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from: 岐阜のすーさん
2008年05月13日 05時45分38秒
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きめの細かい丁寧な指導
教師ならば,きめの細かい丁寧な指導をしたいと誰もが思っている。しかし,思っていてもできるわけではない。人数を少なくすればできるというでもない。
子どもがわかっていくステップを細かくし,一つ一つわかっていくための細かいステップを作れる教師でなければきめの細かい指導はできない。子どものつまずきを発見し,そのつまずきに合った手だてを用意すればよいわけであるが,わからないと言ったことを一方的に教師が教えてもそれがすぐに子どもの力になることはない。教師が手を出さず,子ども自身の力でわかるまでの道筋を語ったときに初めてわかったと言える。その歩みができるように支えることが子どもの「わかった」を支えるきめの細かい指導になる。「この子はどんな歩みをするのだろう。」「わかっていく歩みができるだろうか。」と気を配り,子どもと関わっていくと一人一人の子どものつまずき方の違いも発見できる。一人の子どもとじっくりと関われる教師であれば,そのつまずきも発見できる。
また,子どものつまずきを見過ごさない目をもっていなければ,きめの細かい丁寧な指導はできない。教師の論理で教師のペースで授業を進めていては,できる子どもしかわからない。「どの子もわかったかな?」「ここまでは,どの子もわかっているだろうか。」と一人一人のでき具合に気を配ることができれば,つまずきも発見できる。
授業の中で「わからない。」「できない。」と子どもたちが気軽に言える学級を作れば,つまずきは発見しやすくなる。それなのに「どうして分からないの?」「前にちゃんと教えたでしょ。」「このくらい,分からないの?」などと子どもを責めれば,子どもは「わからない。」「できない。」とは言い辛くなる。丁寧さを作り出すためにはまず,「わからない。」「できない。」と子どもが言ったときに子どもを責めないで丁寧に対応するところから始まる。子どものつまずきが予測できない教師であれば,まずはつまずきを子どもが教えてくれる学級に育てることだと思う。それがきめの細かい丁寧な指導ができる近道となる。-
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