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from: 岐阜のすーさん
2008年11月13日 05時27分13秒
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どこまで子どもの力で?
自習をしている学級を覗く。席を立つ子も殆どなく、静かに学習を進めている。これは、素晴らしいと思い、後で担任に話をした。担任は、子どもたちに褒められたことを子どもたちに紹介した。すると、喜ぶどころか「そんなことはない。まだだめだ。」と子どもたちから返ってきたと言う。
この話を担任から聞き、子どもたちから完璧を求めている厳しさを感じた。どの学級でも同じようにこんな姿になるとは限らない。これは、それぞれの学級が作り出す風土であり、よりよい姿を求める姿がある学級だからこそこんな姿になるのだ。
ただ、どこまで子どもの力でできるかの見極めがとても重要になる。学級の中にはみんなと同じようにできない子は必ずいる。その子を本気で支えてできるようにしようという学級集団なのか、自分たちの価値観から「仲間だからそうすべきだ。」と押しつける学級集団なのかによって対応が異なってくる。
本気で支える仲間ならば、できない子の気持ちを考えたり、一緒に歩もうとしたりするため、できない子のペースが生かされる。しかし、押しつける仲間ならば、願いから行動を押しつけることが多くなり、できない子のペースは乱される。集団の力が強ければ、強いほど渦中の子どもには、その見極めは難しくなる。どんな学級集団なのかを捉えている教師だからこそ見極めることができる。
「よく頑張ったね。あとは先生に任せてね。」と教師がゴールを示し、新たな目標を示せば、子どもたちも次の目標に向かって歩み始める。全員到達した時の充実感をどの子にも味わわせたいという思いを強くもちすぎると負担が大きくなる。子どもたちの実態に合わせて充実感を味わわせる場をどこに設けるかは教師次第。ここは無理をしないで教師が前に立とうするか、ここは最後まで子どもの力でやり通そうとするかは教師の腕の見せ所となる。全員でできることを一つずつ根気強く増やしていくことに力を注ぎたい。誰でも一度に多くのことはできない。時間をかけ、一つずつ丁寧に取り上げることで子どもたちも充実感をもてる。できないからと言って焦っても子どもは急には変わらない。焦らずこつこつと進めることが子どもたちの力でできることを増やすことにつながる。-
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