿から見ることができる。
　一緒に教室で生活していると子どもの成長は，見えにくいかもしれない。また，今起きている問題も成長の過程として捉えることは難しいかもしれない。たまに関わることで担任には見えにくいものが見えるように思う。
　子どもたちの成長を担任に伝えよう。きっと喜んでもらえに違いない。