毎朝、子どもと格闘し、学校へ行かせようと努力してきた不登校気味な子どもをもつ保護者と懇談をした。学校へ行きたがらない子どもと長年関わりながらも前向きに生きておられる姿に感動した。
　何とかしたいと思いながらも、なかなか子どもが変わらない。子どもの心が読めないでいるが、少しずつその心の中が自我の目覚めとともに分かるようになったと語る。「ものごとには、肯定的な意味があるはず。」と話すと、うなずき、子どもに気づかされた話をされ、最後に「この子がいるから今の私がいる。」とも仰った。
　関わる人から必ず学びがあると信じて、子どもを崖っぷちに立たせようとされている。そして、「諦めてしまわない私をこの子に見せていたい。」とも仰った。この言葉からは私には踏み込めないお子さんに対する深い愛情を感じた。
　私に何ができるのだろう？
・将来関わるであろう人とのつながりを作ること
・お子さんの可能性を広げるための学びの場を提供すること
・保護者の心が病まないように心のケアに努めること
できそうなことがいろいろ浮かんでくる。今より幸せな人生が送れるように少しでも関わることができたら幸せだ。できることから始めよう。