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from: 岐阜のすーさん
2008年11月11日 06時08分07秒
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行動を変える見方考え方
失敗から学ぶことはいろいろある。その時に「行動を変えなければ。」と思う人もいれば、「見方や考え方を変えなければ。」と思う人もいる。
しかし、子どもたちの様子を見ていると、行動を変えることへの気づきは多いが、なかなか見方や考え方への気づきは少ない。
よく授業に遅れてきた子どもたちが、「遅れてすみません。」と教室に入ってくることがある。この時多くの子どもは、「今度から遅れないようにします。」と話す。そして、次からどのような行動をするのかを話す。
しかし、遅れないようにする行動をしないためにどのような考えをもてばよいのかが話せる子どもはいない。また、これでよしとする教師も多い。
この時、「どんな気持ちで、先生があなた方を待っていたのか分かる?」「遅れると思ったとき、先生のことを考えた?」と待っている側の気持ちを考える問いかけを子どもたちにする。中には、全く活動に夢中になっていて何も考えていない子どももいる。この問いで初めて気づく子どももいる。このことに気づきがないでいるとすれば、子どもたちはまた同じ失敗を繰り返すような予感がする。待たせている相手がいることに気づくことで行動を変えることができる。
「『先生が待っている。』と思ったら、何をする?」
「一人でも気づいた子がいて『先生が、待っているよ。』と声をかけたら、きっと気づいていない子でも気づくでしょ。」
と、話をすれば、新たな考え方に合った行動が見えてくる。すると、次からの行動を変えることができる。そして、この考え方に立てば、すべき行動も1つではないことにも気づき、この考え方に合った行動を探そうとする。
考え方が変われば、行動も変わる。そのきっかけは、教師が行動を変えるための考え方を子どもに伝えることだ。私たちがどれほど、行動への働きかけが多いかに気づいた時、投げかける言葉が変わってくる。ここに教師の生き方が見えてくる。-
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