いよいよ年度末の評価の時期になった。１年間の成長を子どもたちが実感し，保護者にそれをわかりやすく伝えることに全力を尽くしたい。しかし，評価する内容の準備に追われることが多く，なかなかうまく伝えられないのが現実。
　通知表で示すことが一般的であるが，これでわが子の力を理解して頂くのはなかなか難しい。それでも，大事にしたいのは，所見。
　持ち上がりが少なくなった今，その子のよさを最大限に見つけ，紹介し，今後の歩む方向を示したい。
・残るものだから，誠意をもって書きたい。
・今の子どもの姿の中から今後この子にとって生きる力となってくれるだろう点を保護者に伝えたい。
・その子の生き方として，素晴らしい点を保護者の紹介したい。
・今後，努力することでさらに伸びることが期待できる点を明確にしたい。（これがなかなか書けない。）
※記録が残るので，できるだけ差し障りのないことを書こうという思いが強くなると，保護者には所見の意図が伝わらない。
　「一年間，お子さんをお預かりしました。私の力で十分伸ばすことができなかった点もまだまだたくさんあると思います。しかし，私は精一杯お子さんと向き合って伸ばしてきたつもりです。お子さんをもっと伸ばしたいと思っていますが，お別れです。一年間の関わりの中で見つけたお子さんの素敵な所と今後伸ばしてもらうともっと素敵なお子さんになる所を書きました。参考にされて，お子さんと向き合って生活して頂ければ，幸いです。陰ながら応援させていただきます。」という気持ちで，最後の所見を書きたい。