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from: 岐阜のすーさん
2008年05月29日 05時01分15秒
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自主学習の勧め
補習はしなければ学習したことは身に付かない。それも自分に合った補習でなければならない。一番学習したことが身に付くのは自分に合っていることだ。自分の力を見極め,何をすべきかを考えることができるようにすることが学習の自立。人に言われて自分の力が分かるというものでもない。いつもまでも「あれをしなさい。」「これをしなさい。」と言われたことしかできない子どもでは,いつまで経っても学習の自立はない。自ら学びたいという気持ちをもち,「何をどの程度すれば,自分に力がつくのだろう。」と考えたり,「これだけすれば,身に付く。」と実感したりして学習を進めることが自ら学ぶ力となる。
何でもいいということではない。例えば,繰り返し。繰り返しをすれば定着を図ることができることは,誰でも知っている。だから,子ども自身にもそれを実感させたい。自分が何回繰り返すと大体身に付くのかを子ども自身は知っているだろうか。先生が3回やれというからやると言われるからするだけで,本当に自分にとって3回がいいのかという問には,答えていない。また,1回をどの程度の早さでやれればよいのかも不明確である。一律に3回繰り返せばよいというならばこれは,教師の傲慢でしかない。
また,子どもたちの考える力を身に付けさせるためには,この繰り返しだけでは不十分だ。まとめの勉強をさせることが大事である。学習したことを自分なりにまとめてみると,自分が分かっていると思っていても分かっていなかったことが見つかったり,どのように自分が分かっていったのかその足跡を辿ることで,考え方が明らかとなったりすることがある。
自主学習では,「繰り返しの学習」と「まとめの学習」の2つの学習を自分にとってどんな取り組みをすれば,身に付くのかを試行錯誤しながら見つける機会にしたい。
よしやってみようという気持ちにさせるのが,学校での授業。この授業が充実しなければ,家庭に帰ってまで勉強したいという気持ちにはならない。
「このことを家庭でもやってみるといいよ。」
「今日の勉強をもう一度家庭でまとめてみるとよくわかるよ。」
「ここが大事。これを繰り返すといいよ。」
などと家庭で学習できそうなことを授業の中で示していくことで,家庭での学習とつなぐことができる。
当然,家庭学習をしてきたことへの評価も大事である。
・家庭で自主学習に取り組んだことへの評価
点検活動を確実に行い,取り組むことへの意欲を持たせたい。
・自主学習で取り組んだ内容への評価
内容や表現について紹介する場を設け,質を高めていけるように取り組んだ内容にレベルを設け,段階的な指導を行いたい。
・家庭学習した内容が身に付いているかの評価
授業の始まりなどに復習の場面を作り,家庭での学習の成果が出せるかを問いたい。「やってよかった。」という気持ちを持たせることが次の取り組みに役立つ。
家庭学習は家庭学習だけでは成立しない。授業と結びついて始めて成立する。このことは,日頃の授業の質を問われることになる。-
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