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  • from: 岐阜のすーさん

    2008年07月13日 07時00分43秒

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    子どもを家庭に帰す

     いよいよ夏休みを迎えようとしている。夏休みには家庭に帰すと言いながら、40日ほどあるのだから、この程度はさせたいという思いからかなり多くの課題を出すことがある。
     学力を定着させるためには、復習は大切である。繰り返し行うことなくして定着はありえない。だから必要だと思う。
     しかし、それも子どもが望むものでなければ、負担が大きくなり、意欲も減退する。力を付けるためには、個々の能力と相談しなければならない。大事な意欲を欠いていては力になりえない。
     個々の子どもたちの夏休みの生活がどのようになるだろうかとイメージを膨らませ、家庭の事情に合わせて課題を出すことが負担軽減となる。現在の所、一律に出され課題で取り組むことが多い。そのため、課題をこなすことだけになってしまう。課題をこなせば力がついたというものではない。保護者も「宿題を子どもにさせる。」ことに精力を使うことになる。 本当に力を付けるためには保護者との連携をとり、個々の家庭の状況や子どもの力に合わせて課題を作っていくこと大事だ。
     夏休みの生活と学習量を把握するところまでは、事前に教師はしなけrばならない。そして、負担が大きければすぐに解消できるように休み中に連絡を入れたり、子どもからの相談を受けたりできる受け皿を用意したい。
     定着させる学習に関してすべて家庭に任せることはできない。家庭を支援する構えを常に持ち続け、窓を開き、いつでも相談できるようにしておくことで保護者も安心して家庭に任されたという気持ちになる。教えることのプロである私たちが出なくて、どうして家庭で学習することができるだろう。あくまで、学校での学習の復習を家庭にお願いするという構えでいたい。できない家庭はだめだというのではなく、できる家庭になるように支援をすることだ。
     それよりも家庭でしかできないことに力を注いでもらうことの方が子どもにとって意味のある家庭生活になる。
    ・学校では味わえない体験を夏休み中にすること。
    ・長期の期間だからこそ取り組めることに挑戦すること。
    ・日頃関わりの時間が少ない家族との絆を強めること。
     あくまで、学校で学習したことの定着は副食。主食ではない。それがいつの間にか主食のようになっている。家庭生活の充実のためには主食と副食を間違えてはいけない。

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